2017年1月16日月曜日

木花堂で見つけたマグカップ

 前回の訪問から2年ぶりに、熊野市のセレクトショップ 木花堂(このはなどう) へ行ってきました。
 尾鷲市梶賀町の網元ノ家から国道311号を走ること約10分。ワインディングロードなので前方だけに注意して走っていると見落としてしまいそうな小さな三叉路が、熊野灘に面した小さな集落である須野町への入り口になります。
 この道に沿って1~2分ほど進むと、水平線が急に視界に入ってきます。ここが須野町の集落で、道の終点は堤防。わずかばかり広くなった場所が集落共有の駐車場です。
 車を停めて、看板に従って集落の中に入っていき、しばらく石段を上った角地の家が木花堂です。
 2年前はご夫婦だけでの経営でしたが、おめでたいことにこの間にお子さんが誕生されたとのこと。
 さらに須野町自体に移住者が徐々に増えており、2年前は5人だった(!)人口が何と10名に倍増したそうです。数字だけで見たら100%増というのは三重県内でも最大級の人口増加率ではないかと思いますが、それはさておき。  

 もういっぺん、木花堂への行き方です。
 尾鷲方面からは熊野尾鷲道路(国道42号バイパス)の賀田IC下車。賀田町の集落から国道311号に入り熊野市方面へ南下します。熊野方面からは同じく熊野尾鷲道路の新鹿ICで下車し、国道311号を北上することになります。
 須野町への入り口はセンターラインのない道幅4mほどの区間です。


 国道からしばらく走ると、広場があります。ここがかつての小学校の分校跡で、この日は「須野マルシェ」というイベントをやっていたので車もかなり停まっていました。


 木花堂へは徒歩1分ほど。集落の中ですが看板が出ているので迷うことはありません。漁村らしく山の斜面にへばりつくように家々が立ち並んでいます。ただ、見たところほとんどが空き家です。


 左手の階段を上がっていくとすぐに店舗兼住宅の木花堂です。
 店内はこんな感じ。


 熊野らしい、木を使ったまな板やお櫃、カトラリー、積み木、キーホルダー類。御浜町特産の市木(いちぎ)木綿の座布団や小物入れ。地元熊野在住の陶芸家による土鍋や皿、カップといった焼き物。藍染の服や小物。などなどが所狭しと並んでいます。あさぶらもありました。

 2年前はショップだけだったのですが、昨夏から週末はカフェも併設しているとのことで、この日は小雪がちらつく大変に寒い日だったこともあって、コーヒーをいただきました。生き返った気分でした。

 で、あれこれ物色し、見つけたのがこれ。
 馬明窯(うまめがま)を主宰する陶芸家、畑中伊紀さんという方の手になるマグカップです。一目で気に入ってしまいました。(写真は購入後、自宅でコーヒーを入れた写真です。)


 ざらっとした肌が備前焼を思わせますが、熊野の土も使っているとのことで、武骨な把手のためもあって力強い感じがします。内側には白い釉薬がかかっていて、色のコントラストも素晴らしく思いました。
 
 熊野のセレクトショップというと、いかにも熊野熊野した、わかりやすく例えれば那智黒石の加工品とか柑橘系の関連商品とか、そういうものに目が行きがちなのですが、ここがやはり木花堂の一味違うところというか、熊野在住の作家作品も置かれていて、このような作家の創造性は熊野という土地柄とか風土とは切り離せないものでしょうから、土産物的な特産品とはまた違う意味で熊野らしいアイテムと言うことができます。
 
 熊野は高速道路が延伸し、安全に運転すれば名古屋や三重県北部のような遠方からも意外なほど短時間でやって来ることができるようになりました。その一方で、従来の主要道路だった国道42号や国道311号は交通量が減っており、ゆっくりと景色を楽しんだり途中下車しながらドライブを楽しむには良い環境になってきた面があります。

 東紀州地域(三重県南部の、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)に観光に来られる際は、熊野らしいアイテムと出会える木花堂のような場所にもぜひお立ち寄りいただいてはどうでしょうか。 

■木花堂 ~海辺の小さな集落にあるメイドイン熊野の衣食住&量り売りのお店~

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