2017年1月29日日曜日

鹿肉パティの「おいしかバーガー」を食べてみた

 約1年ぶりに大台町へ行きました。昼過ぎに用事を済ませ、せっかくなので昼飯は大台町の名店・一冨士の中華そばでも食べようとお店に向かったら、やはりというか長蛇の列ができており断念。
 これまた約1年ぶりに道の駅「奥伊勢おおだい」に行くことにしました。ここはレストランもおいしいし、お弁当なんかもいろいろあると思って入店すると、しばらく見ない間に店内が改装されていて驚いたのですが、それはまあさて置き、まずトイレに行こうともう一度店の外に出たら、スナックとかソフトクリームとかを売っている屋台で、鹿肉をパティ(ハンバーグ)に使った「おいしかバーガー」なるものを販売していました。
 田舎では必ず見かけるご当地バーガーというやつ ~わしの出身地の鳥羽市にも「とばーがー」というのがある~ の一つで、大台町の地元産物を使った「大台バーガー」という統一コンセプトの中で、使っている材料によって4種類くらいあるそうです。この「おいしかバーガー」は、①鹿肉パティを、②わさびマヨネーズを使い、③抹茶入りのバンズ(パン)で挟んだものとのこと。
 大台町に限らず、猪やシカなどの獣害に悩まされている全国の山村で、駆除を兼ねてこれらの肉をジビエとして活用、商品開発する動きが活発です。
 1個500円と手軽な値段だったので、試しに1つ注文してみました。


 おいしかバーガーは完全受注生産で、1つ作るのに5分ほどかかるので、席でしばらくお待ちくださいとのこと。


 鳥羽市のとばーがーの例では、そもそも何日か前にお店に予約しないと食べられないものもあって、確かに地元産品を使っているので制約はあるのでしょうが、こんなのは不便でしょうがなく、そのうち自然に消えてしまうでしょう。
 ご当地バーガーは事前予約制のほか、調理に20分かかるというような地域も多いので、5分でできると聞いて、さすが消費者の立場に立つ道の駅奥伊勢おおだいだなあ、と感心したのが第一印象でした。

 で、5分後、出来たのがこれ。(寒かったので、クルマの中に持ち込みました)


 包み紙全体に、ものすごくユニークなイラストが描かれています。大台町内の子供たちが描いた絵をそのままデザインしたそうです。捨てるのがもったいない!


 包み紙を開けると、レタス、トマト、チーズとあって、その下に鹿肉パティが挟まれています。写真には写っていなくてすいません。
 パンは確かに薄い緑色をしており、ほのかにお茶の香りがします。


 ガブリと食べてみたのですが、これがウマい!
 わしはグルメではまったくないし、味オンチを自覚しているので、鹿肉が牛肉とどう違うのかがあまりわからなかったし、おそらく鹿肉自体、それほどクセのあるものでなく、食べやすいお肉なのではないかと思います。
 ただ、獣肉ということでもっと香辛料が使われ、刺激のある味付けかとおもったら、ごくシンプルな塩味で ~わさびマヨネーズのわさび感もそれほどありませんでした~ おいしく完食させていただきました。これはおススメです。

■道の駅奥伊勢おおだい まごころ屋台  http://www.okuise-odai.jp/snack/snk_index.php
 
 その後、道の駅から車で10分ほどの近くにありながら、この日まで行ったことが一度もなかった、伊勢神宮・内宮の摂社、多岐原神社(たきはらじんじゃ)に行ってみました。伊勢神宮には多くの別宮、摂社、末社があり、伊勢志摩地域一円に分散して祀られています。
 この多岐原神社も今となっては幹線国道からかなり奥に入った山の中の集落にあるのですが、祭神の真奈胡神(まなこのかみ)にまつわる神話に彩られた、おそらくは静かな、外界の喧騒から隔絶した集落だったのではないかと思います。

 そう過去形で書いたのは、驚くべきことに、この集落の真上を高速道路(紀勢自動車道)の長大な高架橋が横断しており、クルマが通過する音がひっきりなしに谷全体に響いていたからです。


 この橋は「紀勢宮川橋」。全長は537m、高さは約40mもあります。ダブルワーレントラスという特長のある外観のためもあって、山の中に忽然と姿を現すイメージです。
 もちろんわしは、高速のこの区間を数え切れないほど往復しています。しかし、実際にこのような強大な構造物が作られた地域のことを考えたことはありませんでした。
 高速道路が必要なことは利用者として実感しているので、このようなことは書いても詮無いことですが、巨大な高速道路が頭上を通過しても、地元の集落は不可避的に少子高齢化が進み、おそらく獣害が増えているというのも、そうしたことが影響しているのではないでしょうか。高速道路利用者は、通過している地域の方々への感謝も忘れるべきではないと実感しました。

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