2017年2月16日木曜日

熊野の雲海が見られるという「ツエノ峠」

 ごく最近わしも知ったのですが、三重県の最南西部に当たる熊野市紀和町にツエノ峠という雲海の名所があるそうです。
 東紀州情報発信ブログ&Twitter によると、ツエノ峠は標高644m。熊野市内から30分ほどで山頂まで車で登れるそうです。
 また、熊野市観光公社がYoutubeで「紀和ツエノ峰・丸山千枚田の雲海動画」を公開しています。



 わしは熊野市紀和町には数え切れないほど行っているし、もちろん丸山千枚田も幾度となく訪れていますが、このツエノ峠というのは聞いたことがありませんでした。
 
 ただ、意外にも(?)ネットで検索すると、わりとたくさんウエブサイトやブログがヒットします。だいたい数年前くらいのものが多いので、ブログや動画投稿サイトがかなり普及してきたこのころが第一次ブームだったのかもしれません。

 面白いのは、これらのネット情報が、実際にあまりに雲海が素晴らしいのでしょう、ほとんどのブログが興奮状態で綴られていて、ツエノ峠とはどことどこを結んでいる峠道なのか、いわゆる熊野古道の一部なのか、ツエノという名前の由来は何なのか、そもそもどうやって行くのか、これらの写真や動画はどこから撮影していて、その周囲はどうなっているのか ~展望台はあるのか、休憩施設はあるのか、トイレはあるのか~ などの細かい記載がほぼまったくないことです。
 単純に、心の奥底から美しさに感動し、感激しているのです。皆がそう感じるとは、これはよほどすごい場所に違いありません。

 熊野市紀和町といえば、雲海が風に乗って標高240mあまりの風伝峠の斜面を流れ下ってくる、風伝おろしが有名です。
 こちらは数年前にわしも偶然見たことがあって、よくテレビでやっているほどには大規模な「おろし」ではない規模の小さなものでしたが、それでも雲海がゆっくりと頂上から下に降りてくる光景は感動ものでした。

 以前のわしなら、雲海というこんな素晴らしい「観光資源」をもっと活用して、経済的な利益が地元に落ちるようにすべきだ、と思っただろうし、他人にも語ったことだろうと思います。
 しかし、今は、これはもうそっとしておいて、見に来たい人、感動したい人は見にくればいいし、そうでない人まで無理に呼び込む必要はない、と思います。
 もちろん、地域に何の経済利益ももたらさなければその地域は持続できないので、ビジネスモデルは必要かと思いますが、世間でいう観光地化、観光開発には実は持続性がないこともだんだん学習してきました。

 うまく言えないのですが、わしが住む伊勢志摩のようにガツガツした観光地でなく、そういった損得勘定なしに自然に触れ合え、ほっとできる。そういった情報発信がむしろこここらあたりにはふさわしいのではないか、と思えるのです。
 ツエノ峠の雲海は、季節的には晩秋から冬にかけてのもののようですが、雲海抜きでもぜひ近いうちに行ってみたいと思いました。
 誰か行き方を教えてくれ!

■ふるさとBlog (熊野市ふるさと振興公社公式ブログ)
  ツエノ峰の雲海 2014年11月28日

<平成29年2月21日追記>
 熊野市は平成29年度事業として、紀和町内に新たに「道の駅」を整備することを明らかにしました。現在の紀和コミュニティセンターを改修して、観光と行政、金融機能を有する、地域コミュニティーの核施設とする予定だそうです。
 熊野市紀和町内は、世界遺産である熊野古道や丸山千枚田が有名なほか、北山川や熊野の天空の城「赤木城跡」、湯ノ口温泉などの観光資源が豊富です。最近はボルダリングのスポットしても人気があり、増加する観光客向けに利便施設の整備が望まれていました。

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