2017年2月21日火曜日

ミッフィーに関して初めて知ったこと

 ウサギのキャラクター「ミッフィー」の生みの親、ディック・ブルーナ氏が先日、故郷のオランダ・ユトレヒトで亡くなったそうです。89歳でした。合掌。
 JCASTニュースによれば、ブルーナ氏は1953年(昭和28年)に絵本作家としてデビュー。生涯で124冊もの絵本を手掛けましたが、1955年に発表したミッフィーは代表作で、世界50か国語以上に翻訳され、8500万部以上発行されているそうです。
 日本では昭和39年に「ちいさなうさこちゃん」として福音館から翻訳、出版され、以来、絶大な人気を集めています。日本国内だけで5000万部絵本が売れているそうです。
 そんな中で、いろいろネットを見ていたら、ミッフィーという名前は実は英語名であり、本名はナインチェ・プラウス(Nijntje Pluis)だというのを初めて知りました。横綱白鳳関の本名が、ムンフバト・ダヴァジャルガルだと知った時くらいの衝撃です。


 ナインチェとはオランダ語(konijn)で、「小さい、かわいらしい」「うさぎ」という意味で、プラウス(Pluis)とは「ふわふわした」という意味だそうです。なので、オランダ名のニュアンスは、石井桃子氏によって最初に邦訳された「ふわふわうさこちゃん」のほうが近いようです。
 ナインチェ・プラウスが英語圏での出版のため英訳されたとき、ミッフィ(Miffy)と訳された(命名された)のですが、英語圏での展開の広さや、昭和54年に講談社が新たに国内でこのシリーズの絵本を翻訳、出版した時に「ミッフィー」を使ったことから、日本でもミッフィーが広く普及することになったそうです。

 なお、人気を二分しているサンリオの「キティ」とは因縁浅からぬものがあります。
 ブルーナ氏と著作権管理会社のメルシスが、「ハローキティ」のキャラクターでキティの友達という設定の「キャシー」がミッフィーに酷似しており、著作権と商標権を侵害しているとしてアムステルダム地裁に提訴したのです。
 平成22年11月にアムステルダム地方裁判所はキャシーの使用差し止めの仮処分命令を下し、実質的にブルーナ氏側が勝訴しました。
 サンリオは直ちに異議申し立てを行い、さらに「ミッフィー」の商標権取り消しを求めて提訴する訴訟合戦になっていましたが、平成23年に東日本大震災が発生したことで、メルシスとサンリオは「訴訟を行うことにより費やす両社の諸費用を、むしろ日本の復旧・復興のために寄付すべきである」という結論を出し、和解したとのことです。
 ブルーナ氏は被災者に対して励ましのメッセージを添え、大粒の涙を両目から流すミッフィーのイラストを送っていました。(わしはぞんなこと全然知りませんでした)

 最後に、今更ながら驚いたのは前述のようにミッフィーは昭和30年生まれ。わしよりはるかに年上で、還暦を過ぎているということです。
 キャラクターは年を取らなくて、本当に羨ましい・・・・

■そらのオランダ通信ひとりごとブログ  ミッフィー・キティ訴訟  2010/ 11/ 06

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