2017年2月3日金曜日

「俺の街自慢」プレゼンバトル

 わしは日経MJに時々載ってる、ウソかホントか訳がわからないようなニュースが大好きなのですが、今日も見つけてしまいました。(2月3日付け)
 相手の地元をけなしながら我が街を自慢する戦い、名付けて「シティ プライド バトル」が全国で増え始めているというのです。もちろん、わしはそんなの見たことも聞いたこともありません。
 MJに取り上げられていたのは、東京・三ノ輪と川崎のバトルというものでした。この取り合わせ自体、異業種格闘技的な印象を持ってしまいますが、もちろんきちんとルールはあります。
 その街の歴史、名物、家賃相場など11のテーマが設定され、1つずつプレゼンし、もう一方はそれをけなしながら自分の街のプレゼンで応酬するというスタイルで進行していくそうです。
 笑点で甲府出身の小遊三サンと秩父出身のたい平サンがお互いの田舎度をけなしている、あんな感じかと思ったりしたのですが。
 くわしいバトルの内容は記事を読んでいただくとして、わしが興味深く思ったのは、このように俺の街自慢を繰り広げるプレゼンターの多くが、実はそこに引っ越して数年ほどの新参者だということです。「地元なんて何の興味もなかった」と告白する彼らが数年で熱く変わったのはなぜでしょうか?


 そもそもこの「シティ プライド バトル」、考案者は東京・武蔵小山の植原正太郎さんと、恵比寿在住の高橋賢次さんの飲み屋話が発端だったそうです。この2人はそれぞれ地元でコミュニティーづくりの活動をしており、話は自然と街自慢になっていったのですが、いつしか次第に白熱し、それならいっそトークイベントにしてしまえ、ということでイベント情報会社も巻き込んで実現したものだそうです。客からも参戦希望が続出し、今では月1回恵比寿のイベントスペースで開催されるようになりました。

 こうした人気の原因について、博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏は
・低成長やワークライフバランス重視の中で、家に寝に帰るだけでなく地元にも根を張った生活のほうが「クール」と価値観が転換してきた
・足元の働き方改革によって、この流れは加速する
 と分析しています。

 これを裏付けるように、すでに関西でも神戸で「ちいきいと」というプレゼン合戦が定期開催されているほか、3月には北海道など地方自治体の3副町長がI・Uターン志望者を当てこんだ街自慢ラップバトルを都内で開催する予定だそうです。
 わしの経験則では、こうした東京や関西でのムーブメントは約1年遅れで必ず三重県にもやってきます。なので、今年の暮れぐらいには「地方創生交付金」を使ってたくさんのプレゼンバトルが開かれていることでしょう。
 
 ただ、都会と違って地方の場合は住民の多くは奥ゆかしくて他人にふるさとの自慢などしませんし、一部には「おらが街は何もなくて恥ずかしい」と本気で思っている人もいるので、あまり盛り上がらないかもしれないことは懸念されます。
 地方では最後の北海道の例のように、住民誘致策の一環として認識されるかもしれません。

■little_shotaro   2017年流行る気がしてならない「City Pride Battle」
 http://www.littleshotaro.me/home/2016/12/2/2017city-pride-battle

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