2017年4月14日金曜日

4月14日現在、まったく謎

 財団法人日本城郭協会が「城の日」に当たる4月6日に 続日本100名城 を公表しました。平成18年に公表し9た「日本100名城」に続くもので、その時に惜しくも選外なったものや、同等の歴史的価値を持つものが、①優れた文化財・史跡、②著名な歴史の舞台、③時代・地域などの観点により6名の専門家が精査し、選定したものだそうです。
 三重県内からは、
1)津城(津市)築城時期1558~1570年、県史跡
2)北畠氏館(津市)築城時期1342年、国史跡
3)田丸城(玉城町)築城時期1336年、県史跡
4)赤木城(熊野市)築城時期1589年、国史跡
 の4城が選ばれました。
 県内では各紙が大きく報じましたし、お城ブームでもある今、所在する市町では最もホットな観光スポットして大々的にPRするはず・・・です。


 熊野市にある赤木城。わしも何度か訪れ、今は石垣だけが残るその孤高の姿がまさに「熊野の天空の城」と呼ぶにふさわしい、本当にすばらしいお城です。
 まだ見ていない方にはぜひ現地に足を運ばれることをお薦めします。(訪問記のリンクはこちら


 ですが、なんと熊野市役所のホームページ、熊野市観光協会のホームページとも、今回の続100名城への選定に関してまったく記載がないのです。
 選定されたのはもう一週間も前のことです。
 なぜここまで地元の観光PRに無関心なのか、不作為なのかは、本当に不思議としか言いようがありません。(わしが見つけられないだけでしょうか?)

 ちなみに、2つのお城が選ばれた津市は、市役所ホームページにも、津市観光協会のホームページにも、~当たり前ですが~ 誇らしいトピックスとして受賞の記事が掲載されています。

津市役所ホームページ


津市観光協会ホームページ

 北畠氏館跡があるのは津市でも山間地である旧美杉村地域。地元の数少ない観光名所であり、地域振興の核として選定を契機に観光客増加に結びつけようという熱意がひしひし伝わってきます。

 また、くしくも津城と赤木城は共に、築城の名手とうたわれた武将・藤堂高虎が大改修や築城を手掛けたものです。
 徳川幕府が安定期に入り、太平の世にふさわしい政庁として築城された平城の津城と、戦国時代真っ只中に熊野の在地勢力を武力鎮圧するための山城として造られた赤木城は趣が全く違い、構造の対比は興味深いものですが、津市と熊野市の取り上げ方の違い、関心度の極端な違いも興味深く感じます。
 地域の活性化のために、観光に注力する、観光資源を活用するなどといくら言っても、これほど情報感度が鈍いのですから、熊野市の観光がメジャーになることは永久にないのではないでしょうか。

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