2017年5月18日木曜日

イオンモール津みなみ、来年11月開業へ

 昨年2月に閉店し現在は更地になっている、津市高茶屋小森町の旧サンバレー跡地に建設されるのが、仮称「イオンモール津みなみ」という複合商業施設であることが明らかとなりました。(中日新聞朝刊 5月18日付け)


 サンバレーの後継施設がイオンモールであることはすでに昨年秋に公表されていましたが、今回明らかとなった施設概要では、敷地面積約6.8ヘクタール。店舗は4階建てで、総合スーパーのほか専門店街と映画館が併設されるとのことです。


 特筆されるのは災害時には住民の避難場所に提供することも想定されているという点です。
 イオンは東日本大震災の経験から、商業施設を地域住民の一時避難場所に開放するといった防災機能をグループを挙げて強化しています。
 新たなイオンモールの場所は、海岸や港湾からごく近く、南北の幹線道路である国道23号沿いで防災拠点機能が期待できることから、イオンモールとしては異例の、高さ24mの建物となるそうです。
 7月から工事に着工し、来年11月以降の開業を目指すとのことですが、イオンモール広報担当者によれば、これはあくまでも予定であって具体的なことは未確定だということです。

 津市にはイオンの大型店舗として、ショッピングモール型のイオンタウン津河芸、イオンタウン芸濃、イオンタウン津城山があり、さらに複合施設型のイオン津もあります。
 昭和53年に開業した旧サンバレーはこうした新たな店舗網、特に至近距離にできたイオンタウン津城山との競争に敗れて閉店に追い込まれたわけですが、今回、ここに新たなイオンモールが開業されれば、老朽化が目立つイオン津、そして松阪マームなどとの競争が激化することになります。

 イオンの岡田元也社長は、4月の決算発表で「(政府が提唱する)脱デフレは、大いなるイリュージョン」と述べ、イオングループの営業利益は増加している中でも、小売業界全体としては消費者の値下げ志向に対応せざるを得ない難しさをにじませています。
 これは確かにそうなのでしょうが、津市とその周辺繰り広げられている、イオン特有のドミナント戦略、すなわち同じグループ内の各店舗間で激しい叩き合い競争が繰り広げられる状況が、果たして本当に地域の消費者や生産者にとってハッピーな話なのかどうかはわかりません。

■はんわしの評論家気取り
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