2017年5月31日水曜日

佐藤琢磨氏に県民栄誉賞を

 モナコグランプリ、ル・マン24時間レースと並んで自動車の世界3大レースと言われている「インディ500」で佐藤琢磨選手が日本人ドライバーとして初優勝しました。
 インディ500は「インディアナポリス500マイルレース」の略称で、アメリカ・インディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイで毎年5月に開催される北米最大の自動車レースです。
 佐藤選手の優勝がどれほどの偉業なのかが日本の報道ではピンときませんが、当然ながらアメリカでは大ニュースであり、冷泉彰彦氏によると「(インディ500は)野球ならワールド・シリーズ、NFLならスーパーボールに匹敵するほどのスポーツイベントであるとともに、こうしたカーレースを支持しているのは白人が多いことから、白人の保守層を象徴するイベントでもあり、ここで日本人が優勝を成し遂げたことは、「クールジャパン」の多様性を示す意味でも大きな功績」だとのことです。(リンクはこちら
 デンバーの地方紙の記者が、佐藤選手の優勝を人種差別的なニュアンスで論評して大きな世論の反発を受け、結局解雇されたことも、このような文脈の中ではなるほどと理解できます。


 以前もこのブログに書きましたが、佐藤琢磨選手と三重県は因縁浅からぬものがあります。
 というか、高校時代は自転車競技で有名であったものの、大学進学後も夢であったF1レーサーへの夢が捨てきれず、中退して鈴鹿サーキットレーシングスクールに入門したことがカーレーサーとしてのキャリアの第一歩だったのです。
 鈴鹿サーキットなくして今の佐藤選手はないわけで、現実問題として、カーレースやオートレースは鈴鹿市の地場産業といってもいいほどすそ野が広く、多種多様な関連企業が集積しているのですから、佐藤選手の活躍を三重県民が「地元」としてもっと祝福してもいいのではないか、という気はします。

indianapolismotorspeedway より

 三重県には県民栄誉賞があって、昭和54年の創設以来、オリンピックの金メダリストなど4名が受賞しています。
 佐藤選手の優勝も、これにひけをとらないというのが世界的な客観評価のようなのですから、三重県も県民栄誉賞を授与する英断を下してもいいのではないでしょうか。

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