2014年10月20日月曜日

国会議員という「地域力」

 地方自治体に勤めていると、これはまあ買いかぶりかもしれませんが、ものすごい情報を持っていることを再認識させられる場面によく出くわします。公務員には守秘義務があるので、秘匿すべき情報を正当な理由なく口外することはできませんしありません。
 しかし、たとえば市町村であれば住民に直に接しており、戸籍や住民票や、保険や生活保護といったような、まさにプライバシーに直結する情報を膨大に持っています。都道府県になると都市開発や道路とか大規模施設の建設といった広域的な情報が集まってきますし、しかも出先機関を持っているので本庁が吸い上げる情報の総量はとてつもないものになります。国(中央省庁)に至っては、各省が持っている情報量は天文学的なものでしょう。これらは、組織や制度や法律によって、いわば公式に(フォーマルに)集められる情報です。

 その一方で、地縁血縁やビジネスに関連して集められ、集まってくる、いわばインフォーマルな(あくまで行政機関と対比しての話ですが)情報網もあります。それが、政治、いや、政治家という存在です。
 わしは国会議員や県会議員の知り合いはいませんし、直接話をする機会は皆無ですが、議員秘書の方々とはたまに会話を交わす機会があったりします。その時に、やはり政治の世界の情報量は相当なものだと感じますし、フォーマルな情報と比べてある種の泥臭さ、生々しさが強いようにも感じます。


2014年10月19日日曜日

鳥羽マルシェに行ってみた

 今月14日に 開業したばかりの「鳥羽マルシェ」に行ってきました。

 鳥羽マルシェは、鳥羽産の海産物や農作物の産直市場であり、今流行の郷土食を中心とした「地物ビュッフェレストラン」も併設されています。
 観光地・鳥羽は今まで、ともすれば水族館や真珠島といった施設を巡る、いわば施設中心型の観光スタイルでした。
 しかし、現代では観光は個人観光客にいかにその地域のファンになってもらうかが大きな生き残りのカギになっています。
 鳥羽マルシェの目的は、鳥羽の農林水産業や食の魅力を伝えて、鳥羽を盛り上げようということになるのかもしれません。

 鳥羽マルシェがあるのは、近鉄鳥羽駅の東側出口の国道をはさんだ対面にあり、交通アクセスが至便なほか、海もすぐ近くにあって鳥羽湾の素晴らしい景観が一望できます。
 まさに最高の立地と言えるでしょう。

2014年10月18日土曜日

伊勢・朝熊山上に「天空のポスト」があった

 標高555m、伊勢志摩地域の最高峰であり、古来から崇敬を集めてきた朝熊山(あさまやま)に行ってきました。
 金剛証寺での法要が目的だったのですが、今日の天気はまさしく秋晴れ。法事の後、お寺からクルマでほんの数百メートルの、山頂広場(展望台)に立ち寄ってみました。

 驚くことが二つあり、一つは、以前このブログでも書いたように、山頂広場を象徴する建物であり、伊勢志摩観光の象徴とも言えた朝熊山レストハウスが完全に解体され、元の敷地は芝生広場になっていたことです。

 わしにとっては見慣れた光景が失われた寂しさもあるのですが、古い、しかもかなり大きな建物が姿を消したことで、確かにある種の解放感が生まれており、つまりは広々とした空間にすっかり生まれ変わっていました。

 もう一つ驚いたのは、その芝生広場のやや端っこのほうに、今では街中でもあまり見かけなくなった、赤い円筒型の郵便ポストがポツンと建っていたことです。
 これはかなり異質な光景です。

 山頂広場を含め、有料道路である伊勢志摩スカイラインを管理運営している三重県観光開発(株)が設置(誘致と言うべきでしょうか?)したものらしく、その名も 天空のポスト というそうです。

2014年10月15日水曜日

ミドリムシ入り「ユーグレナ」ヨーグルトを食べてみた

 もう10日ほど前になりますがファミリーマートで、かの有名な「ユーグレナ」の関連商品を初めて見かけたので思わず買ってしまいました。

 協同乳業(株)がファミリーマート、そして(株)ユーグレナとタイアップしてリリースされた ユーグレナ&ヨーグルト葉酸プラス というカップ入りのヨーグルトです。

 ホームページなどの商品説明によると、人気のユーグレナを使用したヨーグルトにキウイ果肉、アロエ葉肉を合わせ食べやすい味わいに仕上げたもので、葉酸も300μg入っているとのこと。

 言い忘れましたが、ユーグレナとは、プランクトンであるミドリムシ(理科の教科書に何だか気持ちの悪いイラストが載っている、あのミドリムシ)を大規模に培養している日本のベンチャー企業です。

 ミドリムシは、水と光と二酸化炭素があれば育つことができ、その生産効率は稲の80倍もあるそうです。ユーグレナはミドリムシ培養法の研究開発に取り組み、大規模プラントで培養することで、地球温暖化の原因という説もある二酸化炭素の固定や、バイオ燃料の製造に取り組んでいます。ミドリムシは体内に油分を蓄積するので、ジェット機用燃料など良質の油脂を抽出することができるそうなのです。
 しかも、高タンパクで人間が必要とする栄養素も豊富に備えているため、ミドリムシの食用化は食生活が乱れがちな現代人に適した食品開発の可能性があり、世界の食料不足問題=貧困問題を一気に解決する可能性さえあるそうです。

2014年10月14日火曜日

地域特産品は地元住民に愛されるべきか

 先日の中日新聞朝刊に “外貨”脱し地元を狙え という興味深い記事が載っていました。(10月12日付け 三重版)

 三重県熊野市が、平成16年から約5400万円もの予算を投じて地域特産品として栽培や加工品の開発を進めていた高機能かんきつである「新姫」(にいひめ)について取り上げていたものです。

 新姫のことはこのブログでもたびたび取り上げてきました。
 熊野市内で偶然発見された新種のかんきつで、ヘスペリジンなど抗アレルギー性を持つといわれる物質を多く含む、いわゆる香酸かんきつの一種です。
 果実はピンポン玉よりも一回り小さいくらいの可愛らしいもので、青いまま収穫して、スダチのように果汁を絞って使います。香りは非常に良いため、料理に調味料として使うほか、ジュースで飲用したり、キャンディーやアイスクリームなど加工食品の原料にも使われています。
 熊野市固有の品種であり、栽培は市内の農家に限定して行われ、まさに熊野市の「ご当地産品」として、魅力的なストーリーを持っています。消費者の関心が「モノ」よりも「モノガタリ」に移って久しい今日、地域の特産品を大都市部に売り込むには、まさこのようなストーリー=モノガタリは非常に重要です。
 新姫の生産量は現在35トンまで拡大し、まさに順風満帆なサクセスストーリーとなるはずでした。

2014年10月13日月曜日

三重県の景況は実のところどうなのか

 ここへきて、来年10月に予定されている消費税率の再上昇に慎重な声が大きくなっています。
 物価は政府・日銀の見込みどおり上昇傾向になっているものの、一部の業種や大企業を除いて賃上げが追い付いておらず、消費者の消費動向を示す指数は軒並み落ち込んでしまっています。
 この理由は、当初は消費税増税駆け込み需要に対する反動減という見方が強く、さらには今夏の「天候不順」により消費の回復が遅れてしまったためという説明がなされていました。
 ただ、この間に円安が進んで、輸入に頼るエネルギーや原材料の価格がますます高騰しそうな見通しとなったことで、心理的にも景況の「一服感」から、緩やかな後退局面に入ったような実感があります。

 三重県に関していうと、県北部で盛んな自動車産業(製造業)が地域経済全体を牽引している構図は間違いなく、自動車部品製造企業に聞くと「かなり忙しい」という声を聞くことが多いですし、そのほかにも東芝・サンディスクの四日市工場のような大型投資案件があり、一定の堅調さは垣間見えます。
 伊勢市以南の県南部については、観光業は伊勢神宮の遷宮効果もあってかなりの強含みでしたが、1年経ってやや落ち着いてきた感じもあり、観光業と、今後の公共投資の増加が見込まれる建設業が地域経済を牽引する形になるのでしょう。

 三重県でも、多くの機関・組織が、企業経営者を対象に景況の調査を定期的に行っています。明らかに潮目が変わってきたと思われる現時点で、これらの調査は現状をどう判断しており、これから先、どのように進むと捉えているのでしょうか。


2014年10月12日日曜日

近鉄史上最高の美声では?

 先日、出張で近鉄名古屋線の急行に乗りました。
 何気なく乗っていたのですが、車内のアナウンスが録音の音声だったのでちょっとびっくりし、近鉄特急ではかなりの列車は自動音声になっているのですが、「急行もついにそうなったのか」と思って聞いていました。

 しかし、しばらくして車内にやって来た車掌さん(女性の方)の声を聞いて、さっきの車内放送は自動音声ではなく、この人がライブでアナウンスしていたことに気づきました。
 ほんとにアナウンサーみたいに一語一語綺麗に発音されるので、感動のあまり録音してみました。(もし何か不都合があれば削除します)

 近鉄名古屋線、山田線の車掌さんは、車内アナウンスで何を言っているのか全然わからない人がけっこういるのですが、おそらくモニタリングする方法がないので会社の上層部の人もあまり知らないのかもしれません。
 しかし、この車掌さんは良かった。まためぐり合いたいものです。頑張って下さい!