2014年12月17日水曜日

a trioがキャリア教育で文科大臣表彰を受賞

 津市に本拠を置くNPO法人 a trio(ア・トリオ)が、文部科学省による「キャリア教育優良教育委員会,学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を受賞するそうです。
 この表彰は、キャリア教育の充実・発展に尽力し、顕著な功績が認められた教育委員会や学校、PTAなどの団体について、その功績を讃え文部科学大臣が表彰することで、キャリア教育の充実を促進することを目的として、今回で第8回目になるものです。
 今回表彰対象となったのは、小学校15校、中学校24校、高校26校、特別支援学校5校、教育委員会9団体、そしてPTA等の団体が14団体の、全国で計93の学校・団体です。

 文部科学省のホームページによると、a trioの受賞理由は次のようなものです。

2014年12月16日火曜日

山中光茂松阪市長が辞職へ

 松阪市の山中光茂市長(38)が、自らが進めている市立図書館改革に関する予算案が市議会に再否決された責任を取るとして、市長を辞職することを表明しました。

 山中市長は、老朽化している市立図書館の改修工事を、民間企業等の資金を使って行ういわゆるPFI方式で行う内容の補正予算案を9月市議会に提出していました。しかし市議会議員には慎重論が多く、9月議会では否決。山中市長は11月市議会に再提案しましたが、本日開かれた本会議で再び否決されました。

 採決後、山中市長は記者会見を行い、
・図書館改革が5年以上遅れることが決定的になった。議会解散ができないなら、自分が辞めて市民への責任を示すしかない(朝日新聞記事より)
・議会の無責任な態度を含め、誰かが責任を取らなければならない。これ以上、首長(市長)を務める事はできない(毎日新聞記事より)
 等と述べ、平成27年度当初予算編成と、来年の2月市議会が終了した後、出直し市長選が4月26日の統一地方選(後半戦)に重なる時期を見計らって辞職すると明らかにしたとのことです。
 なお、この出直し市長選へ自らが再立候補するかについては「検討中」(朝日新聞記事より)、「まったくの白紙」(毎日新聞記事より)ともコメントしました。

2014年12月15日月曜日

民主党は地方政党になって出直せ

 多くのマスコミがはるか以前から予言していたとおり、第46回衆議院議員総選挙は政権与党である自民党、公明党が326議席を獲得し、圧勝しました。投票率は国政史上最低の52.66%(小選挙区)とのことで、このことも、事実上有権者に選択の余地がなく、かなり早い段階で与党勝利が確実視されていた中では、またやむを得ないことといえるでしょう。
 安倍政権は戦前回帰の復古的な政治理念を感じさせる場面が多々あり、政治資金の取り扱いが不明朗な~政治家の資格などまったくない~議員にも寛容であるなど、首をかしげたくなる場面はありますが、それにしても「アベノミクス」と呼ばれる経済政策は一定の成果を上げていると評価できるのは事実ではないかと思います。
 その一方で、誠に不甲斐ないとしか言いようがないのが野党第一党である民主党です。何らリーダーシップが発揮できず、事実上「レームダック」になっていた海江田代表の党運営が、ご本人の落選によってやっと解消されそうなのが一筋の光明といえなくもないでしょうが、政見放送などで見聞きした民主党の主張や政策は、抽象的で現実性がなく、前回の選挙で明確に国民の審判を受けた民主党政権時代の混乱した外交、経済、教育、福祉などの政策が、性懲りもなく同じように羅列されており、心ある国民、つまり、現政権等の代替が可能な政権担当能力を持ちうる第二の勢力を待望する国民の信頼を完全に裏切ったと言えます。
 民主党の公約は「厚く豊かな中間層の復活」でした。しかし、なぜ中間層は衰退したのかの正しい原因分析と、有効な方策を示せたとは到底思えません。

2014年12月14日日曜日

JR伊勢市駅前にホテル「三交イン」が進出へ

 三重県内を中心にバス事業や不動産事業を展開している三重交通株式会社は12月11日、グループ会社である株式会社三交インが、JR伊勢市駅前においてホテルと商業施設が入居する12階建てのビルを新たに建設すると発表しました。

 敷地面積は約980㎡、延べ床面積は約3200㎡で、1階部分は店舗、2階から上はビジネスホテルである「三交イン伊勢市駅前(仮称)」とするとのこと。工事は来年10月から着工し、平成28 年11月に竣工、12月から営業を開始する予定だそうです。

 建設予定地はJR伊勢市駅の北西部に道路を挟んで隣接する土地で、現在は時間貸し駐車場になっていますが、平成25年3月までは三交百貨店(店舗は平成13年に閉店)の建物があった場所です。

 わしのように、今から30~40年前、昭和終盤の伊勢市駅前の賑やかさと華やかさを記憶している者にとっては、現在の空き地同様の駅前はいかにも物寂しい光景なので、この進出によって駅前が新しく生まれ変わるのを大いに期待したいと思います。

■三重交通(株)ニュースリリース 伊勢市駅前に「三交イン」建設 (PDF)

2014年12月12日金曜日

【読感】お金の地産地消白書2014

 読書感想シリーズの最後は、コミュニティ・ユース・バンクmomoが今月刊行した お金の地産地消白書2014 ~地域金融機関がNPO支援に本気で参画するには?~ を紹介します。

 アベノミクスの第一の矢、すなわち大規模金融緩和の影響もあって、われわれ庶民も、もちろん大企業や中小企業も、お金は比較的借りやすい環境になっています。
 もちろん前提として、信用力(返済能力)が確実なことは必須ですが、住宅ローンにしろカーローンにしろ個人向け融資は低利ですし、業績の好調な企業に対しては金融機関の融資担当者が日参し、「お金を使ってくれ」、「お金を借りてくれ」とお願いに来るような、そんな現象もごく当たり前に起こっていると聞きます。
 しかし、金利が下がっていれば、どんどんみんながお金を借りてくれているのかというと現実はそうではありません。

 その一つの証左がマネタリーベースとマネーストックの乖離です。日銀は金融機関にお金を融通しマネタリーベースは増加していますが、それがさらに市中にまで流通していないのです。金融機関が営業努力しても、お金を借りてくれる個人や企業が現実には多くないからです。

 もう一つの証左が、この「お金の地産地消白書」が書くような、金融機関の預貸率の低下です。
 地方にとって縁が深い地方銀行や信用金庫の預貸率、つまり預金の受け入れ残高に占める貸し出し残高の割合を見てみると、預金の預け入れは順調で金融機関はお金を持っているのですが、それを貸し出している額は低く、つまりは預貸率は小さな数字となっています。

2014年12月11日木曜日

【読感】町村合併から生まれた日本近代

 町村合併から生まれた日本近代 ~明治の経験~ 松沢祐作著(講談社選書メチエ)を読了しました。

 最初はタイトルを見て、地方自治、特に市町村合併に焦点を当てた教養書と思ったのですが、ぱらぱら立ち読みしていて、著者のテーゼの立て方がたいへん興味深く、思わず購入してしまいました。

 10年ほど前に、いわゆる平成の大合併が全国的に推し進められました。これは、明治の大合併、昭和の大合併に続く「三大市町村合併」で、史上3つ目の地方自治制度の大改革、といわれました。しかし、著者によるとこれは間違っています。

 定説では、明治時代にはじめて義務教育(小学校)制度が創設されたので、江戸時代以来の村々を、小学校が維持運営できる人口と財政の規模にまとめたのが明治の大合併とされています。
 また、当時は徒歩しか移動手段がなかったので、歩いて役場に行ける距離という範囲設定も重視されたと言われてます。
 これに次ぐ昭和の大合併は、戦後の新制中学校制度創設によるためというのもまた定説であり、このことは総務省のホームページでもそう説明されています。
 この考え方によると、明治、昭和、平成の合併は、規模はそれぞれ違うものの、制度の背景と本質は同じものであることになります。
 しかし著者の松沢さんによると、明治が小学校、昭和が中学校というのは俗説に過ぎません。
 明治の大合併は、それまで日本で何千年も続いてきた伝統的なムラ(生活共同体)を解体して新しい「地方」、つまり新しく町や村を作り出す、大きな社会実験だったのです。昭和や平成の合併が、それこそ市町村の単なる大規模化だったのと、意味づけが決定的に異なっていることになります。

2014年12月10日水曜日

志摩に進出する「アマンリゾーツ」って?

 日経新聞のスクープと言えるのでしょうか。
 12月9日付けの朝刊によると、シンガポールに本拠を置く高級リゾートホテルの「アマンリゾーツグループ」が三重県志摩市に進出することが明らかになったとのことです。
 志摩市内にある複合リゾート施設 合歓の郷(ねむのさと)を運営している三井不動産が誘致したもので、詳細は未定ながら、2016年までの開業を目指して、十数棟の低層の客室棟、レストラン、スパなどを建設するそうです。

 伊勢志摩地域の観光レクリエーション入れ込み客数は、伊勢神宮で20年に1回行われる式年遷宮が平成25年に斎行されたこともあって過去最高の1261万人にものぼっています。(三重県「平成25年観光レクリエーション入込客数推計」による)

 しかし一方で、京都や鎌倉などといった観光地に比べ、伊勢志摩は外国人観光客の来訪者数が少なく、経済成長に沸く中国や東南アジア諸国の観光客による旺盛な消費意欲を取り込めていないことが多く指摘されています。

 そのような中でのアマンの誘致ですが、そもそもアマンリゾーツとはどんな会社なのでしょうか?