2012年7月31日火曜日

津市で経営品質と生産性向上のセミナーが

8月21日(火)、津市の三重地方自治労働文化センターで、三重県経営品質協議会主催による8月月例会が開催されます。
  講師は、株式会社マネジメントイノベーション 代表取締役 坂本 崇氏。

  経営の品質を高めて素晴らしい経営を実現するためには、自社のターゲットと なる顧客を定義し、そのニーズを見きわめたうえで個々の顧客に適切な商品やサービスを提供していく必要があります。
   そこで、「お客様目線から自組織の顧客価値を見つけるヒント、教えます」 と題して、顧客分析の基礎を学ぶ内容だそうです。

 詳しくはこちら  http://www.miequality.net/  
※三重県経営品質協議会の非会員は受講料5千円。  

2012年7月30日月曜日

鳥羽市と紀北町の花火大会それぞれ

7月末から三重県内各地で花火大会が開かれています。以前誰かから聞いた話ですが、三重県は全国的に見ても花火大会が多い地域だそうです。リアス式海岸で浦々に小さな漁村があって、それらが天王祭とか祇園祭とか各自で小規模な花火大会をするので、統計上は数が多いのだ、というような話だったと思います。

 中日新聞を見ると昨夜の花火大会の様子が記事になっているのを目にしますが、あれだけたくさんの花火大会のうち、記事になるものとならないものの基準はどこにあるのでしょうか?

 先日、鳥羽でもみなとまつり花火大会があり、わしも何年ぶりかで行ってきました(7月27日開催)。
 打ち上げ数は4千発だったそうで、夜8時から1時間、10分おきくらいには海上自爆も交えた見せ場(花火がボンボンボンボンとたくさん上がって盛り上がる時間帯)が作られていてメリハリもあり、それなりに楽しかったと思ったのですが、わしが知る限り、これは中日新聞朝刊の記事にはなりませんでした。

 一方、紀北町紀伊長島区のきほく燈籠祭(7月28日開催)は各紙に記事が載っていました。花火打ち上げ数は3千発ということだったのですが、この差はどこからくるのでしょう。

 真実は分かりません。あくまで個人的な主観ですが、こう思います。

2012年7月29日日曜日

イギリスは長期的には衰退しているのか

ロンドンオリンピックが開幕しました。
 わしは齢のせいか最近異常に早起きとなっており、土曜日は朝5時前に起きてしまい、何となくNHKテレビをつけてしまい、たまたまやっていた開会式を見てしまう羽目になりました。
途中で居眠りしたり、朝刊読んだり、フェイスブックに書きこんだりしていたので途中何カ所か飛ばしてはいますが。

 いつのころからか、オリンピックの開会式は盛大にショーアップされて何時間もやるようになりました。今回も偉大なイギリスの歴史をパノラマで眺めるみたいな趣向になっていました。何千人だかのボランティアが参加していたそうで、演出といい、セット(?)といい、もしライブで見ることができたらさぞスペクタクルで楽しい時間だったのではないかと思います。

写真はBBCホームページから引用しました(以下2枚も同じ)

 わしはスポーツはしないし、スポーツ選手で尊敬する人もいないし、要するにオリンピックに関心はあまりありません。
 なので趣向を凝らした開会式を見ながら思ったのは「ソブリンリスクでヨーロッパはどこも大変なのに、イギリスって意外とカネあるじゃないか!」ということであり、「そもそもイギリスってリーマンショック以降、衰退しているんじゃなかったのか?」ということでした。

2012年7月28日土曜日

富士通が三重工場を台湾企業へ売却か

 7月27日付けの日本経済新聞によると、富士通が、関連会社でシステムLSI(大規模集積回路)などを製造している、富士通セミコンダクター 三重工場(三重県桑名市)を半導体の受託製造を専門にするメーカー ~よく「ファウンドリー」と呼ばれます~ で、世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に売却する方向で交渉を始めたと報じました。


 同じ日、富士通は2013年3月期第1四半期決算短信を発表し、四半期純損益が237億9600万円もの赤字に陥ったことを明らかにしており、経営の立て直しが急務となっています。
 Sankei Bizによれば、巨額な設備投資が必要となるシステムSLIの製造部門を本体から切り離し、製造はTSMCに委託するとともに、ルネサスエレクトロニクス、パナソニックと事業統合して開発設計に特化し、収益力を高める意向とのことです。

2012年7月26日木曜日

「父親が会長、息子が社長」の苦労

三重県中小企業家同友会 中勢支部主催の例会を傍聴させていただきました。わしは部外者なのですが、寛容に参加を認めていただいており、いつも貴重な気づきや勉強の機会をいただけることに深く感謝する次第です。

 さて、この日のテーマは「同族経営、事業承継について」でした。
 津市に本社があり、生鮮食品や精密機械などの運送を業としている、株式会社山博運送の山口会長と山口社長(実の親子)がメインスピーカーです。
 父親の山口会長は、流通革命と言われたスーパーマーケットの黎明期、生鮮食品仕入れ担当者として津市のスーパーに入社。1963年に運送業として独立し、以来順調に業務を拡大し続け、今や同社は資本金3千万円、従業員60名という中堅事業者になっています。
 一方、現山口社長は会長のご長男で、10年前に社長を引き継ぎ、グリーン経営認証や安全性優良事業所認定を受けるなど、会社の体質強化に努めていらっしゃいます。

 この種の経済セミナーでは非常に珍しい親子対談でしたが、創業者である会長から見ると40代半ばの社長もまだひ弱に見えるのか、温かい励ましの言葉と厳しいアドバイスが混在する、手に汗を握る展開でした。


2012年7月25日水曜日

日本語で国際バカロレア資格取得が可能に?

 msn産経ニュース(7月23日付け)が、日本の文部科学省が国際的な大学入学資格である「国際バカロレア資格」を日本の高校でも取得できるよう、国際バカロレア機構(スイス)との間で調整を進めていることを報じています。
 国際バカロレアとはハーバード大など海外の有力大学が採用している世界共通の大学入学資格で、外国語や数学、芸術などの科目で構成されており、知識だけでなく問題発見・解決能力、論理的思考力、討論の力が重視される内容となっています。
 高校卒業時に国際バカロレアを取得していれば、資格確認などの面倒な手続きを経ずに、外国の大学に直接入学したり、入試を受けたりすることができるようになるメリットがあり、海外に伍していけるグローバル人材の育成に役立つと考えられますが、日本では、機構に認定されている高校(=国際バカロレア資格が取得できる高校)は、現在、立命館宇治高校など6校のみです。


2012年7月24日火曜日

政府の成長戦略が不人気な理由

政府(国家戦略会議)が先日、新しい「成長戦略」である 日本再生戦略 の案を公表しました。
 2020年(平成32年)までの長期方針であり、11の成長戦略と38の重点施策を実施することによって100兆円の市場を創出し、新たに480万人の雇用を生み出すなどで、名目3%、実質2%の経済成長を達成するという壮大な内容です。

 経済が沈滞し、デフレ状態になって久しい我が国では、ことあるごとに有識者や財界のトップ、マスコミなどが「政府はきちんと成長戦略を示して、経済を成長ベクトルに引っ張っていかなくてはならない」などと批判してきました。
 野田サンの前、菅サンが首相の時にも、平成22年6月に「新成長戦略」なるものを策定していますが、その後、東日本大震災や福島原発事故といった出来事が次々発生し、ほとんど成果はあがらないまま菅内閣は倒れ、成長戦略そのものもウヤムヤになっていました。


2012年7月23日月曜日

大阪維新とは何か

橋下徹大阪市長が代表を務める大阪維新の会が、先日「維新八策」なる政策スケッチを公表しました。
 来たるべき衆議院選挙では、地域政党とはいえ大阪維新の会が台風の目となることは確実であるだけに、わしとしても関心があって日本経済新聞のWEBに掲載されているものを読んでみたりしました。

 しかし維新八策は(正式には「日本再生のためのグレートリセット」)は散文調というか、まさにスケッチなので筋道だてた理解は難しいのが正直なところです。

 多くの人がそう思ったのか、図解 大阪維新とは何か(幻冬舎)という本が書店に並んでいたので、つい買ってしまいました。著者である堺屋太一、上山信一、原英史の3氏は官僚出身ながら政治改革や地方分権を熱心に唱えている論客で、現在は大阪府と大阪市の特別顧問として大阪維新を支えている立場の方々です。

 大阪は残念ながらかつてのライバル東京に大きく水を開けられています。これは日本が東京一極集中で繁栄してきたせいもありますが、大阪維新の会が主張する衰退の大きな原因は、大阪府という人口886万人の広域自治体の中に、府とほぼ同じ権限を持つ人口267万人の大阪市があって、大学、病院、水道、運動施設、公営住宅などを大阪府も大阪市も同じように持っている「二重行政」のムダと非効率にあります。


2012年7月22日日曜日

ここが鷺山墓地らしい・・・

 近鉄伊勢市駅の東口で降り、線路沿いに北に向かって100mほど歩いたところ。
 地図を見ると、どうやらここが鷺山墓地らしい。

 はんわし、十数年間にわたって、ほぼ毎日ここの前を電車で通っていますが、つい最近まで住宅街の真ん中にあるこの奇妙なコンクリートブロックの塀に全く気付きませんでしたし、ましてやここが鷺山と呼ばれる伊勢神宮の神職の代々の墓地であるなどことなど全然知りませんでした。 



 ここには足代弘訓の墓があるのです。ちなみに足代弘訓は(あじろ ひろのり)と読みます。

2012年7月20日金曜日

三重県内の起業支援情報二題(不定期掲載)

起業・創業支援情報です。関心がない方は読み飛ばしてください。

伊賀市商工会 創業塾2012
 
 三重県伊賀地域の中小企業を支援している伊賀市商工会が主宰する、創業を志す方・創業間もない方・創業に関心のある方を対象とした創業塾です。
開講日時:8月25日、9月1日、9月8日、9月15日の毎週土曜日
      4日間各日共に9:30~16:30
開催場所:ゆめテクノ伊賀テクノホール(伊賀市ゆめが丘1-3-3)
募集定員:30名
受講料:5,000円
申し込み・問合せ:伊賀市商工会(TEL:0595-45-2210)
http://www.mie-shokokai.or.jp/


2012年7月19日木曜日

忘れられる権利の確立を

ネット社会の進展によって、いじめ事件のインサイダー情報が瞬時にして世界中に広がる状態になっています。これは、情報がある一部の人に独占され、操作されてメディアに流される状況よりは良いことかもしれませんが、逆に言えば検証や事実確認のフィルターを通っていない情報もありうるわけで、いわゆるガセネタであったり、悪意のある捏造であったりと、誤った情報、不適切な情報もまた瞬時に全世界に広まってしまう恐ろしさと裏腹です。

ブログをやっていると痛感するのですが、一度情報をアップしてしまうと、予想外の速さで閲覧数がどんどん伸び、日本国外からのアクセスも少なくないことがわかります。(外国在住の日本人が読んでいるのか、それともアクセスポイントが海外にあるのか?)
今日のヤフーニュースにもそんな事件が載っていましたが、たとえば暴行などのイジメ行為を加害者が動画サイトに投稿したとすると、たちまちそれが誰かにダウンロードされ、それがまた別の動画サイトに投稿され、という無限ループが発生します。そうなれば、ネット上から削除することはほぼ不可能です。

2012年7月18日水曜日

高校生が主体的にインターン先を選ぶ「三重チャレ」

三重県のホームページによると、高校と企業が連携して行っているインターンシッププログラムに、新たにNPOがコーディネータ役として関わり、これまでインターンシップに参加したことがない高校生や、未知の分野にチャレンジしてみたいと考えている高校生を対象として「三重チャレ」なる、新しいタイプのインターンシッ プ事業に取り組むとのことです。
三重チャレの企画・運営や、参加高校生のサポートは、津市に本拠を置くNPO法人「a trio」(ア・トリオ)が担当するそうです。(三重県HPへのリンクはこちら

 インターンシップは学生と企業という一対一の関係では、単なる「職場体験」にとどまってしまいがちであり、三重県でも東紀州地域(三重県南部の、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)がすでに数年前に取り組んで大きな成果を上げている、東紀州長期インターンシップ事業でも実証されたように、インターン生の希望や悩み、また受け入れ側の企業の要望や不満などを受け止め、良い関係に保っていくための「コーディネーター」が不可欠であり、成功のカギを握っていると言えます。

 その意味で、遅ればせながら県が高校生のインターンにもコーディネーターの仕組みを取り入れるのは大変意義があることと思います。特に、a trioは、これも数年前から三重県内で若手起業家の支援や、大学生向けのアントレプレナーシップ講座などを主催している実績があり、この事業にはふさわしい団体です。

2012年7月17日火曜日

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか

もう十年近くも前になりますが、政策法務の研修を受講したとき、講師の大学教員がこんな話をしてくれました。

 ドイツと日本の若者向けの職業教育には顕著な違いがある。それは、ドイツの職業(徒弟)学校には必ず労働法や契約法の授業があって、
・雇用とは経営者と労働者の合意による「契約」であり、その契約条項が労働条件(就業規則)であること
・しかし企業や経営者に比べて労働者個人は非力で、不利な労働条件となりがちであるため、労働者には団結して労働組合を作り、団体交渉する権利やストライキをする権利があること
などをかなりみっちり教育する。
・これは、彼らが就職したとき不利にならないように、さらには将来独立して自分が親方や経営者になった時、人を雇用する際に無用のトラブルが生じないようにするためである。
・ドイツに比べて、日本の職業高校はもちろん、技能系の大学や専門学校でも学生が労働法を学ぶ機会はほとんどなく、このことは長期的に見ると日本の労働市場にマイナス要因となっている。
 というような話でした。

 このことを思い出したのは、小暮太一著 僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)を読む機会があったからです。

2012年7月16日月曜日

熊野・花の窟「お綱茶屋」にも行ってみた


 昨日に続いて熊野ネタです。

 昨日は書ききれなかったのですが、丸山千枚田の虫送りに行く前、花の窟神社(はなのいわや)のすぐ隣に今年4月オープンした
 お綱茶屋 に立ち寄って休憩していました。

 花の窟神社は伊弉冊尊(イザナミノミコト)が、軻遇突智尊(カグツチノミコト)という火の神様を産み、それがもとで亡くなった後に、ここで葬られたと伝わる場所です。

 高さが50メートルほどもある巨大な岩盤が露出しており、熊野灘の水平線を臨んで広がる七里御浜からそびえている姿は非常にシンボリックです。古代の人々が、特異なランドマークとして神からのメッセージを受け取ったこともうなづける気がします。
 この花の窟神社も丸山千枚田と同様、熊野古道に関連する施設としてユネスコの世界遺産に登録されています。


2012年7月15日日曜日

熊野・丸山千枚田の虫送り行事に行ってみた

 三重県熊野市紀和町は、熊野市の中心市街地からクルマで約30分かかる山深い地域です。
 かつては極端に道路が不便で、朝霧で有名な風伝峠(ふうでんとうげ)などいくつもの峠道を越えてやっとたどり着いた土地だったそうです。
 しかしながらここには、銅鉱石を産出した紀州鉱山がありました。昭和初期から高度成長期にかけて空前の繁栄を遂げ、山間の町ながら鉱山労働者とその家族など数千人の人口を有し、映画館や総合病院もあったそうです。
 昭和53年に紀州鉱山が閉山すると、人口が急減し始め、ついに平成17年11月、熊野市と合併して現在に至ります。

 今は、ユネスコの世界遺産に登録されている丸山千枚田がある町として、さらには日本有数の清流である熊野川が町内を流れていることを利用した観光の取り組みが盛んに行われています。
 熊野というと、熊野本宮、那智大社、速玉大社のいわゆる熊野三山や、勝浦、龍神などの温泉が有名ですが、熊野市紀和町はいわばその奥座敷として、観光地化されていない豊かな自然と秘湯、さらには熊野地鶏といった特産品が旅行通の間では高く評価されています。

 さて、その熊野市紀和町、丸山千枚田で昨日(7月14日)に行われた「虫送り」に行ってきました。大変感動的なイベントだったのでシェアします。



2012年7月14日土曜日

マスコミは書かない

田舎のおじちゃん、おばちゃんは口性ありません。テレビ、雑誌の伝聞情報を事実だと信じ込み、そのうえで自説を堂々と述べ、議論しています。
 とある場所の、とある待合室でのこと。
 中学校で、陰湿ないじめが原因とみられる生徒の自殺事件が起こったことに関して。

・なんで親は気ぃ付かへんかったんやろ。毎日子供の顔、見とんのになあ。泣くほどイジメられとるんなら、分かったんと違うか?
・なんか兆候はあったんやろけどなあ。最近の親は忙しいで子供ちゃんと見とるヒマがないわさ。

・クラスの同級生も何たらしとるわさ。イジメられとるの見とったんやろ。アンケートには答えとるわな。蜂食べさせられたとか。
・昔は弱いもんイジメとる子ぉがおると、そんなんいかん、言うて止める子ぉもおったわさ。いまし、そんな子ぉはおらへんのやろか。
・見とっただけやさ。助けたったらええのにな。
(以上、原文のまま)

 やれ学校だ、教育委員会だと言われますが、一番悪いのは加害者の生徒、おかしいのは気付かなかった親、見て見ぬふりしていたクラスメート、と見抜いています。

2012年7月13日金曜日

三連休の読書

明日から三連休という方も多いでしょう。このブログでははんわしの読んだ本のレビューを時々書いていますが、特別にタグ付けしていないので(やり方がわからないので)、日々の記事の中に埋もれている状態です。
そこで、面白かった本を適当にピックアップしてみます。
もしご関心があれば、書店なり図書館なりで手にしてみてください。

★★★ 
製造業が日本を滅ぼす 野口悠紀雄著 ダイヤモンド社 (ブログはこちら

「超」入門 失敗の本質 鈴木博毅著 ダイヤモンド社 (ブログはこちら

デフレの正体 藻谷浩介著 角川新書 (ブログはこちら

日本経済が何をやってもダメな本当の理由 櫨 浩一著 日本経済新聞出版社(ブログはこちら

商店街はなぜ滅びるのか 新雅史著 光文社新書 (ブログはこちら

★★☆
高校生レストランの奇跡 岸川政之著 伊勢新聞社 (ブログはこちら

イノベーションとは何か 池田信夫著 東洋経済新報社 (ブログはこちら

中小企業オヤジの円高サバイバル 事業転換 森純孝著 出版共同販売 (ブログはこちら

「病院」がトヨタを超える日 北原茂実著 講談社+α新書 (ブログはこちら

2012年7月12日木曜日

やななの引き際


 平成25年3月末日をもって、岐阜市柳ケ瀬商店街の非公式キャラクター やなな が引退することが発表されました。
 やななは2009年ゆるキャラランキングの全国総合第1位に、2011年のゆるキャラグランプリでも第8位に輝くという、岐阜らしくない素晴らしい経歴を誇っています。

 引退にあたっては記者会見が開かれ、マネージャーの佐藤徳昭氏が引退に至った理由や、引退までの今後の活動スケジュールなどを説明しました。

2012年7月11日水曜日

「座らない」で長生き

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に、「日に3時間以上座っていると余命が短縮、たとえ運動していても」という研究レポートの記事が載っています。(7月10日付け

 オンラインで医学情報を提供している BMJ open に掲載されたものだそうで、これによると
・たとえ、よく運動し、喫煙といった危険な生活習慣がないとしても、日に3時間以上座っていると余命は2年ほど縮む可能性がある
・日に2時間以上テレビを見ていると、状況が悪化し、余命がさらに1.38年縮みかねない
 とのことです。

2012年7月10日火曜日

尾鷲まるごとヤーヤ便が新記録樹立!

尾鷲観光物産協会のホームページによれば、三重県尾鷲市の特産品を年4回、会員に頒布する 尾鷲まるごとヤーヤ便 の平成24年度の申し込み受け付けが先日締め切られましたが、何と1900人分もの申し込みがあったということです。

 この申し込み数は昨年の申し込み数の2倍に当たるとともに、平成21年度からスタートしたヤーヤ便の申し込み数の過去最高を記録したとのことです。

 わしは、平成20年当時、たまたまこのヤーヤ便が立ち上がる経緯を近くで見ていた一人です。今思えば、当初は尾鷲市役所主導で、財源も一部は補助金など公的資金を使うといった「官製」の色合いが濃いスタートだったといわざるを得ないものでした。

2012年7月9日月曜日

あかん、細かい字が見えん

近鉄の駅で配っている、小さな折りたたみの時刻表の字が、最近つとに見えなくなりました。
もともとものすごく小さな字であるうえに、近鉄は特急、急行、普通があって、それぞれ行き先が違うので、膨大な数字データ量になります。
 特に、暗いところ(廊下とか)で急いで見ようと思っても、もうまったく目のピントが合わなくなりました。

 わしが小学生か中学生の時、親が(たぶん今のわしよりも若かったと思うのですが)「縫い針の穴に糸を通してくれ」と聞かれたり、新聞の「ここになんて書いてあるか読んでくれ」と頼まれたりして、なんで?と思ったものでしたが、まごうことなく、それが「老眼」のはしりだったのでしょう。

2012年7月8日日曜日

天気が良いので天狗倉山

紀勢自動車道の海山IC~尾鷲IC間の開通は、一区間だけの暫定的な供用に過ぎませんが、東紀州・尾鷲への心理的な距離感を相当縮めていると思います。
 実際のところ、わしが住んでいる伊勢市の伊勢西ICから尾鷲市の中心地までは約90分かかり、 海山~尾鷲間の部分開通前に比べて1~2分の短縮効果にしか過ぎません。
 しかし、それ以上に既存の国道42号線の馬越峠(まごせとうげ)の急勾配クネクネ道が、高速道路では直線のトンネル区間にかわっているため、運転が非常にラクなのです。(くわしくは、以前のブログを参照してください)

 というわけで、晴天に恵まれた今日、思い立って尾鷲の名峰 天狗倉山(てんぐらやま)に登ってみることにしました。



 天狗倉山は標高522m。尾鷲市街の南側にある三重県立熊野古道センターのほうから見ると、便石山(びんしやま)と対になって並んでそびえているように見えます。
 この写真の左側が便石山、右側の屋根のような山が天狗倉山です。この両山がつながっている鞍部付近が、世界遺産である熊野古道が通っているところです。(ちなみに左側の便石山の前に見える煙突は中部電力三田火力発電所のものです)

2012年7月7日土曜日

7月7日は伊勢・世義寺の大護摩

今日、7月7日という日付は、七夕であると同時に、少なくない伊勢市民にとって「世義寺(せぎでら)の大護摩」の日としてインプットされています。

 世義寺の正式名は教王山神宮寺宝金剛院というそうで、何でも8世紀の奈良時代始めに聖武天皇の勅願により、行基が建立したと伝えられているそうです。

 以前のブログでも書きましたが、平城京に大仏が建立されるにあたっては、金メッキのために大量の水銀が必要であり、どこからどのように調達するかが大きな問題になっていました。

 水銀は当時、伊勢国・飯高の地(現在の三重県多気町丹生と推測されています)で採掘されていたことから、大仏建立の責任者であった行基が、伊勢神宮に工事の安泰を祈願に来たという史実があります。世義寺もそれと何か関係があったのかもしれません。

2012年7月5日木曜日

理容師業はなぜ安定しているか

ウォ-ル・ストリート・ジャーナル日本版に、「理容師業はなぜ安定しているか リセッション後も需要が高い職種」という興味深い記事が載っています。(7月5日付け)
 アメリカでの話ですが、リセッション(景気後退)の前も、最中も、後も、ファストフード労働者から、在宅医療・介護の手伝いやネイリストまで、「人の手伝いや世話をするパーソナルサービス分野の労働者」に対する需要が、常にほかの労働者より高かったというものです。

 この記事によれば、労働者を高、中、低のスキル別に分類すると、エンジニア(技術者)から専門的な工場労働者まで、最もスキルや教育程度の高い労働者に対する需要は、世界中どこでも比較 的高いのですが、その一方で、グローバリゼーションとテクノロジーの進化により、スキルが中級、給与が中程度の仕事の需要は減退しているということです。
 マサチューセッツ工科大学(MIT)教授で経済学者のデービッド・オーター氏は、「海外ではできず、機械で行うのも難しい、パーソナルサービス部門が伸びている」と指摘しています。(リンクはこちら

 実は、このことは日本でも同様であり、昨年の冬に出版され話題となった「10年後に食える仕事 食えない仕事」(渡辺正裕著 東洋経済新報社)でも明らかにされています。

2012年7月4日水曜日

2か月で活字が消えて読めなくなる本!?

GIGAZINEによると、アルゼンチンで、2ヶ月で文字がすっかり消えてしまう本が出版されたそうです。

 ‘The Book That Can’t Wait’ と名付けられたこの出版方法は、アルゼンチンの自費出版社Eterna Cadencia が新しく作り出したもので、ラテン文学の新人作家の本に適用され、読者に「本を読まなきゃ」という意識を持ってもらい、本を購入した後、すぐに読んでもらうことによって新人作家の出版を次につなげていこうという試みで始められたものだそうです。

 この本は、太陽の光と空気に触れると2ヶ月以内に消えてしまう性質を持つ特殊インクで印刷されます。
 本は光線と空気を遮断するためフィルムでパッキングされて密閉状態で販売され、読者がパッケージを開けて本を取り出した瞬間から「カウントダウン」が始まります。
 当初は鮮明な紫色の活字がしだいに部分的に薄くなり、ついには全く消えてしまって、内容を解読することは不可能になってしまいます。

 この出版方法は読者の獲得と新人作家の育成ということのようですが、はんわしなど古い人間のせいか、このような小賢しい小細工よりも、本は内容で勝負ではないのか、と思ってしまいます。
ましてや、紙の本の良さというのは、読み込むほどに本という「モノ」に憑依していく自分の思考であったり、感動であったり、思い出であったり、要は本と共に記憶を共有していく楽しみではないかと思います。
 本棚で眠っていた本を久しぶりに取り出してパラパラと読み返してみる。すると、前回読んだ時とはまた違う感動や理解がある、というのが本の醍醐味ではないでしょうか。

 その意味で、こんな「せわしない本」なら電子書籍で十分だと思いますし、GIGAZINEも書くように、日本ではこのテクノロジーは、作家の育成というよりも、急増している古書店への転売や、それを目的にした万引きを防止するために普及するのではないかと思います。 


■GIGAZINE  2ヶ月で文字が消えて読めなくなる本がアルゼンチンで出版(2012年07月04日)

2012年7月3日火曜日

商店街はなぜ滅びるのか(その2)

承前 「商店街はなぜ滅びるのか(その1) 」

 商店街が実は新しい概念であり、零細小売業者の貧困化を防止する社会政策として提唱されたことは前回書きました。
 しかし、その理念は徹底しないまま、小売業を取り巻く環境は有史以来最大の激変期を迎えます。言うまでもなく第二次世界大戦での敗戦です。
 国内の流通インフラは壊滅し、海外植民地や兵役からの引揚者の激増が、物資や食料の不足とインフレに拍車をかけます。国民の多くは、小さな商売を自ら起こして生業にしていくという選択肢を取らざるを得ません。生活の糧を得るためには、仕事がなければ自分で作り出すよりなかったのです。

 その一方で、国は製造業を復興させ、貿易黒字を稼ぐ国際競争力のある体力にするために、製造業での雇用吸収を抑える(=生産性を高める)政策を選択します。
 その意味からも小売業は重要な雇用の受け皿であり、政府は「規制」と「振興策」の両方によって小売業者の育成と支援に取り掛かかることになったのです。


2012年7月2日月曜日

商店街はなぜ滅びるのか(その1)

新雅史著 商店街はなぜ滅びるのか(光文社新書)を読みました。

 率直に言って、斬新な視点からの洞察であり、商店街に限らず、我が国における小規模事業者(いわゆる零細企業や個人事業主)の盛衰史の非常に興味深いテキストです。
 せひご一読をおすすめします。

 余談ですが、中小企業施策の意見交換をしている中で、いつの間にかその人が指している「中小企業」とは、製造業の、それも従業員が20名以上という比較的規模が大きい中小企業を示しており、しかも本人がそのことを自覚しておらず、「中小企業の課題は技術革新や国際化だ」などと言って悦に入っている姿を見かけることがあります。
 しかし、日本の産業構造を見ると、圧倒的大多数は従業員5人以下の小規模事業者で、かつ、小売業やサービス業といった第3次産業の、しかも「生業」です。
  これらの存在を抜きに政策を論じても上滑りするだけなので注意が必要です。

 さて、冒頭から本書に引き込まれてしまうエピソードの一つが、作家の村上春樹さんが80年代に記した、自らの創業体験です。

2012年7月1日日曜日

度会町蓮華寺には実はすごい歴史が

三重県伊勢市とその周辺は、古来から伊勢神宮への参拝客が多数押しかける土地柄で、しかも社殿や鳥居、神宝などをまったく新しく作り替える「式年遷宮」が20年に一度あって、その時期は爆発的に参拝客が増加するので、伊勢の企業や経営者は待ちの姿勢が多い、というようなことを以前このブログでも書きました。

 これは事実その通りだと思いますが、少々補足が説明だと思っています。

 それは、参宮客が勝手にやってきてお金を落としてくれるという「ビジネスモデル」は自然発生したものでは決してなく、ビジネスモデルを仕掛けたイノベーターがいるということです。

 先日、三重県度会町棚橋にある神宮山蓮花寺というお寺に初めて訪れる機会がありました。
日本一の清流 宮川を臨む高台にひっそりとあるこのお寺が、実はそのビジネスモデルと密接に関連していた歴史があると知って、興味を持ったからです。