2012年9月30日日曜日

伊勢の観光活性化のために割と簡単にできること

旅行や出張で県外に行き、近鉄で帰ってくる途中、宮川(みやがわ)の大きな鉄橋を渡ると、「伊勢に帰ってきた」ということを実感します。

 伊勢市にはランドマークとなるような大きなビルやタワーはありませんが、宮川を越え、線路の右側に横浜ゴムの工場が、そして両側にたくさんの建物があらわれ、小さなカーブが連続するようになると、間もなく伊勢市駅に到着です。

 宮川は、伊勢神宮領であり神領として特別の意味があった伊勢の街と外界を区分する、重要な結界線でした。

 江戸時代、はるばる歩いて参宮にやって来た旅人も、宮川の渡し船に乗り込む時点で伊勢に到着とみなしていたようです。つまり、宮川を渡ることと、伊勢神宮に到着することは、ほぼ同義と考えられていたようです。


2012年9月28日金曜日

津松菱「ふるさと三重物産展」に行ってみた

津市の中心市街地にある 魅力好感百貨店 津松菱で、第10回ふるさと三重物産展が開催されており、県内約40店が出店していると聞いたのでのぞいてきました。

 津松菱では定期的に北海道、東京、京都、九州といった、地域の物産展が開催されています。
 わしもいろいろ見に行ってみて思うのですが、どうも、いつもこの「三重物産展」が一番人出が多く、賑わっているような気がします。
 いったい、三重県人はどこまで自分たちが好きなのか、という疑問がぼんやりと頭をよぎります。


2012年9月27日木曜日

クールなものづくりに出資求む

今日のGIGAZINEに、複雑な構造でも精密に再現できる安価な3Dプリンター「FORM 1」という記事がありました。

 コンピュータでデザインした立体物を、実際に造形するのが3Dプリンターと呼ばれるもので、すでに小型精密部品の試作や、美術作品などで幅広く利用されています。

 しかし、まだまだ高価であり、趣味程度で使いたいと思ってもなかなか手が出ないのが現状です。

 そこで、Formlabs社なるアメリカのベンチャー企業が、プロ用のクオリティを保ちつつも手頃な値段の3Dプリンターを作ることをコンセプトに開発したのがこの「FORM 1」であり、125×125×165mmまでの立体物なら小さなものであっても驚くほど精密に、なめらかな表面で作ることが可能だとのことです。(リンクはこちら

 同じくGIGAZINEに、もう一つ、タッチスクリーンによって操作でき、見た目も自在に変えられる多機能腕時計「TOUCH TIME」というものも紹介されています。


 iPhoneやiPadといったタッチスクリーンのデバイスが多くなり、最近はこれまでのボタンによる操作よりもスクリーンによる操作に慣れてしまっている人が多くなっていることでしょう。

 「TOUCH TIME」は7種類のディスプレイやアラーム・電卓といった機能もすべてタッチスクリーンによって操作できる腕時計で、アメリカに本社があるPHOSPHOR社なる企業が製造販売しています。(リンクはこちら


2012年9月26日水曜日

外宮前に赤福が新店舗

伊勢名物として有名な赤福が、10月1日から伊勢神宮外宮(げくう)前で新店舗を開業すると発表しました。

 この場所は、JR伊勢市駅から参宮道路を歩いて10分ほど。本当に外宮の真ん前です。
 もともと15年ほど前にコンビニが開業したものの数年で閉店し、その後はソフトバンクの携帯ショップになりましたが、それも1年ほど前に閉店して、シャッターが下りたままでした。

 お盆ごろからファサードを和風にする改装工事を始めたので、ここも何かの店になるとは思っていましたが、まさかの赤福の直営店だったので驚きました。


2012年9月25日火曜日

量販店に打ち勝つ「高売り」サービス

 三重県などの主催により、「おもてなし経営推進フォーラム」が開催されます。

 「おもてなし経営」とは聞きなれない言葉ですが、
 企業が従業員の意欲と能力を引き出し、地域や社会との関わりを大切にしながら、顧客のニーズに合致したきめ細やかなサービスを提供することで、価格競争に陥ることなく、差別化・高付加価値化を実現している経営手法
 のことを言うそうです。
 
 大量生産する製造業や、画一的な販売手法・サービス提供など、従来型の供給側の視点に立ったビジネスは、その多くが行き詰まり、将来の展望が見えない状況です。
 多くの経営者にとって、今までの商売のやり方を見直し、商品・サービスを変えたり、新しい市場を切り開くことは本当に困難なことでしょう。その必要性はわかっていても、なかなか実現に舵を切れないとか、経営を革新するにあたっての具体的な方法がわからないという方も少なくないことと思います。

2012年9月24日月曜日

御福餅本家の「御福藻刈餅」を食べてみた

伊勢市二見町(岩と岩がしめ縄で結んである夫婦岩が有名)に本店がある 御福餅本家 が、御福藻刈餅なる新製品をリリースしています。

 伊勢市内のスーパーなどではお盆ごろから販売されていたようなのですが、先日、お彼岸用に初めて購入してみました。一箱1000円(税込)です。

 御福餅は創業二百七十余年にもおよぶという老舗で、同社のホームページによれば、その形は二見ケ浦に寄せ返す豊穣の波を象ったもので、すべて職人による手作りで作られています。

 御福餅は数年前まで、伊勢銘菓として全国的に有名な赤福と非常に類似したパッケージで、間違って買った人が観光協会に苦情を訴えたという都市伝説があるほどでした。(実際には伊勢志摩の土産物店で御福餅と赤福を並べて売っているところは実在しないので、この伝説はどこかのデパートなどでの三重県物産展なんかであった話かもしれません。)

 しかし、現在は夫婦岩の間から曙光が差しているパッケージに変わっています。

 そして御福藻刈餅は、おそらく同社にとって長らくなかったであろう新商品になるわけなので、わしとしても非常に期待してふたを開けてみました。

2012年9月23日日曜日

廃止されそうな近鉄八王子線・内部線に乗ってきた

 三重県北部には、今では大変珍しい、軌道幅762mmという狭軌(軽便鉄道規格)の電車路線が現役で運行しています。
 その一つが、近鉄八王子線と内部線とよばれる、両方合わせて全長7kmの路線です。
 近鉄四日市駅を起点に西日野駅、内部駅を結ぶ路線ですが、モータリゼーションの浸透によって旅客は激減しており、今夏、近鉄はこの2路線を廃止してBRT(専用バス)に転換する合理化策を四日市市に打診しています。
 なくなってしまう可能性も出てきて今のうちなので、先日、起点から終点まで全線乗車してきました。といっても、トータルで1時間もあれば十分なミニ旅行です。


 近鉄は西日本最長の路線を持つマンモス私鉄ですが、八王子線・内部線は軌道幅が異なるため近鉄の本線とはつながっておらず、本線の高架下に専用の四日市駅が設けられています。
 
 旅客の圧倒的多数は沿線に点在する高校の生徒だと思いますが、週末の昼間はこんな感じで閑散としています。

2012年9月22日土曜日

相次ぐ企業撤退 誘致頼みの限界

 ビジネス誌WEDGEの10月号が 相次ぐ企業撤退 誘致頼みの限界 という特集をしています。

 かつては企業誘致が地方経済を潤わせ、地域の雇用を生み出していましたが、今や多くの地域が企業撤退に向き合わなくてはならなくなっています。

 特集では企業撤退に直面した
・宮崎県都城市(JUKIの撤退により受注が激減する見通しとなった子会社を、従業員による事業買収(EBO)で再生した事例)
・千葉県香取市ソニーEMCSの撤退による跡地を香取市が買い上げ、新たな進出企業を賃料無料で公募したが苦戦している事例)
・広島県庄原市(企業撤退による空き地に外資系企業の誘致に成功したが、企業側は新規投資は国内で行わない態度を明確にしている)
 の3事例が紹介され、地域産業振興のセオリーだった企業誘致がもはや決定打とならない現実に苦しむ様子をルポしています。

 そして、この特集記事のトリは、もちろん、90億円の巨額補助金を出して誘致しながら経営破綻の危機に直面しているシャープを抱えているわが三重県です。

2012年9月21日金曜日

「森林税」という恐怖


 今、中小企業経営者にとっての大きな心配事の一つが、再来年の消費税増税だと思います。
 価格交渉力のない中小企業が増税分を価格に転嫁することは容易ではありません。国は円滑に転嫁ができるよう取引適正化の監視を強めるということですが、実際問題として、これによって懸念が消えると考えている関係者は皆無なのではないかと思います。
 唯一の救いは、消費増税は完全に確定したものではなく、導入にあたっては景気の状況等を配慮することになっている留保条件がある点です。

 しかし、三重県では苦しみにあえぐ経営者や庶民から、全く無慈悲に新たな税金を取り立てる計画が着々と進んでいます。
 「みえ緑と森のきずな税」なる、森林整備のための新税です。

 みえ緑と森のきずな税の導入にあたっては森林づくりに関する税検討委員会報告書(骨子案)なるものが示されており、すでにパブリックコメントも実施済みです。なので、手続きは合法的に着々と進められており、あとは県議会での議決を待つのみです。
 議決されれば、再来年(平成26年4月)から、県民税の均等割額で、個人は年間1000円、法人は同10%(2000~8万円)が超過課税されるのです。


2012年9月20日木曜日

秋の行楽は三重県南部へ!

今年の夏は、猛暑と、東京スカイツリーや新東名高速道路といった新名所ができた理由からか、伊勢志摩や東紀州(三重県南部の、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)の観光客が例年に比べ少なかったようです。

 特に宿泊客や、海水浴客の落ち込みは深刻だったようで、高級ホテルの一部でも宿泊料金の値崩れが起こり、中小の旅館や民宿も追随して値下げせざるを得なかったという声を聞きました。

 一方で、今まで名古屋や関西のお客が多かったものが、それこそ新東名の効果か静岡方面のお客が増加したという客層の変化があったようで、観光関係者が異口同音に言うのは三重県北部の四日市、鈴鹿などからのお客さんが相対的に多かったということです。これは、不景気のためかもしれませんが、県北部からは手軽に来ることができる伊勢志摩や東紀州が訪問先として見直されてきたのはうれしい限りです。

 その流れを加速させるようなグッドニュースだと思ったのは、三重県が秋の行楽シーズンにあたって、県南部への誘客と特産品PRのために無料情報誌「みよら東紀州2012秋号」を発行したという報道でした。(たとえば、中日新聞9月20日付け朝刊)
 

2012年9月19日水曜日

カントリーリスクと平和ボケと

さすがに今日は沈静化してきたようですが、中国の反日デモと称する常軌を逸した騒乱には世界中が驚き、呆れたことでしょう。

 この騒ぎが他人事だと思えないのは、9月15日に暴徒に襲われ、略奪・破壊されたのが山東省青島市にあるイオン(ジャスコ)だったからです。

 実は、わしは今から7年ほど前に青島市に視察に行ったことがあり、その時に現地に進出して成功している日本企業の実例として、青島ジャスコを訪れたことがあったのです。

 その店がテレビで見たらめちゃめちゃに壊されていたのでびっくりしてしまったわけです。
 もっとも、よくよく確認すると、襲われたのは比較的最近、青島の対岸の黄島市にオープンしたジャスコ黄島店であり、わしが行ったジャスコ青島店とは別の店だったとわかったのですが。


2012年9月18日火曜日

起業するためのビジネスプランの作り方まとめ

 GIGAZINEに、スタートアップとして起業するためのビジネスプランの作り方まとめ という記事が掲載されています。(9月17日付け)

 シリコンバレーにあって1970年代から数多くのスタートアップ(ベンチャー企業)に対して投資を行っているセコイアキャピタルが、起業家が投資会社にビジネスプランを見せる前にすべきことや、具体的なビジネスプランの書き方を公開している内容を紹介しているものです。

 ちなみに(わしも知りませんでしたが)、セコイアキャピタルは、アップルのスティーブ・ジョブズをはじめ、オラクルのラリー・エリソン、ヤフーのジェリー・ヤン、グーグルのラリー・ページとセルゲイ・ブリンなどに投資しており、パートナーとして絶大な信頼を得ている投資ファンドだそうです。


2012年9月17日月曜日

独創的技術立国・イギリス(テクニカル)

  9月15日付けの日本経済新聞に、家電産業に革新の余地(ダイソン創業者に聞く)  という非常に面白い記事が掲載されています。

 日本の多くの家電メーカーが厳しい経営状況に置かれているのとは対照的に、羽根のない扇風機とか、トルネード方式(サイクロン式)の掃除機など、次々と革新的な家電製品をリリースし、成長を続けているのがイギリスの家電メーカーダイソンです。

 その社長であり創業者でもあるジェームズ・ダイソン氏へのインタビュー記事であり、
・ダイソンは新しい製品を世に送り出すことに集中している
とか
・円高やその他のコストが高いので、日本で製品を組み立てるのは難しくなっている。我々も10年前に量産拠点をマレーシアに移した。英国は研究・開発に専念している。日本も同じような形になっていくだろう
という彼のコメントは非常に示唆に富むものです。(記事のリンクはこちらを)

 この中でダイソン氏は、もっと国が製造業の創業を支援するべきだとの持論を述べ、イギリスのキャメロン首相からの依頼で「独創的技術立国・イギリス」なるリポートをまとめたことにも触れています。

 面白そうだったので、「独創的技術立国・イギリス」で検索したのですが、なかなかヒットしません。そしてやっと見つけたのが英語版のレポート Ingenious Britain-Making the UK the leading high tech exporter in Europeです。(PDF版

2012年9月16日日曜日

現存する唯一の伊勢神宮御師邸に行ってみた

 このブログではたびたび、御師(おんし)について書いています。
 伊勢神宮の神職であった御師は、荘園制の弱体化によって伊勢神宮の財政が不安定となってきた鎌倉時代から室町時代にかけて全国を行脚し、伊勢神宮のご神徳を宣伝して各地に信仰を広め、同時に寄進を集めるなどして神宮の経済的発展に大きく寄与したのでした。
 最盛期の江戸時代には、伊勢神宮の内宮(ないくう)、外宮(げくう)で合わせて数百軒もの御師が存在し、檀家と呼ばれる全国の信徒を宿泊させるための旅館も兼ねた広大な邸宅が甍を連ねていました。
 しかし明治維新を迎えると、ツアーコンダクター業に近く、しかも世襲である御師制度は明治政府によって廃止が断行されます。多くの御師は生業を失い、邸宅群も破却されたり、移築されたりしてほとんどが姿を消してしまいました。 



 そして、今、伊勢市内に現存する唯一の御師邸宅が、ここ旧丸岡宗太夫邸です。
 今日、一般市民向けの見学会が開催されたので、貴重な建築遺産を見学してきました。

2012年9月15日土曜日

「選択と集中」について考える

 nippon.comに「地方で確実に進行する“お土産革命”」という面白い記事が載っていました。

 日本国内の観光土産物市場は成熟しており、市場規模は2兆5千億円にもなるものの革新的な商品はなかなか出てこないし、出てくると、すぐに類似品が追随するという世界です。しかし、そのことを逆手に取り、「定番商品の目先を変えただけに見えなくはない土産商品」が旋風を巻き起こしている、という内容です。
 2つの具体例が紹介されているのですが、非常に示唆に富む(そして、わし的にはよくわからない点もある)事例が、富山県(庁)の出先機関である富山県総合デザインセンターの取り組み事例です。

 「越中富山 幸のこわけ」と命名されたシリーズで、鯛の姿をかたどったカマボコ、ぶり大根寿し、しろえび姿干し、和三盆を使った和菓子など、すでに定番の土産物として流通している商品を、ワンコインの500円で買えるように小さなパッケージにまとめたというもの。昨年2月から販売が開始され、現在は20品目があります。
 もちろん、単に小口にしたというだけではなく、富山県総合デザインセンターの担当職員自身が「自分たちが本気で人に贈りたいものを選ばなくては意味がない」という姿勢でアイテムの選別に臨むとともに、各商品のパッケージには共通の意匠(デザイン)を施すことでブランディングも進めていることが大きな特徴です。
 その結果、1年で売り上げは3千万円にのぼったとのこと。本当に素晴らしいことだと思います。

 この取組にケチをつける気は毛頭ありません。しかし、この記事の中で紹介されている、「幸のこわけ」にエントリーする商品を峻別した結果、富山の超有名な「ます寿司」を欠番にしたというエピソードは、正直、直感的に疑問が浮かびました。

2012年9月14日金曜日

ゆとり世代はダメダメ君なのか

 中小企業経営者から、「最近の若い人は本当にひどい。社会常識、コミュニケーション力、基礎学力がますます低下している。」という声を聞くことがあります。
 これに賛同する意見は少なくないようで、大企業の人事担当者や、人材コンサルタントからも同じような意見をたいへんよく耳にします。
 これらの、共通項としてくくられるのは「ゆとり教育世代」こそがその元凶であり、ゆとり教育は国家百年の計を誤ったというものです。

 本当にゆとり世代の若者はダメなのでしょうか。


2012年9月13日木曜日

巡航船100年ありがとう

写真出典:尾鷲市役所ホームページ
今朝(9月13日)の朝日新聞三重版に 巡航船100年ありがとう という記事が載っていました。(リンクはこちら

 今年1月に、地区住民の投票によって廃止やむなしとの方針が決まっていた三重県尾鷲市の須賀利(すがり)巡航船が、いよいよ今月末、9月29日の運航を最後に姿を消すからです。

 須賀利地区は尾鷲市の中心市街地からは、湾を挟んだ対岸に位置する「飛び地」であり、昭和57年に道路が開通するまで、長らく巡航船が唯一の交通手段という陸の孤島でした。

 過疎化・高齢化が進んでいる反面、昔ながらの漁師町の風情を色濃く残しており、初めて訪れた人でもどこか懐かしさを覚える ~昔、映画かテレビで見たことがあるような気がする~ 素晴らしい景観が、観光客から隠れた人気を集めている地区でもあります。


2012年9月12日水曜日

早々とつまづいた? スマートエアコン

写真出典:日経トレンディネット

 パナソニックが10月に発売予定の、スマートホンで遠隔操作できるエアコン「Xシリーズ」について、目玉だったスマートホンによる電源ON機能を削除すると発表したことが大きく報じられています。

 薄型テレビが超不振で、軒並み収益が苦しくなっている家電メーカーにとって、スマートホンを使ってきめ細かい便利なサービスが提供できるスマート家電は起死回生の挽回策と見られ、かなりの熱が入っています。
 
 もっとも、正直なところ、わしのような半アナログ人間にとって、スマートホンで消費電力が見えるとか、タイマー設定ができるとか、使い方がわからないときにスマホをかざすと取説が映るとかいった「スマートなサービス」が果たして日常どれくらい役に立つのか、あまりピンとこなかったことも確かです。

 これは、誰もが少なからず感じるようで、パナソニックが8月21日に行った、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、体組成計、活動量計、血圧計の6種類のスマート家電の発表会でも、イメージキャラクターを務める女優の吉瀬美智子さんが「スマートフォンを(洗濯機に)かざしただけで洗剤の適量が分かるのはうれしいが、洗剤を先に一本分洗濯機に入れておいて、洗濯量に応じて、勝手に適量を注入してくれるようになるとよい」とコメントしたと報じられているほどです。(8月7日付けYahoo!ニュース リンクはこちら

2012年9月11日火曜日

「魔法のフライパン」はヒントの山だった

 今日はセミナーに参加していました。
 メインは経済評論家の財部誠一さんの講演。現在の国内政局から話が始まり、
・政治の混乱、無力はひとり日本だけでなく、アメリカも、ヨーロッパ各国も似たような状況である。
・このことは、民主主義が健全に機能するためには実は「経済成長」が必須であることを図らずも証明した。
 という論旨は非常に興味深いものでした。

  しかし、そのお話しは別の機会に譲ることとして、今日取り上げたいのは、同じくセミナーの講師をされていた、錦見(にしきみ)鋳造株式会社についてです。

 三重県木曽岬町にある錦見鋳造は、創業50年を迎える鋳造メーカーですが、購入まで半年待ちだという超人気商品「魔法のフライパン」を製造販売している中小企業として有名です。

 錦見社長のお話もたいへん示唆に富む内容でしたが、それは、発案・企画から数年を要し、肉厚1.5mm、重量890gという、鉄製鋳物として究極の薄さと軽さを実現しているという技術論にとどまらない(もちろん、この技術はすごいのでしょうが)、ビジネスモデルとしての卓越さを持っているからです。
 つまり、単なる「ものづくり」企業にとどまっていないのです。
 

2012年9月10日月曜日

熊野地鶏、テイクオフ!

 キリンビールが、ビール、発泡酒、チューハイなどの同社商品に貼付されている応募券を集めると、全国47都道府県の「うまいもの」が抽選で47000人に当たるという、選ぼうニッポンのうまい!2012 なる販促キャンペーンを行っています。


 商品の一覧はホームページで見ることができますが、三重県からは、伊勢海老、松阪牛、あわび、伊賀豚といった定番を押しのけ、何と 熊野地鶏(くまのじどり) が県代表の「うまいもの」に選定されています。


2012年9月9日日曜日

問題は、誰がそれをやるのか? である

 今日(9月9日付け)の朝日新聞三重版に、過疎問題を研究 尾鷲で学生合宿 という記事が載っていました。
 過疎化と高齢化が進む尾鷲市ですが、中心市街地から離れた、熊野灘のリアス式海岸に沿って点在する集落では特にその傾向が進んでいます。
 漁業以外に主要な産業がなく、人口減少により住民向けの商業やサービス業も厳しくなっています。若い人は市の中心部や市外に転出していき、そのためにますます過疎化が進むという悪循環です。

 記事によれば、慶応大学、三重大学、名城大学で過疎問題を研究している大学生40人が、尾鷲市内の早田(はいだ)、九鬼(くき)、三木浦(みきうら)、三木里(みきさと)の4つの集落で2泊3日の合宿を実施。合宿期間中、学生らは4つの集落を歩き、住民と交流して地区の課題や魅力を調査し、活性化のための提言をまとめ、住民を招いて発表会を行ったとのこと。
 提言の内容は、ダイビングを結びつけた漁業活性化や、フェイスブックによる地区の情報発信などで、提言を聞いた岩田尾鷲市長は「今後、この提言を詰めて形にしてほしい」と語ったそうです。

 フェイスブックには合宿の様子を伝える「三重県尾鷲市元気プロジェクト」というページが作られており、学生たちの活動の模様がアップされています。これを見ると、学生にとっても、また、受け入れた住民にとっても非常に有意義な交流であったことが感じ取れます。
 なので、問題となるのは、「これらの提言を、誰が、どのように実行していくのか?」という各論です。


2012年9月8日土曜日

「伊勢ぶらり」をダウンロードしてみた

  伊勢志摩経済新聞にも記事がありましたが、三重県が先月末、スマートフォン向けの無料アプリケーション「伊勢ぶらり」をリリースしました。

 伊勢ぶらりは、伊勢市周辺の古地図や鳥瞰(ちょうかん)図などをGoogleMapsと連動させ、スマホなどのGPS機能を使って古地図上に現在地を表示できるという「まち歩きアプリ」です。
 担当者によれば「過去と現在を見比べながらまち歩きや歴史文化を知ることができる」とのこと。(9月5日付け リンクはこちら

 面白そうだったのでさっそくダウンロードしてみました。
 ダウンロード時間は、(機種にもよるでしょうが)1~2分程度、インストールも含め5分程度あればすぐに使うことができます。


2012年9月7日金曜日

あまりに怪しい NIJI をだれか試して!

 関西へ帰省するとテレビが面白くて、わしはほとんど引きこもりのようになってしまいます。
 在阪テレビ局の制作番組は、名古屋の民放局のそれと比べると、バラエティーにしろ、報道番組にしろ、ツッコミが鋭かったり、出演者の層が明らかに厚かったりと、はるかに面白いと言っていいと思います。

 しかし、残念ながら三重県では伊賀地域と東紀州地域の一部を除いて関西のテレビ番組を視聴することができません。テレビ局はその反権力的なポーズとは実態は正反対で、政府から放送免許が与えられ、地域独占している「超過保護業界」なので、免許の及ぶエリア外に電波を送れる制度になっていないからです。

 しかし、GIGAZINEに救世主のようなソフトウエアが紹介されていました。
 インストールするだけで、何と日本国内の25局ものテレビ番組が視聴できるという「NIJI」なるソフトウエアです。
 怪しいったらありません。


2012年9月6日木曜日

サービス産業生産性向上セミナーに参加

 三重県主催の経営革新・生産性向上セミナーが津市で開催されたので参加してきました。
 サブタイトルには「先進事例で学ぶサービス産業生産性向上セミナー」とあるとおり、この分野の第一人者である産業技術総合研究所の内藤耕氏の講演など、非常に有意義、かつ内容の濃いセミナーでした。

よく日本は「モノづくり大国」だと言われますがこれは必ずしも正しくなく、現実には業種別に見た企業数や労働者数の圧倒的多数は製造業ではなく、「サービス業」が占めています。
 つまり日本は「サービス産業大国」なのであって、モノがあり余り、低価格競争に陥って衰退モードになっている「モノづくり」ではなく、成熟した市場で消費者の多様な価値観に対応する「サービスの提供」が経済の中心となっているのです。

 これは世の東西を問わず経済が成長するにつれて世界的に見られる産業構造の変化であり、少子高齢化が進む日本ではますますこの傾向が強まることは確実です。


2012年9月5日水曜日

熊野市「坑道探検ツアー」が好評だったとか

写真出典:熊野市観光公社
時事通信社のウエブサイト 時事ドットコムによると、三重県熊野市の熊野市教育委員会が8月4日、同市内にあり1978年に閉山した旧紀州鉱山の坑道を探検するツアーを開催したとのことです。

 坑道を一般に開放するのは初めての試みとのことで、県内外から集まった約50人の参加者は、普段は立ち入ることができない2本の坑道の、計約1.2キロメートルを散策。外気より気温が3度以上低い坑内を、懐中電灯で照らしながら楽しんだとのことです。(9月3日付け。リンクはこちら 
 旧紀州鉱山がある熊野市紀和地区は中心市街地から車で約30分離れた山間部に位置します。採掘の歴史は古く、遠く奈良時代にまで遡るとのことですが、近代、昭和に入ると石原産業の資本導入により銅の大規模採掘が行われ、最盛期には鉱山労働者とその家族など1万人近くの人口があったそうです。

2012年9月4日火曜日

シャープに資本参加する鴻海の狙いとは?

***マニアックな内容なのでEMSに関心がない方は無視してください***

  先週の週刊ダイヤモンドは シャープ非常事態 という特集でした。
 経営不振に陥っているシャープは、世界最大のEMSである鴻海(ホンハイ)精密工業からの出資を仰いで交渉しているものの、この期に及んでも出資額や時期の具体化には至っておらず、この号が出て数日後には、格付け会社のS&Pがシャープの長期会社格付け・長期優先債券(既発債)を「投機的レベル」であるBB+に2段階引き下げしました。
 上場会社としては極めて異例であり、まさに非常事態と言えます。

 今後の交渉が注目されますが、ダイヤモンドで興味深かったのは、台北科技市場研究代表の大槻智洋氏という方が寄稿している鴻海がもくろむ”資本提携”の真意」という記事でした。

 シャープには優れた液晶技術というコアコンピタンスがあり、日本の多くの報道・論評が、鴻海の資本参加の狙いは液晶の技術力であり、シャープというブランド名であると書いているのに対し、大槻氏は「鴻海はシャープの液晶パネル事業もブランド名も必要としていない」と主張しています。

2012年9月3日月曜日

伊勢志摩「ウエルネスの旅」2012秋

三重県の伊勢志摩地方を舞台に、さまざまな体験型観光商品をリリースしている いとしの旅舎(事務局 株式会社アーリーバード)が、ウエルネスの旅2012 秋コースの参加者募集を始めています。

 「ウェルネスの旅」とは、旅行での観光や食事を楽しみながら健康になるための知識を得るコンセプトで企画されているツアーです。いわゆる健康ツーリズムと呼ばれるジャンルのパッケージツアーと思ってもらえばいいでしょう。

 今回は10月20日(土)~21日(日)の一泊二日の行程で、一日目は伊勢神宮外宮の参拝と伊勢の町のウォーキング、その後、鳥羽市の離島 答志島に渡って夕食と宿泊。二日目は答志島の漁村路地裏散策ツアー、干物作り体験などがあり、午後に答志島から鳥羽市に戻って解散というスケジュールです。
 これだけでも十分自然を満喫できそうですが、何と言ってもこのツアーの目玉は、相可高校食物調理科の村林新吾先生と、三重大学医学部附属病院の岩田加壽子先生の「食」のプロフェッショナルお二人によるトークショー(対談)が織りこまれていることです。


2012年9月2日日曜日

あっ!ちゅう間に通過された三重県

 テレビ東京系列の人気シリーズ「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の第12弾が昨夜放映されました。
 三重県松阪市(松阪駅前)から長野県松本市(松本城)を目指す3泊4日のバスの旅。
 太川陽介さん、蛭子能収さんのレギュラーコンビに加え、今回のマドンナは、三重県出身のタレント加藤紀子さんでした。


 ふつうに考えて、松阪から松本へ向かうには、まずは名古屋へ北上し、そこから恵那方面に進んで、木曽谷(JR中央線のルート)か伊那谷(中央高速道のルート)かのどちらかを行くことになります。
 三重県スタートということで、この3人がどんなルートで名古屋に行くのか、どんなふれあい珍道中があるのか期待したのですが・・・・

2012年9月1日土曜日

高校生インターン「三重チャレ」発表会に行ってきた

 NPO法人 a trio が津市で開催した、広域インターンシッププログラム 三重チャレ の発表会に行ってきました。

 この事業は、 a trio が三重県の公募したモデル事業に企画提案して受託。7月から実施していたものです。
 事業内容を一言でいうと、三重県内の高校生が、希望の事業を選んで4日間のインターンシップを行うものですが、これに併せて、大学生がサポーターとして受け入れ企業の取材や、インターン中の高校生のフォローを行う点が、「三重チャレ」の大きな特徴となっています。

 高校生を受け入れる企業として15社(事業所)がエントリーしていましたが、実際に高校生とのマッチングが整ったのは6社でした。今日の発表会では高校生のインターン体験の発表と、企業の経営者の感想や講評、そしてサポートした大学生のコメント、という3つがワンセットとなったセッションが6社分行われました。

 会場は、津市桜橋の三重県津庁舎。同じく津市にある三重県庁(本庁)と名前が紛らわしいので、一般県民向けの会議をやる時には会場を間違える人が続出するという因縁ある庁舎でもあります。