2012年12月31日月曜日

やや不完全燃焼だったか・・・

 平成24年、2012年も間もなく終わろうとしています。
 皆様のお力添えにより、そして神仏のご加護により、わしは大病もなく、大過のない一年でした。

 しかし10月の豪雨で実家が被災したことは一生忘れられない記憶になりそうです。
 ゲンキンなもので、あれから台風だの大雨だののニュースには敏感になりました。日本中、ほぼ至るところで自然は猛威を振るっています。田舎の住人だからこそ、自然の素晴らしさを日々体感していますが、同時に怖さ、恐ろしさとも隣り合わせであるとつくづく思います。

 もうひとつ、仕事的には自分自身、やや不完全燃焼でした。
 特にわしの住む三重県南部は、伊勢神宮の式年遷宮が平成25年に迫り、地域振興や産業振興にとって千載一遇の機会と言えるのですが、自分自身、そのことにあまりコミットできませんでした。
 
 行政にとって地域の活性化は重要な仕事であり、その一つのツールに、いわゆる商工振興という分野があります。
 企業や企業者のビジネスを税金を使って、公務員が支援するのは、税収や雇用の確保はもちろんですが、ビジネスを通じて経営者や従業員の皆さんが誇りを持ち、地域で生活し続けられる循環を作り出すことです。
 しかしどうも、わしの勤務先では、産業は産業、地域振興は地域振興、と分離する傾向が強まってきている気がします。何のために産業を振興するのか、だれのために企業を支援するのかがわかりにくくなってきています

 そんなこんながあり、わし自身の年齢的なこともあって、商工振興の仕事には誇りを持っているものの、仕事として、あるいは仕事の延長として、本当に地域が活性化するのかには疑問や限界も感じるようになりました。
 来年はもっと、わしがやりたいことをやってみようと思います。

 今年の「はんわしの評論家気取り」は、槇原敬之さんの名曲 GREEN DAYS で締めくくります。

 「わからないことだらけでも、本当のことを探してゆこう・・・・」という歌詞に励まされます。
 
 
 
 
 では、どちらさまもよいお年を。

2012年12月30日日曜日

中小企業対策は2013年が正念場

 中小企業金融円滑化法の失効がいよいよ来年3月末に迫ってきました。あと三か月です。
 この法律は、民主党の鳩山内閣時代に制定されたもので、金融機関に対して、融資を受けている中小企業の経営状況が厳しく、返済の猶予や金利減免の申し込みがあった場合は、内容に応じて貸し付け条件の変更に応じる努力義務を課しています。
 マスコミでは一時「平成の徳政令」などと囃されましたが、もちろん借金をチャラにするものではなく、条件変更の間に経営革新や合理化に取り組んで業績を回復させることに主眼が置かれていました。
 円滑化法によって金融機関の条件変更を受けた中小企業は全国で30万~40万社と言われていますが、実際には返済が猶予されても経営の改善が進まない、いわば赤信号の企業がその1割に上っているそうです。これ以上の時間的猶予がなくなれば、資金ショート、倒産というシナリオが現実的になります。さらに金融機関にとっては不良債権が増えることとなり、財務体質を悪化させる影響も見逃せません。

 さて、自民党安倍首相のインフレターゲット的な経済政策「アベノミクス」が、いわば口先介入の段階に過ぎないのに早くも民主党政権ではなし得なかった、株高・円安誘導に成功して世間の耳目を集めています。
 しかし、わしが注目したいのは、自民党のマニュフェスト(総合政策集 J-ファイル2012)の、Ⅸ .  地方の重視・地域の再生 2.中小企業対策・地域活性化(61ページ以下)に明記されている、「中小企業基本法の改正と小規模企業基本法の制定」「地域(中小・小規模企業)購入 & 再投資法(仮称)の制定」という部分です。

2012年12月29日土曜日

伊勢神宮外宮と内宮の間を歩いてみた(その2)

(承前)伊勢神宮外宮と内宮の間を歩いてみた(その1)

 伊勢市駅を起点に、外宮前から御幸道路(みゆきどうろ)を30分ほど歩くと、皇學館大学などの文教エリアに入ってきます。
 進行方向左側に、大学の門が見えます。

2012年12月28日金曜日

伊勢神宮外宮と内宮の間を歩いてみた(その1)

 伊勢神宮には何度も来たことがあっても、内宮(ないくう)と外宮(げくう)の間を歩いて参宮したことがある方は少ないかもしれません。
 内宮と外宮は約4キロ離れており、バスで15分程度、渋滞時には30分以上かかることも珍しくありません。特に自家用車利用の場合、内宮は場所的に奥まっていてクルマが集中しやすいのでまったく動かないこともしばしばです。
 お正月の間、伊勢神宮周辺は交通規制されパークアンドバスライド方式となりますが、伊勢まで電車でお越しの場合、JR・近鉄伊勢市駅を起点に、外宮参拝、次に内宮まで歩いて内宮参拝という行程も、ある程度体力ある方なら十分に可能です。
 むしろ、ぶらぶら散歩がてら伊勢の街中を歩くのも楽しいと思いますので、そのルートを2回に分けて紹介します。

2012年12月26日水曜日

空洞化はウソじゃない

 製造業中小企業は海外に進出するべきか?

 答えはイエスであり、ノーでもあります。

 ひとくちに製造業と言っても、また、ひとくちに中小企業と言っても業種や業態、規模、ビジネスモデルは多様で、技術力や生産力の差もさまざまです。
 付加価値の高い商品を製造している企業にとっては、現代日本の市場の成熟化はむしろ望ましいものでしょうし、自動車や家電といった大量生産型の企業にとっては、少子高齢化が市場の縮小に直結します。

 往々にして、政治や行政が製造業を語るときは、大企業や裾野企業が多い業種、労働組合が強い業種といった、つまりは政治的な影響力が大きい大量生産型・輸出型の製造業が念頭に置かれることが多いため、どうしても昨今の市場の変化を「縮小」と捉え、成長著しい新興国、特にアジアへ進出しようという対策が示されることが多くなります。

 製造業は商業やサービス業に比べて雇用吸収力は低いものの、相対的に正社員の比率が高く、給与も高いため、地域にとっては質の高い雇用を支える非常に重要な産業です。そのため、特に地方は製造業企業が工場を海外に移転させる「産業空洞化」を忌み嫌います。
 もっとも、製造業の現場は技術革新によって省人化が進んで雇用吸収力は低下しており、最近は若者の製造業離れもあって人材確保にも四苦八苦しており、かなり状況は変わってきているのが実態ではあるのですが。

2012年12月25日火曜日

リバース・イノベーション・・・言うは易しだが

日本の製造業の地位が相対的に低下しており、これを何とかしなくていはいけない、という議論が盛んです。

 その対策として、一般的には、工場のような製造(組み立て)部門はコストが安い海外に移転することは仕方がないが、その一方で商品の企画や開発、研究といった部門は日本に残す、という分業の確立と、海外への販路を北米やヨーロッパなどの先進国だけでなく、人口が多く、工業化によって所得も向上してきた新興国市場にも展開する、という経営戦略が提唱されてきました。

 しかし、この戦略、つまり、企画開発部門を日本に残したまま生産と販売は新興国で行うという目論見が必ずしも想定通りにうまくいかないことも明らかになってきています。

 この本 リバース・イノベーション V・コビンダラジャン、C・トリンブル著 ダイヤモンド社 は、日本企業よりもいち早く新興国市場に本格進出したアメリカ企業が直面した失敗事例の紹介と、その原因の究明、そしてそれへの対策を述べた本です。
 非常に示唆に富む内容なので、商工業振興に関心がある方のご一読をおすすめします。


2012年12月24日月曜日

日替わりシェフキッチン「サラダボール」に行ってみた

 三重県多気町の丹生(にう)地区にある、日替わりシェフキッチン サラダボールに初めて行ってきました。

 丹生はかつて水銀の産地として繁栄した土地で、現在ではごく普通の静かな農村地域といった風情ですが、丹生大師(にうだいし)との別名がある神宮寺の壮大な伽藍が残り、街道沿いに家々が立ち並ぶ光景は、かつての繁栄をしのばせるに十分です。

 しかし、丹生が全国的に有名なのは、ここが「地域おこし活動」の先進地域だからです。

 地元の農業用水を管理している立梅用水土地改良組合が中心となったまちおこし活動であるとか、農家の主婦による地産地消レストラン「せいわの里まめや」は成功例として特に有名で、大勢の観光客のほか、全国から農業団体や行政機関の視察が絶えない地域でもあります。

 その丹生地区にある物産販売施設「ふれあいの館」が今年5月にリニューアルされ、同時に、サラダボールもオープンしました。

2012年12月22日土曜日

またまた年末恒例「きいながしま港市」へ行ってみた

 この時期恒例の、年末きいながしま港市に行ってきました。

 三重県紀北町の紀伊長島漁港を会場として特産である鮮魚や干物、弁当、寿司、惣菜、お菓子などを、約三十件の業者が一堂に会して出展・販売しています。
 今年は12月15日から12月27日までの13日間、朝9時ごろから午後2時ごろまで開催されるそうです。

 今日は、前日からの雨も上がって薄日が差し、傘は不要だったもののかなり肌寒い天気となりました。
 
 

2012年12月21日金曜日

石本果樹園が「サンズ」ポン酢を開発

 中日新聞(12月19日付け)に サンズ復権へポン酢 紀南高生がロゴデザイン という記事がありました。       
三重県紀宝町のミカン農家である石本果樹園が、希少な香酸かんきつである「サンズ」を使ったポン酢を商品化したという内容です。

 サンズは宮崎県原産のかんきつで、実が落ちにくいため繁栄の象徴として正月飾りに使われるほか、独特の芳香があることから南紀地方の郷土料理であるサンマ寿司の香り付けなどに使われているそうです。

 石本果樹園はこのサンズを栽培しており、県外のメーカーにポン酢の製造を委託。「さんずぽんず」とまんま命名されたこのポン酢のラベルのロゴは、地元にある三重県立紀南高校の生徒によるデザインとのことです。

 
 この「サンズ」というみかん、わしは東紀州観光まちづくり公社に勤務するまで、聞いたことも見たこともありませんでした。

 しかし、ミカン栽培が一大地場産業である紀宝町においては、採りたてのサンズを酢の代わりに料理に絞って使うことは常識らしく、「知らない」ということをなかなか信じてもらえませんでした。

2012年12月20日木曜日

伊勢慶友病院が移転、跡地活用は未定

 伊勢市にある伊勢慶友病院が、現在地から2kmほど離れた旧山田赤十字病院の跡地に、来年中をメドに移転することが公表されました。
 旧山田赤十字病院は、今年1月、伊勢赤十字病院と名称を変えて別の場所に新築移転しており、跡地は現在は空き家になっているので、伊勢慶友病院の移転入居はいわば「居抜き」ということになります。

 
 実は、この移転話は地元伊勢ではかなり有名であり、伊勢赤十字病院が竣工する前後、わしも知り合いから「日赤の後には慶友が入り、慶友の後にはスーパーが入居するのだ」と教えてもらったことがあります。(あんた、まだ知らんの?という顔をされて。)

 伊勢慶友病院は10年ほど前に運営主体が変わって現在の名称になり、病床も療養型になっていますが、その前は脳神経外科が有名だった慶応大学伊勢慶応病院、さらにその前、わしが子供の時分は確か亀谷病院という名称だったと思います。

2012年12月19日水曜日

TOICAとPITAPAが相互利用可能に

 SUICAなどの、いわゆる交通系ICカードの全国相互利用サービスが来年3月23日(土)から始まると発表されました。
 交通系ICカードは全国のJR、私鉄で制度が乱立しており、利用者からも鉄道会社・バス会社などの垣根を越えた相互利用についての要望が高まっていました。相互利用を可能とする方針で作業を進めることは交通事業者間で今年5月にすでに合意しており、それが実現されることになったものです。(近鉄ホームページによる告知はこちら

 はんわしも通勤で電車を利用していますが、三重県内の近鉄でも徐々にICカードPITAPA(ピタパ)利用の乗客は増えてきているようには感じます。もっとも、毎朝見る限りでは、IC利用者はまだ3割くらいで、残りの大多数は改札口に投入する従来型のきっぷや定期券の利用者ですが。
 ICカード相互利用で便利になると思う反面、まだ首都圏に比べて圧倒的に未整備であるICカードに対応した改札機の完備など施設面の充実は必須になるでしょう。

2012年12月17日月曜日

地域再生大賞に「きほく里山体験笑楽校」がノミネート

 共同通信社と全国の地方紙が合同で行っている「地域再生大賞」の、今年度のノミネート団体が公表されました。
 この地域再生大賞は、深刻化する地方の疲弊を打破しようと地域再生活動に取り組む団体を各新聞社が記事として取り上げ、団体を支援するのが狙いで2010年に設けられたものです。

 詳細は47ニュースのホームページに掲載されていますが、三重県でノミネートされたのは、紀北町のきほく里山体験笑楽校でした。(リンクはこちらです)

 のきほく里山体験笑楽校のエントリーシートによると

 三重県の南部に位置する紀北町下河内地域は、人口5人の限界集落。住民だけではなく、この土地に惚れた人が守る会の会員(76人)となっている。
 旅籠家だった築120年の古民家を改装し、活動の拠点としている。里山の美しい景観を守り、そば打ち教室や農業などの会員の得意分野が体験プログラムという形にして、昔ながらの知恵や伝統を伝えている。住民以外の人が支えるこの集落に、年間約900人が訪れている。

 とのことです。

2012年12月16日日曜日

ミナツドエin津に行ってみた


津市で開催された 創業・ビジネス交流会 ミナツドエin津 に行ってきました。

 創業して間もない経営者や、これからの創業・起業を目指す方のほか、行政や支援機関の職員を含め100名以上が参加する、なかなかの盛況でした。

 先週参加した、ビズスクエアよっかいちのビズカフェは、先輩起業家のセミナーと意見交換のスタイルであり、民間インキュベーション施設が主催したものでしたが、今回のミナツドエは「見つける新たな出会い、広げるビジネスの輪」というサブタイトルが示すとおり、参加者による自社のビジネスの簡単なプレゼン大会と、参加者どうしの交流会が中心のイベントであり、主催も、津市と商工団体や日本政策公庫からなる「ソケッ津」なる創業サポーターグループが担っています。

 わしにとっても、久しぶりにお目にかかる方々ともいろいろ情報や意見が交換でき有意義でした。 どうしても「創業を支援する側」「交流会を仕掛ける側」からの見方にはなるのですが、いくつか気のついた点をメモしておきます。


2012年12月15日土曜日

モクジュ・ブレスレッドを購入してみた

 先日のブログで紹介したおわせカンパニーのオンラインストアを使って、世界遺産・熊野古道の森の尾鷲ひのきを使ったブレスレットであるというモクジュ・ブレスレッドを購入してみました。

 今日、自宅に届いたのでレビューしてみます。(ブログ記事は 2012年12月9日付け おわせカンパニー オンラインストア開店!


  モクジュとは「木珠」、すなわち木の球の意味です。ひのきは広葉樹などと比べ柔らかい樹木であり、微細な製品に加工することが難しい素材だそうで、このモクジュ・ブレスレッドは数珠メーカーとのコラボによって世に出たもので、職人がひとつひとつ手作りしているとのことです。
 オンラインストアで注文したのは今週の火曜日。サイト上の買い物かごから商品購入を決定すると、振込先が書かれた購入確認のメールが送られてきます。

2012年12月14日金曜日

イトーファーマシーが情報化優良企業表彰最優秀賞に

先日、第9回日本パートナーシップ大賞グランプリに、三重県の「まごコスメプロジェクト事業」が選ばれたことを書いたら(12月4日付け もっと知ってほしい「三重県発」の快挙)、ようやくいくつかのマスコミがこのことを報じるようになりました。

 このブログはマスコミの方も多くご覧になっているようなので、もうひとつ、あまり報じられていない三重県の中小企業の快挙をご報告したいと思います。

 それは、鈴鹿市を拠点に調剤薬局や居宅介護支援施設等を展開している有限会社イトーファーマシーが、情報化優良企業表彰の平成24年度最優秀企業賞を受賞したことです。

 この情報化優良企業表彰は、情報機器の購入やソフトウェアの導入・開発、ネットワーク構築などのICT化(情報化)に取り組むことで経営革新の成果をあげた企業と、その企業のICT化を支援した支援機関をセットで顕彰するというもので、経済産業省の外郭団体である財団法人全国中小企業取引振興協議会が行っています。

 最優秀企業賞に輝いたイトーファーマシーは、以前にもこのブログに取り上げたことがありますが、小規模ながら非常に先進的な取り組みを行っている、エクセレントな企業です。
 今回の受賞の理由を、全国中小企業取引振興協議会のホームページから抜粋してみましょう。

2012年12月13日木曜日

足軽の誕生 室町時代の光と影


なぜだか今年のNHK大河ドラマ「平清盛」は視聴率が振るわなかったようです。これは、このドラマの舞台である平安時代末期が、2012年のいま現在の日本の状況と酷似しており、複雑に入り組んだストーリーやどうしようもない閉塞感が、ある意味で視聴者の拒否反応にあっているのではないかと思うこともあります。   

 古代以来、飛鳥時代、奈良時代と続いてきた天皇制は、平安時代初期には強力な天皇親政であるものの、その後に有力公家が実権を持つ摂関政治となり、平安時代末期には院政、すなわち退位した元天皇が裏から現役の天皇を操る仕組みへと変化していきます。
 主導権を巡って天皇と院の対立が恒常化し、政治権力は混乱し、利害関係は錯綜し、そこに武士が介入する余地を生み出しました。

 この本 足軽の誕生 室町時代の光と影 (早島大祐著 朝日新聞出版)が取り上げているのは、その平安時代から二百年が経過した15世紀の室町時代の話です。

 早島さんによれば、室町時代とは、鎌倉幕府(武家政権)が崩壊して足利尊氏が京都に室町幕府を建てたことによって、武家権力と天皇・公家権力が、実に3百年ぶりに京都に同居することとなった、いわば京都に政治的な核が一元化された時代でした。
 それと同時に、政治・経済は、京の都にまで進出してきた武家によって主導されるという特徴も有していました。

2012年12月12日水曜日

12・12・12

 クルマで出張。ラジオを聴きながら運転していたら、「ただいま、12時11分15秒です。あと45秒で12分です。」と言っているのが聞こえました。
 なんだこのアナウンスは?と一瞬思ったのですが、よく考えると今日は2012年12月12日、ゾロ目の日です。
 間もなく、その12時12分になる、ということをわざわざ教えてくれていたのでした。
 
 その記念に、というわけでもないけど信号待ちの間に写真を撮ってみました。残念ながらこのカーラジオにはカレンダーがないので、1212としか表示されなかったのですが。

2012年12月11日火曜日

経営者よ、イノベーションに取り組もう

ここ数日、三重県内の中小企業を何社か訪問しています。

 経営者の皆さんが異口同音に言うのは、今年は、リーマンショック、東日本大震災による二度の大きな落ち込みから回復基調になり、夏ごろまでは調子が良かったものの、9月くらいから腰折れになり始めたように感じるということです。

 一方で、企業決算のニュースを見ると、史上最高益を達成したという企業も決して少なくありません。
 実際には日本全体が不景気なわけでは決してなく、業種・業態によって、あるいは地域によって、そして(厳しい言い方ですが)経営手腕によって、実は景況はばらばらのまだら模様になっているというのが本当のところなのでしょう。
 しかし、少なくともはんわしが聞いた数社は、秋から始まった腰折れがしばらくの間は何らかの悪影響をもたらすだろうという見方で一致していました。

 これらの企業がそうだというわけでは決してありませんが、わしにとって不思議なのは、今までのビジネスのやり方では通用しないことはもはや明らかであるのに、危機感を持って何らかの打開策を切り開こうとしている経営者があまりにも少ないように感じることです。

2012年12月10日月曜日

2013年1月開催の創業支援情報

 今年も残すところ3週間余り。来年のスケジュールがぼちぼちとカレンダーに入ってくるようになりました。
 先日のビズカフェよっかいちについてはブログにも書きましたが、来年1月にも四日市市と桑名市で、創業(起業)希望者もしくは創業まもない人を対象にしたセミナーが開催されるのでアップしておきます。

四日市志創業応援隊「創業カフェ」
 
 安藤食品サンプル製作所 代表 安藤恭子氏による創業体験談 ~この地域で私がしたいこと~のあと、参加者交流会(グループディスカッション)が行われます。
日時:平成25年1月11日(金) 18:30~20:30
場所:四日市商工会議所
参加費:500円
http://www.yokkaichi-cci.or.jp/web/12/post_763.html

創業フォローアップセミナー&起業家交流会in桑名
 「本気の朝礼」が超有名な居酒屋チェーン、(有)てっぺん 代表取締役 大嶋啓介氏による、 創業を成功に導く最高のチームの作り方!と題した特別講演と、希望者による「創業プレゼンテーション大会」、そして参加者交流会が行われます
日時:平成25年1月12日(土)10:00~16:45
場所: くわなメディアライヴ1階多目的ホール
参加費:500円
http://www.kuwana.ne.jp/chamber/keiei/sougyo/index.html#no2

 また、これから創業を考える人向けに、ビジネスプランの作り方や創業に必要な知識を学ぶ、鈴鹿商工会議所創業セミナーも開催されます。
日時:平成25年2月9日(土) 9:30~12:30 13:30~16:30
場所:鈴鹿商工会議所
参加費: 2,000円(フォローアップ相談料・資料代込み)税込み
http://www.scci.or.jp/keiei/sougyou2012.html

 いずれも事前申し込みが必要で、定員になり次第受け付けは締め切られますので、参加表明はお早めに。

2012年12月9日日曜日

おわせカンパニー オンラインストア開店!

 尾鷲ヒノキの間伐材アイテム専門のオンラインショップである おわせカンパニー がオープンしたので紹介します。

 尾鷲ヒノキは背後に紀伊山地・大台ケ原の山塊が迫り、眼前には洋々たる熊野灘が広がる、温暖・多雨の地である三重県尾鷲市と紀北町の特産です。

 年輪が緻密で硬い(剛性が高い)という特長があり、かの関東大震災の時に尾鷲ヒノキを使って建てた家に倒壊を免れた例が少なくなかったことから、戦前から高度成長期にかけて、主に木造住宅の柱や梁といった構造材に珍重された、いわゆる「ブランド」木材です

 しかし、全国の木材産地同様、尾鷲ヒノキも完全に斜陽と言ってよい状態になっています。日本有数の産地でありながら、尾鷲市内で林業に従事しているのは平成17年のデータで全産業就業者数の0.6%にすぎません。(もっとも、これでも全国平均よりは相当高いのですが。)


2012年12月8日土曜日

12月のビズカフェよっかいちに行ってみた


 四日市市にあるインキュベーションオフィス、BizSQ41(ビズスクエアよっかいち)主催のBizCafeに参加してきました。
 今日の講師は、松阪市に本社を置く 株式会社アクアプランネット の代表取締役 福政惠子さん。
 全身からオーラが滲み出ているような、たいへん魅力的な方でした。

 アクアプランネットは、ソフトウエア会社のOLだった福政さんが平成6年に創業。当初は学習塾としてのスタートでした。

 For Living Well ~よくよく生きるために~を事業の理念に据えているのは、ビジネスの変転が早いコンピュータ業界に身を置いているうちに、これからコンピュータで置き換わる仕事はどんどん置き換わっていき、人間がする仕事は難しい内容のものばかりになる。そのように世の中が生きにくくなっていくとしたら、人々に、よりよく生きていくためのプランニングが提供できるネットワークを創ろう、と考えるようになったからだそうです。

2012年12月7日金曜日

実際に結果を出す経営者の哲学に触れる本


今、話題の書となっている モノづくりこそニッポンの砦 伊藤澄夫著(工業調査会)を再読しました。

 三重県四日市市という一地方の中小企業でありながら、今や時代の兆児といった感さえある、株式会社伊藤製作所、そして伊藤社長ですが、注目されている理由は、10年以上前から「日本の製造業は早晩、海外展開が避けられない」と見抜き、当時の常識に抗って、中国でも韓国でもなく、フィリピンに進出し工場を建設したという先見性でしょう。

 今になって尖閣問題などを契機とした中韓での反日運動が激化し、現地に進出した日系企業の多くがカントリーリスクを再認識せざるを得ない状況に至って、結果的にその慧眼があらためて認められるようになったのです。


2012年12月6日木曜日

流行の感度が、高いのか低いのか

日経新聞電子版より
12月5日付けの日経MJに、2012年ヒット商品番付がででーんと特集されていました。歳末が近づいてきたと実感します。

 ある宗教団体の事件をきっかけに、現実の社会風俗とは乖離してしまい、ちっともはやっていない言葉が大賞になってばかりいる「流行語大賞」に比べて、ヒット商品番付のほうは、日々、経済や流通のニュースにある程度関心を持っていたら、なるほどと得心する内容ではないかと思います。

 
 詳細は記事をお読みいただくとして、この1年、自分がアクティブに過ごしていたかどうか、ランクインしている商品・サービス・名所などに実際、自分がアクセスできていたかを振り返ってみます。

 まず東の横綱 東京スカイツリーですが、こちらはオープン早々、行く機会がありました。
 ただし、まだタワーは予約制で一見さんは登ることができませんでしたので、東京ソラマチとすみだ水族館に行っただけなのですが。(詳しくはこちら

2012年12月4日火曜日

もっと知ってほしい「三重県発」の快挙

 第9回日本パートナーシップ大賞(主催:NPO法人パートナーシップ・サポートセンター)の最頂点であるグランプリに、三重県からエントリーされていた「まごコスメプロジェクト事業」が選ばれました。この快挙をもっと広く知ってほしいので、今回はこれをご紹介します。 

 社会が大きな変革を迫られている中、NPOと企業のパートナーシップを確立・活性化することによって新しい市民社会・新しい公共の実現に寄与することをめざし、パートナーシップ・サポートセンターは2002年に、この「パートナーシップ大賞」を創設したそうです。
 NPOと企業の優れたパートナーシップ事例を選出し、表彰することで、営利と非営利という本来なら相容れないと考えられていたNPOと企業の協働が可能であることを示し、その具体例によって協働の意味や価値、重要性を社会にアピールし、両者の協働を推進することを目的としているとのこと。

  さる12月1日、名古屋市内で開催された第9回パートナーシップ大賞発表会では、全国から集まった33事業の中から、一次審査、現地調査・ヒアリング調査を経て、二次審査を通過した6事業による最終プレゼンテーションが行われました。

 その結果グランプリに選ばれた「まごコスメプロジェクト事業」の内容は以下のようなものです。

2012年12月3日月曜日

ROUTE42を見てきた

 今、三重県で話題になっている映画ROUTE42を見てきました。
 地元自治体やフィルムコミッションの全面的な支援を受けて撮影・制作されたもので、三重県を代表する名勝地 伊勢志摩(伊勢市、鳥羽市)や、東紀州(三重県南部の、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)などでのロケーションをふんだんに取り入れ、非常に美しい映像が印象的な作品です。

http://www.movie-route42.com/index.html
ここから先は、まだ映画を見ていない方は絶対に読まないでください。

2012年12月2日日曜日

処方箋はわかっているのですが・・・

水産学者であり三重大学準教授である勝川俊雄さんの著書
 日本の魚は大丈夫か(NHK出版新書)
 を読みました。

 漁業は三陸から生まれ変わる というサブタイトルの通り、東日本大震災により壊滅した東北三陸沖の漁業をいかに再生するかが本書の大きなテーマですが、それ以前に、日本漁業の実情や、それを取り巻く世界の漁業環境の紹介、そして、日本の漁業を再び力強い産業にするためにはどうすればいいか、を提言しています。

 読んで初めて知ったことがたくさんあり、良質な入門書だと思いますのでぜひご一読をおすすめします。