2013年1月31日木曜日

津市って本気かも!?

 円高が「是正」され、株価が回復してきました。株価は会社の「価値」そのものであり、日本企業が持つ能力が世界的に不当に低く評価されているのは好ましくありません。なので、一定の回復は喜ばしいことではあります。

 しかし、以前ブログに書いた藤巻健史さんの本にもあるように、為替水準と株価は機械的に連動している面があるので、どこかの新聞が、どこかのクルマメーカーが生産台数世界一を獲得したことを捉えて、ものづくりバンザイ!、円安バンザイ!!みたいに喜び踊っているような単純な話では決してありません。

 輸出産業の好調は、それが内需の力強い拡大の先鋒につながっていたことが過去の景気回復パターンには多いので、その意味で歓迎されているに過ぎません。
 これが内需拡大につながらない場合、仮にまたしても信用不安や天災、海外との紛争といった予期しないアクシデントがあれば、一気に需要が冷え込み、上向いた景気が垂直落下するという、過去の外需一本足打法での失敗と同じことの繰り返しになる可能性が強いのです。

 なので、輸出型産業の回復とともに、国民の生活に直結し、日常生活の豊かさが実感できる、または、日々の困りごとを解決する、小売やサービスといった内需型の産業の充実拡大がどうしても必要です。
 日本はもはや成長ステージを過ぎた「成熟ステージ」に入っています。マクロ的には対外資産も十分、貯蓄も十分なので、それを安心して使える、次の世代につながるような消費につなげていくことが必要です。発想を「工業国型」から切り替えないといけないのです。

2013年1月30日水曜日

津駅にIMURAYA彩ストアーがオープン

 あずきバーや肉まんあんまんで有名な食品メーカー 井村屋株式会社が、近鉄津駅構内にアンテナショップ「IMURAYA 彩ストアー(irodori store)」 を、平成25年2月1日にオープンすると発表しました。

 井村屋は三重県津市に本社があり、県内では数少ない一部上場企業です。製品も、あずきバーややわもちアイスなどの氷菓、肉まんあんまんなどの加温商品、大福、おはぎ、ようかんといった和菓子など多様であり、アンテナショップの目的も、「多彩なカテゴリー商品を提供する井村屋を知ってもらう場として、広く井村屋をアピールすることで、更なるファンの獲得、企業イメージの向上を目指します。 」とのことです。
 
 わしが個人的に期待するのは、アンナミラーズとかジュボーのブランドで製造しているケーキなどの洋菓子も販売されることです。これはおそらく県内でははじめてのことになると思います。

 先日、近鉄津駅構内を通ったら、ちょうどirodori storeの改装工事が行われていました。井村屋のアンテナショップにしてはやや拍子抜けの小規模なもので、津駅を毎日利用している人にとっては「あ、あそこか!」とすぐにピンと来る場所です。

2013年1月29日火曜日

問題はそこじゃなくて

 国の平成25年度当初予算では、大きな争点だった地方交付税について、地方公務員の給与を7月から引き下げることによって平成24年度の当初予算に比べ2000億円を削減することで財務省と総務省が最終合意しました。
 この削減決定に対しては、全国知事会、全国市長会などのいわゆる地方6団体が、地方公務員給与の削減は極めて遺憾との共同声明を発表し、「国が地方公務員の給与削減を強制することは地方自治の根幹にかかわる問題」と指摘。地方交付税の減額によって給与を削る方法に関して「交付税を国の政策の手段として用いることは断じて行うべきでない」と厳しく批判したと報じられています。(日本経済新聞 1月27日付け

 しかし、地方交付税の財源については、法律に、所得税・酒税の32%、法人税の34%、消費税の29.5%、たばこ税の25%とすることが明記されています(地方交付税法第6条)。入るを量って出るを制すのは、法解釈うんぬんの前に常識的に当然のことであって、現在の地方交付税のように、肥大化した地方公共団体の支出を賄うために国が借金して(=国債を発行して)交付税の足らず米を工面しているなどという事態が異常なのです。
 地方交付税は地方公共団体にとって重要な財源であり、日々の住民サービスに直結する財源であることは考慮しても、これはどう考えても、削減はやむを得ないことだと思います。

 このことは、ほかならぬ地方6団体自身も十分に理解しているはずであり、共同声明は労働組合向けのエクスキューズのような気がしないでもありません。

2013年1月28日月曜日

じゅうたんスピーカーって何だ?

 今日は伊勢商工会議所で開催された「創業カフェ・ISE」に行ってきました。
 講師は愛媛県松山市にあるスピーカーメーカーの株式会社ENSOUNDの菅順一さんでした。
 ENSOUNDは、「響きとひとつになる」をコンセプトに、独特の円筒型の形状をした高音質のスピーカーを製造販売しているベンチャーです。マスコミでも話題となった「じゅうたんスピーカー」のメーカーと言ったほうがピンとくるかもしれません。

 菅社長は平成20年の9月にスピーカー事業を開始しましたが、ユニークなのは、それまで松山市でも行列ができる店として有名だった、うどん店の店長だったという経歴です。
 以前から音響に関心はあったそうですが、今まで納得できる既成製品のスピーカーに出会えずにいたところ、ひょんなことでヨガマットで筒を作ってスピーカーをはめてみると、驚くほどいい音で鳴ったので、それをヒントにじゅうたんで筒を作り、そのまま商品化して起業してしまったとのことです。


 じゅうたんスピーカーはこんな感じ。
 高さ1メートルほどの2本の筒ですが、実際に音を出してみると、コンパクトなのに驚異的に良い音です。

2013年1月27日日曜日

「ヨイトマケ」は知らない

 わしは毎年、NHK紅白歌合戦はほとんど見ないのですが、昨年の大晦日は美輪明宏さんが話題になっていたので登場を待って、「ヨイトマケの唄」をしっかり見させてもらいました。
 出演は約7分間だったそうですが、まさに「表現者」と呼ぶのがふさわしい、独自の世界を持つ素晴らしいパフォーマンスだったと感銘を受けました。

 さて、年があけて、親戚の家に年始の挨拶に行くと、まあ順当に世間話や紅白の話になって、美輪さんの話題も出たのですが、わしが驚いたのは、若い甥っ子や姪っ子は「ヨイトマケ」が何のことだかまったく知らなかったことです。
 これは多くの若い人に共通するらしく、ネットの検索サイトでは「ヨイトマケの意味」なんていうキーワードが急上昇していました。

 わしは昭和30年代終わりの生まれなので、さすがに土木工事で労働者が歌いながらヨイトマケ作業しているのを実際に見たことはありません。ただ、小学生ですら「かーちゃんのためなーら、エーン、ヤコーラー」という囃し言葉は知っており、これで友だちをおちょくると、ひどく先生に叱られたことを今でも覚えています。

 ヨイトマケは日本でごく一般的だった「労働歌」と言われるものの一種です。田植え歌、稲刈り歌、網曳き歌、線路工夫歌のように、集団で従事する作業、全員の力を合わせて馬力をかける必要がある作業などでは、皆で歌を歌って作業の息を合わせることは古来からの知恵であり、各地で普通に見られる光景でした。

2013年1月26日土曜日

日本は何のために何を目指すのか

 アルジェリア人質事件は日本人従事者10名が死亡、7名が帰還ということでひとまずは終結したようです。はんわしの現在の勤務先のすぐ近くにも日揮の関連会社の事務所があるので、他人事ではない何かを感じます。犠牲になった皆様や関係者の皆様には心からお悔やみを申し上げたいと思います。

  日本は資源がない国なので、今の豊かな生活を続けるためには、日本人の誰かが外国へ行って資源を採掘し、あるいは買い付ける最前線で活躍してもらわなくてはいけません。
 また、外国から富を得る手段として、原材料となる資源を海外から輸入し、それを製品に加工して輸出するという「加工貿易」が、今までも、そしてこれからも大変重要であることは間違いありません。

 日本は世界から孤立しては生きていけません。どれほど危険な地域であっても出て行かざるを得ないし、嫌いな外国とも付き合わなくてはなりません。
  しかし、もう一度問い直すことが必要なのではないでしょうか。
 日本は、日本人は、いったい何のために、何を目指して、遠い外国で苦労するのでしょうか。外国と付き合い、交易しなくてはいけないのでしょうか?

2013年1月24日木曜日

民間議員の発言に、ややほっとする

 昨日、政府が開催した産業競争力会議の様子が各紙に報じられています。
 安倍内閣は最重要政策としてデフレと円高の克服を掲げており、「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」そして「民間投資を促す成長戦略」の3つを柱としています。産業競争力会議は成長戦略の具体策を検討するもので、甘利経済財政・再生大臣ほかの関係閣僚と、岡素之住友商事相談役など10名の民間議員がメンバーとなっています。

 「成長戦略」なるものは、首相が変わるたびに新しいものが作られており、民主党政権時代の3年間でも「新成長戦略~輝きのある日本へ~」や「日本再生戦略」という2つが作られました。しかしその結果は、ほとんど成果がなかったというのが大方のコンセンサスではないかと思います。

 これは、このブログで何度も書いているように、成長戦略は制定のたび、前の成長戦略はほとんど評価されず、成長戦略の課題、問題点、改善策などがまったく検討考慮されないまま、新しい戦略が上乗せされていくだけなので、実行に伴って現実感のない、ふわふわした、総花的な空疎な内容になってしまうからです。端的に言えば官僚の予算獲得のための作文に過ぎず、政治家にとっては成長戦略なるものを作ることそれ自体が目的になってしまっているからです。

 今回も、政府は、少子高齢化、エネルギー制約、地方経済の疲弊など、社会的な問題の解決に寄与する産業や、市場を規制改革や研究開発投資などで大胆にてこ入れする旨を説明。「健康」、「エネルギー」、「次世代インフラ」、「農林水産業など地域資源」の4つを重点分野とし、予算を重点的に配分していくほか、主に製造業の競争力向上を目指す「産業再興プラン」も検討することが説明されました。

 このように、政府が成長分野や育成業種を定め、これを集中的に支援していくことを「ターゲティング政策」と呼びますが、国が未熟で政府が民間企業の経済活動を規制、誘導できた昭和30年代頃ならともかく、今のような時代、政府が経済をリードすることなどまず不可能です。これは常識で考えればわかることで、実際に、民主党時代の成長戦略も、健康福祉だの、再生エネルギーだの、農林水産業だの、航空宇宙産業だのが成長分野とされていましたが、この分野が特に産業化が進んで日本の国際競争力が強化した様子はありませんし、相変わらず同じような業種が成長分野に引き継がれています。

2013年1月23日水曜日

和歌山県の観光資源を再認識する

 本当に何年ぶりかで、和歌山県の那智勝浦に行ってきました。市町村合併の前は「紀伊勝浦」という名称が一般的で、三重県や名古屋の人々にとっても温泉やマグロなどでネームバリューのある観光地です。
 わしは伊勢市から紀勢自動車道、国道42号と走り継いで南下したのでしたが、途中の三重県内、東紀州地域(三重県南部の、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)では至る所で高速道路の工事現場を見かけました。

 NEXCO中日本のホームページによれば、紀勢自動車道は平成24年度中に、現在の終着点である紀勢大内山ICから紀伊長島ICまでの延伸区間10kmが開通予定。さらに紀伊長島ICから海山ICの15kmの区間も平成25年度中に開通予定であり、紀勢自動車道は勢和多気ICから尾鷲北ICまでが全通することになります。
 さらに、尾鷲南ICと三木里ICの間で暫定開通している国道42号尾鷲熊野道路も平成25年度中に熊野大泊ICまで全通する予定なので、名古屋から南紀までの所要時間は劇的に短縮されます。
 那智勝浦で最大の温泉ホテルであるホテル浦島のホームページには、詳細な道路地図とともに「平成26年3月には伊勢~那智勝浦間は2時間20分に短縮」と早くもPRが載っているほどです。

2013年1月22日火曜日

近鉄塩浜駅に「観光特急しまかぜ」が

 今日のお昼、近鉄塩浜駅のあたりを歩いていたら、近鉄の新型観光特急 しまかぜ が構内に停まっているのを見かけたので写真を撮ってきました。


 自動車でも新車には独特のおニューな感じがありますが、電車の新車というものも、普段めったに見る機会がないせいか、圧倒的なピカピカ感というかオーラがあります。

 この日は今にも降り出しそうな曇天、しかも駅の周りのコンビナートの煙突群からは白煙がモクモクと盛大に吐き出されている陰鬱気味な背景ではありましたが、しまかぜのブルーとホワイトの車体が輝いていました。

2013年1月21日月曜日

熊野の古民家カフェ「ちゃや」に行ってみた

 先日、熊野市育生町にある古民家カフェ ちゃや に行ってきました。
 ちゃやは数年前に開業し、野菜などは自家栽培、食器も自家製、シカやイノシシなどのジビエを使ったカレーが有名なカフェですが、もうひとつ、この店を有名にしてたのが、熊野市育生町の赤倉地区という、大変な交通不便地 ~三重県熊野市の中心街からクルマで山道を走ること約30分 ~に立地していたことです。

 携帯電話は通じない、しかし、たいへん静かな山間の集落で、まさに浮世を遠く離れた別天地という表現がぴったりの場所でした。(赤倉地区は水質の良い渓流にしか棲まないアマゴの養殖地として有名で、今でも一日一組限定の「あまご屋」という古民家料亭があります。)

 しかし昨年4月、ちゃやは、同じ熊野市育生町の長井地区に移転し、5月からカフェの営業を再開しています。
 古民家カフェというコンセプトは同じで、自給可能なものは自給という姿勢や、人気のジビエカレーもそのままです。


 場所はブログ記事の最後に地図をリンクしておきます。

2013年1月20日日曜日

伊勢「真珠会館」の周りをうろつく

 
先日書いたブログ記事(この建築家が知りたい)に珍しく反響をいただいたので、わしがかねてから興味があった、伊勢市にある真珠会館という建物のことを書きたいと思います。
 真珠会館は、伊勢市役所の裏手、官公庁や駅に近く、徒歩数分のところには伊勢神宮外宮もあるという超一等地に建っています。
 ちなみに、神戸にも真珠会館という有名な近代建築があり、こちらは登録文化財にもなっていますが、もちろんそれとは別のものです。

 
 実はこのあたりは、わしが高校生の時の通学路で、ほぼ毎日この真珠会館の前を通っていました。その頃は、見た目がものすごく古びていましたが、3階の壁一面が広く大きな窓になっている特徴もあって、かなり目立つ建物でした。
  門柱には、全国真珠養殖漁業協同組合 真珠会館 という立派な表札があります。
 伊勢、鳥羽、志摩のエリアはミキモトパールをはじめとして真珠養殖が盛んな一大産地です。その元締め的な建物だろうな、とは思っていましたが、最近ホームページを調べてみていろいろ知ることがあったのでした。

2013年1月19日土曜日

大阪市って人権教育が充実していたんじゃ・・・

 大阪市立桜宮高校の事件は衝撃でした。なぜこのようなことが起こったのか、せめて生徒さんが自分の命を絶つという最悪の事態だけは何とか防ぐことはできなかったのか、などいろいろな思いは募ります。
 また、橋下大阪市長が大阪市教育委員会に要請した同校体育科の今年度の入学試験の中止に市教委が難色を示していることに対し、橋下市長は「校長、教員を全員入れ替えないと教育委員会の予算を執行しない」と語ったと報じられています。

 事実関係はおいおい判明するでしょうし、市立高校の在り方については、市長と教育委員会、保護者などの利害関係者との議論、駆け引きは続くことと思います。

 はんわしは、何となく~客観的なデータがあるわけではありませんが~大阪市は昔から人権教育が進んでいて、児童生徒はもちろん、教職員の人権意識も比較的高い地域だろうと思っていました。
 なので、校長など管理職も黙認し、生徒や保護者の間でも公然の秘密であった、いわば組織ぐるみの体罰、というより、シゴキ、イジメ、パワーハラスメントが三位一体となった残酷な行為が、桜宮高校の組織的な人権侵害であったこと、そしてこのことが長らく続いていたという事実が信じられない思いです。

2013年1月18日金曜日

「羽毛」という限りある資源

エコランド有限会社ホームページより
最近、ひょんなことから三重県明和町にあるエコランド有限会社という企業を知りました。

 全国各地から羽毛布団を回収して中身の羽毛を取り出し、それを再精製、リサイクルするという、いわば「羽毛のリサイクル業」を行っている会社なのですが、ここのホームページが大変興味深い内容なのでご紹介します。

 
 まず、今まで全く知らなかったことは、羽毛(ダウンとかフェザーとか)は、食肉用の水鳥の副産物であったということです。

 ミンクとかアザラシのような動物は、毛皮を取る目的で捕獲され、屠殺されるので、水鳥も羽毛を取ることだけが目的で飼育されたり捕獲されていたりするのかと何となく思っていたのですが、エコランドのホームページによると、そうではないのです。

2013年1月17日木曜日

この建築家が知りたい!

 いつかブログで書こう書こうと思いながら忘れてしまったネタの一つが、昨年初秋に鈴鹿医療科学大学で見た建物の話です。
 あるセミナーを聞くために、わしは生まれて初めて鈴鹿医療科学大学の中に入ったのですが、セミナーの会場となっていた同大学の講堂が、そのへんにあまた建っているオフィスだのマンションだの大型店だの建築とはまったく別格の、素晴らしいデザインの建物だったので驚き、一目で感激したのでした。
 鈴鹿医療科学大学の白子キャンパスは、もともと日本電信電話公社(NTTの前身)の技術者を養成する鈴鹿電気通信学園という学校であり、この講堂も電通学園講堂として昭和55年に竣工したものとのことです。

 昭和56年度の第13回中部建築賞入賞にも輝いており、さぞ名のある建築家のデザインだろうと思ってネットで調べると、電電公社建築局設計課に在職されていた大貫東彦さんという方の設計のようです。


2013年1月16日水曜日

くまモンはゆるキャラではない

先日、所用があって近鉄百貨店四日市店に行きました。  ちょうどお昼だったので、この日が初日だったという九州大物産展の会場をのぞいてみました。まったくの興味本位、暇つぶしです。

 物産展の会場は結構な混雑でしたが、その中でも行列が数十人も続いている一角があったので、何だろうと思ってみてみると、熊本県のいわゆる「ゆるキャラ」である くまモン とツーショットが撮れるという撮影会に並んでいる人々なのでした。

 すぐ隣にはくまモングッズの販売コーナーもあって、こちらも狭い売り場ながら入場制限がかかっているほどの人気ぶり。くまモンのイラストが描かれたステーショナリーのほか、ぬいぐるみ、ストラップ、Tシャツなど数十種類のアイテムがあって、どれも飛ぶように売れていきます。

 九州物産展なので、辛子明太子とか、黒豚ソーセージとか、お菓子とか、いろいろな店が出ていましたが、客数、客単価ともくまモンコーナーは対等か、それ以上の数字を張っていたように見受けられました。まさにおそるべし、くまモン人気です。

2013年1月15日火曜日

製造業の革新はメイカーズから起こる!?(その2)



 「産業が民主化され、大企業や、政府、その他の組織に独占されていたものが普通の人々の手に移るとき変革は起こる。」と、メイカーズ(MAKERS) の著者クリス・アンダーソン氏は書きます。

 今までの「20世紀型」とも言うべき製造業は、
・大量生産できること
・大量流通できること
そして
・消費者にマス広告できること
の3つが必要条件であり、いかに消費者やメーカーが望んでも、これらに当てはまらない製品は提供されることがありませんでした。
 しかし、インターネットの普及により、消費者への広告は安価にできるようになり、大量流通も「ロングテール」と呼ばれるような少量多ロットの流通が可能となってきました。
 そして、最後の大量生産というボトルネックもメイカーズによって変わりつつあります。
 
 その理由はいくつかあります。
 一つ目は、精密な加工ができる3Dプリンターやレーザーカッターなどの工作機器が小型化し、数十万円で購入できるようになったことです。もちろん、産業用機械に比べ性能に限界はありますが、試作程度であれば十分に実用可能です。


2013年1月14日月曜日

製造業の革新はメイカーズから起こる!?(その1)


  2013年元日、日経MJの巻頭特集は「自作自売の時代」というタイトルでした。
 「作り手」と「使い手」の顔を兼ね備えるプロシューマーと呼ばれる人々が急速に増加しており、製造業や、広く産業のあり方そのものも変えてしまう可能性を秘めている、という内容でした。

 この「プロシューマー」の概念を広めたのが、昨年秋から話題となっているアメリカのジャーナリスト、クリス・アンダーソン氏の著書 メイカーズ(MAKERS) NHK出版です。

 この本は、アンダーソン氏の祖父の物語から始まります。
 スイス移民だった祖父はエンジニアで、市井の発明家として芝生用スプリンクラーの特許も持っていました。
 自分で事業化することを夢見たものの、大量生産には多額の資金が必要なため断念。仕方なく特許を売り渡して他のメーカーが製品化しましたが、受けとったライセンス料は微々たる額に過ぎず、しかも製品となってお店に並んだスプリンクラーは祖父の発明品とは似ても似つぬものでした。

 なぜこんなことになってしまったのでしょうか。
 それは、「祖父が発明家ではあったが、起業家ではなかったから」だとアンダーソンさんは書きます。

2013年1月12日土曜日

安藤さんの驚くほど精巧な食品サンプル

 先日、四日市志創業応援隊の主催による「創業カフェ」が四日市商工会議所で開催されたのでのぞきに行ってみました。
 四日市志創業応援隊は、四日市市内にある四日市商工会議所、三重県信用保証協会、日本政策金融公庫などが連携した「創業支援のためのネットワーク」です。創業カフェは、これからの起業・創業を考えている方が、先輩起業家を交えて意見交換や情報交換を行うもので、ほぼ毎月1回のペースで開かれています。
 今回の講師は、桑名市で食品サンプルの商品企画と製造・販売を行っている、安藤食品サンプル製作所の安藤さんでした。
 高校卒業後、県外の食品サンプルメーカーに就職。試作と製造に10年ほど従事され、3年半前に桑名市にUターンして起業されたとのこと。
 
 安藤さんがまだお若い女性だったことも印象的でしたが、何より驚いたのは彼女が作る食品サンプル商品の精巧さです。
 まさにホンモノそっくり。
 いや、ホンモノ以上です。
 その食品の特長を捉え、ストラップなどニミチュアに置き換える技術・技能はまさに「匠の技」としか表現のしようがありません。

2013年1月10日木曜日

おわせカンパニーの記事が中日新聞に

 
  今日(1月10日付け)の中日新聞 三重版に、尾鷲の木工品 ネットで という記事が掲載されていました。             
以前、このブログでも紹介した おわせカンパニーの記事です。(リンクはこちら

 はんわしは、実際にこのおわせカンパニーで尾鷲ひのきのブレスレッド(モクジュ)を購入したことがありますが、けっこう気に入っています。(その時の様子はこちらを)

 おわせカンパニー店長である羽田さんは、尾鷲市にある温浴施設 夢古道の湯で長期インターンを行った経験から、尾鷲ひのきを使った床タイルや数珠型ブレスレッドなどの商品開発に着手。当初はリアル店舗(夢古道の湯)で販売も考えたものの、ネットで販売することで尾鷲を訪れたことがない人への宣伝効果もあると考え、12月にネットショップを立ち上げたとのことです。

 尾鷲市は人口の減少と高齢化が進んでおり、商圏も小さくなっているので、新しい市場を市外に求めざるを得ません。このような状況でネットショップは有効な手段です。なので、おわせカンパニー創業の狙いは正しいと思います。

2013年1月9日水曜日

いつか見た光景・・・

 先日、政府による総額12兆円にものぼる平成24年度補正予算案が公表されました。
 中小企業関連では、経済産業省が6000億円を要求しており、工場に最新鋭生産設備などを導入する投資の補助、電気自動車などの充電インフラ整備、ベンチャー企業の投資育成、中小零細企業の試作開発支援などに、それぞれ1000億円以上を計上するとのことです。(J-net21中小企業ニュースより。リンクはこちら


 中でもわしが注目しているのは「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」なる、製造業中小企業が試作開発や設備投資に取り組む際に費用の一部を支給する新しい補助金制度です。
 町工場の復活のため、中小企業や小規模事業者の技術開発における創意工夫を促し、地域経済の活性化を後押しする狙いとのことですが、中小企業支援の業界にいる方ならだれもがひどい既視感(デジャヴュ)に襲われることでしょう。
 まさに、いつか来た道、「またか!」という感じなのです。

2013年1月8日火曜日

伊勢神宮の参拝者数が2年ぶりの800万人台へ

 神宮司庁(伊勢神宮を運営する宗教法人)は、平成24年1年間の伊勢神宮の参拝者数を公表しました。これによると平成23年より14万5千人あまり増えた803万1095人となり、883万人だった平成22年から、2年ぶりに800万人台に達したとのことです。

 内訳をみると、内宮(ないくう)は551万3569人で、前年比12万9388人の減。外宮(げくう)は251万7526人で、前年比27万4699人の増となっています。
 注目すべきなのは、外宮の参拝者が増加していることですが、これは昨年4月、外宮の境内に、式年遷宮の資料を展示した「せんぐう館」が開館したため、その入れ込み客数が大きな理由と考えられます。
 一方、内宮が減少した理由は、内宮周辺の市営駐車場が昨年3月から有料化されたためなどと説明されることが多いものの、わしは、大きな誘客施設である「おかげ横丁」がオープンから20年近く経ってやや陳腐化してきたことも遠因のような気がします。

 もっとも、いくら減ったとはいえ内宮のほうが外宮の倍以上も参拝客が多いわけで、今年の式年遷宮を迎えてますます集客力は高まってくると思います。
(余談ですが、統計が取り始められた明治時代からモータリゼーションが本格化する昭和中期まで、参拝客は長らく外宮が内宮を上回っていました。わしが子供のころの昭和40年代、駅に近く大型店や商店街が建ち並ぶ外宮参道は人でごった返していたのに対して、郊外にある内宮の前は修学旅行生や団体客ばかりが多く、ふだんは閑散としていた光景が思い起こされます。以前、このブログにも書きましたのでこちらをご覧ください。)

2013年1月7日月曜日

石本果樹園「さんずぽんず」を使ってみた

 昨日の熊野みかんカリーに引き続き、以前このブログでも紹介した、石本果樹園のさんずぽんずをレビューしてみます。

 さんずという柑橘はあまり一般的ではありませんが東紀州地域(三重県南部の、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)においては、この季節、どこの家庭でも酢の代わりに果汁(しぼり汁)が毎日の食卓に上るという、ごく普通の食材・調味料のようです。

 特に、このぽんずの製造元である石本果樹園は、三重県紀宝町にある自家農園で多種多様な柑橘を栽培していて、基本的に春夏秋冬、一年中、何かのみかんが収穫できるというユニークな農家であり、当然ながら自家栽培したさんずを使っているので安心です。

 また、この浮世絵風のラベルは地元の高校とコラボしてデザインされたものです。(以前、このブログにも書きました。リンクはこちら

 さて、肝心の味のほうです。

 見た目は普通のポン酢ですが実際に食べてみると「予想外」に甘口です。ラベルをよく見てみると原材料にみりんが使われているようですが、そのせいかもしれません。

2013年1月6日日曜日

まぼろしの「熊野みかんカリー」を食べてみた

 みかんカレーなるものも聞いたことはありますが、フルーツカレーの一種としてや、キワモノ的なイメージが強く、まだまだ一般的とは言えません。
 少なくとも、リンゴとハチミツほどにはみかんをカレーに入れることはポピュラーではないと思います。

 そのマーケットのニッチ性を意識してあえて参入したのか、それともたまたまみかんが特産品だったからとりあえず発案したのかは定かではありませんが、先月から「熊野みかんカリー」なるレトルトカレーが新発売されたというニュースが報じられていたので、さっそく試食してみました。

 熊野みかんカレーではなく、カリーという名前からもこだわりが感じられるように、この熊野みかんカリーは、伊勢市にある超有名レストラン「カンパーニュ」の東健夫シェフがレシピ開発に関わったという本格派です。
 
 開発の経緯は、「年中みかんがとれる町」を標榜しており、日本有数のみかん産地である三重県御浜町(みはまちょう)の商工会女性部が、みかんを使った地場産品を作ろうと、この地域の出身であったカンパーニュの東シェフにメニュー開発を依頼したということのようです。

 ご承知のように、御浜町など紀伊半島南部は、一昨年秋の台風12号で大きな被害を受けました。東シェフの「水害でミカン農家が打撃を受けたため、B級品でも使えるものはないか」という発想から、フランス料理の技術が活かせ、大人から子どもまで楽しめるカレーと、これに使うみかんチャツネを作る試みがスタートしたそうです。(紀南新聞11月1日付けの記事を参照してください。リンクはこちら


2013年1月4日金曜日

三重県は「知名度」が低い!?

 「三重県は47都道府県のうちでも知名度が低いですから・・・」とわしが言うときはギャグとしてですが、世の中には三重県の知名度が低いと信じている人が本当におり、その人たちの少なくない割合が、それは由々しきことで、三重県はもっと知名度を上げなければならない、と確信しているようです。

 日本には47しか都道府県はありません。名前を聞いたことがない(=知らない)都道府県など、通常の社会常識を持つ人ならそもそもあるずがありません。
 なので、ここで問題になる「知名度」とは、三重県の具体的なイメージ、たとえば地理的な位置であるとか、交通アクセスの手段や所要時間であるとか、高名な観光スポットや繁華街、有名なスポーツチーム、出身の芸能人、地域の名産品や郷土料理などがどれだけ明確に頭に浮かぶかという意味、すなわち「露出度」とか「浸透度」とかを指していると理解していいでしょう。

 こういう「知名度」なら、北海道や沖縄、東京、大阪、京都、長野などが上位に来ることは納得できます。人々にイメージが明確に刷り込まれているからです。
 しかし、たとえば三重県のような平均的な地域の、イメージの明瞭度としての「知名度」が特段劣っているというのは事実でしょうか。
 もし事実だとしたら、それを挽回し、知名度を向上させることが行政の役割として優先されるべきなのでしょうか。

2013年1月3日木曜日

こうしてみると、人口が多かったのが異常?

 あけましておめでとうございます。
 本年もこのブログをぼちぼちやっていきますのでお引き立てのほどを。

 さて、元日、二日と、わしの実家と嫁の実家を回って、普段なかなか会わない親戚と久しぶりに雑談をしてきました。その話題は、病気と医者の話がトップ。次に政治とか景気の話。そして、「それにしても最近は子供が少なくなったなあ」という話です。

 実際わしは、この数日間、広場や道端で遊んでいる子供をついに一人も見ませんでした。特に意識していないので、それがここ数年のことだったのか、今年が初めてのことだったのかは定かではないのですが、とにかく「ちびまる子ちゃん」とか「サザエさん」に出てくる、はねつきとか、凧揚げなどという外での遊びは、ほぼ絶滅してしまったようです。
 
 新聞でも、人口の自然減の幅が大きくなっていることが報じられており、子供の伝統的な遊びが徐々にわしの周りからフェードアウトしていったように、今まで当たり前だと思っていた風俗や生活習慣、町の光景といったものが変わるスピードはこれからどんどん早くなっていくのでしょう。