2013年11月30日土曜日

ファミリーマート×イズミヤ寺田町東店に行ってみた

 先日、大阪に行く用事があり、流通業界で一時大きな話題となった ファミリーマート×イズミヤ寺田町東店 に行ってきました。
 このお店は文字通り、コンビニ大手のファミリーマートと関西の中堅スーパー イズミヤとがコラボしたもの。「家庭のキッチン」をコンセプトに、コンビニとスーパーの両方の機能の兼ね備えた新たなビジネスモデルの構築に向けた実験店と位置付けられ、今年10月29日にオープンしたばかりです。

 イズミヤのプレスリリースによれば、このお店の特長は以下の2点です。
1)コンビニの利便性とスーパーの品揃えを融合した新業態店舗
「家庭のキッチン」というコンセプトにふさわしく、コンビニならではの利便性や商品力(中食などの商品やサービス)と、スーパーの強みである“出来立て惣菜”、生鮮食品、日配品、加工食品などの品揃えを一体化させる。
2)コンビニやスーパーの単体ではできない“ワンストップショッピング”を実現
 ファミリーマートが展開する商品やサービスと、イズミヤが展開する“出来立て惣菜”をはじめ、肉・野菜・魚などの生鮮食品や日配品、調味料などの加工食品の品揃えを一体化させることで、コンビニやスーパー単体では実現できない利便性を提供し、“ワンストップショッピング”の実現を目指す。

 このため、売り場面積は400㎡、取扱商品アイテム数は約5000と、通常のコンビニよりやや大きな規模になっています。また、店舗の2階は42席のイートインコーナーになっているとのことです。


2013年11月29日金曜日

濱田発言は地元でどう捉えられているか

 平成25年11月26日、三重県の主催により津市の三重県総合文化センターで開催された「地域活性化フォーラム in 三重 ~企業との協働による地域活性化~ 」の席上での、赤福の濱田益嗣前代表取締役(現取締役)の発言が大きく報じられています。

 濱田氏は、このフォーラムの中の「三重の元気なまちづくりをめざして!~企業が地域のためにできること~」と題した、フリーアナウンサーの山村美智さんとの対談において
 
 おかげ横丁建設の経緯などについて聞かれた濱田氏は「外人は来てほしくない。いたらおかしいでしょ。来ないでくれとは言えないが、英語の表記をするような気遣いはしない」と話した。
 とのことであり、
 毎日新聞の取材に対しては、社長を務める関連会社を通じて「伊勢は日本人の心のふるさとで、日本の方々に喜んでもらう街をつくりたいという意味の発言だった。外国人への偏見ではない」とコメントした。
 とのことです。(毎日JP 平成25年11月27日付け リンクはこちら
 
 この発言は、当然ながら伊勢市民の間でちょっとした話題になっています。


2013年11月28日木曜日

イオンモール東員へ行ってみた

 平成25年11月23日にグランドオープンした、イオンモール東員(三重県員弁郡東員町長更)に行ってきました。
 イオンモール東員は、総敷地面積約14万㎡、延べ床面積は約8万4千㎡あって、総合スーパーのイオンを核に、155の専門店が入居している三重県でも最大級のショッピングモールです。


 イオンモール東員が立地しているのは国道365号員弁バイパスの隣接地で交通至便ながら、工事が始まるまでは農地で、ほぼ「まったく何もなかった」場所です。
 実は、東海環状自動車道の建設もすぐ近くで行われており、何年後かには愛知県豊田市、岐阜県土岐市、関市、大垣市、そして三重県四日市市を環状に結ぶ高規格道路の東員インターチェンジ(仮称)が作られる予定地でもあります。

2013年11月27日水曜日

三重県の企業はなぜ障がい者を雇用しないのか

 厚生労働省の出先機関である三重労働局が、11月19日、平成25年障害者雇用状況(6月1日現在の調査)の結果とりまとめを公表しました。

三重労働局HPより
これによれば、
・民間企業の実雇用率(従業員に占める障害者の雇用割合。障害者雇用促進法は民間企業の法定雇用率は2.0%以上と定めている。)は1.60%であり、前年を0.03 ポイントを上回ったものの、全国順位は47位で最下位。ちなみに全国平均は1.76%。
・雇用障害者数は、2,703 人。
・法定雇用率達成企業の割合は46.4%で全国31 位。

・この調査の対象となったのは、法律で障害者の雇用義務がある従業員数50人以上の企業989社。
・三重労働局では、障害者実雇用率を改善するため三重県と連携して「障害者雇用率改善プラン」に取り組むこととし、法定雇用率の未達成企業530社を全社訪問して、雇用が特に遅れている金融・保険業などを重点に指導を強化し、来年6月時点で雇用率を1.70%にまで上げる。
 とのことです。(三重労働局HPのPDFファイルへのリンクはこちら

2013年11月25日月曜日

内宮宇治工作場のイチョウ2013

 伊勢の晩秋の風物詩、神宮司庁宇治工作場のイチョウ並木の紅葉(黄葉?)を見てきました。

 このブログ「はんわしの評論家気取り」で、平成22年(2010年)11月14日にも取り上げたことがありますが、あの頃は宇治橋の架け替えによる「観光フィーバー」も一服し、わりと人も少ない、落ち着いた紅葉でした。

 しかし、伊勢神宮は今年(平成25年)10月に第62回式年遷宮が滞りなく行われ、その前後から参拝客がまさに爆発的に増加しており、この日も宇治工作場のイチョウ並木はかなりの人出でした。(写真を撮るため人通りが途切れるまで、しばらく待たなくてはいけませんでした。)


2013年11月24日日曜日

精密農業とは何か

 先日、伊勢市産業支援センター主催のセミナーに参加してきました。
 「衛星測位システムの現状と更なる利活用について」というタイトルで、日立造船(株)精密機械本部 電子制御ビジネスユニット 事業推進室 の神崎政之主任技師の講演があったのですが、そこで、はんわし、初めて「精密農業」というコトバを知りました。

 神崎さんは、衛星を利用した位置測定システムGPS(Global Positioning System)の研究開発に長らく従事されてきました。
 衛星による地理情報システムは、アメリカ国防省によるGPSが有名ですが、最近はヨーロッパやロシアなども独自技術でこの分野に参入しており、日本も2010年に準天頂衛星「みちびき」を打ち上げています。
 当初は軍事や航法を中心に技術が応用されてきましたが、その後の民間開放により、防災や気象観測、さらに農林水産業、建設業、工業・サービス業など産業分野でも利用も進んできたとのことです。

 セミナーは、主に伊勢市内の企業や個人経営者を対象にしていたので、産業分野でGPSを利用して新しいビジネスやサービスを始めてもらおうという趣旨でしたが、その産業応用の事例として紹介されたのが「精密農業」だったのです。


2013年11月23日土曜日

伊勢のお寺巡り(不定期連載・その1)

 10月の式年遷宮以来、伊勢神宮への参宮客が目に見えて増加しており、外宮に近いと言えばまあ近い、わしの町内の周辺も、休みの日になると観光バスで道路は渋滞するわ、臨時駐車場から外宮に向かってお客さんがぞろぞろ歩道いっぱいに歩いているわで、昨年のちょうど今ごろとはまったく景色が変わってしまいっています。

 さて、伊勢にはもう何回か来ているけれど、有名どころ以外で、どこか珍しい観光スポットはないの?と聞かれることも多いので、伊勢では珍しいお寺巡りについてご紹介しましょう。(といっても、もちろんわしが書くのでマニアックです。)

 明治維新の頃、明治政府が伊勢で強力に推し進めたのが「神仏分離」、すわなち、江戸時代までの日本人には常識であった神仏習合(日本の神様は、仏様が姿を変えた化身であって、元々両者は一体であるという考え方)の明確な否定でした。
 その具体策が「廃仏毀釈」ですが、伊勢では他の地域よりも徹底して行われ、街道沿いのお寺はすべて破却を、僧は還俗を命じられ、それが実行されました。
 その後、行き過ぎた廃仏毀釈は是正されることになりましたが、今でも伊勢市の旧市街地には古いお寺や境内の大きなお寺が少なく、特に宇治地区(内宮の門前町)には今でもお寺がほとんどありません。

 廃仏毀釈の典型が、これからご紹介する(伊勢)妙見堂という祠です。

2013年11月22日金曜日

熊野を贈る。


 誰だかわからないのですが、今週のはじめ、わしの留守中に職場に届けてくれた人がいたようなので紹介しておきます。
 三重県熊野市で特産品の開発・生産・販売を行っている 熊野市ふるさと振興公社 がお歳暮商戦向けに作った「熊野を贈る。」というカタログです。

 今や全国的に名前が広まりつつある 熊野地鶏 や、熊野市でも山間部にある紀和町で飼育されている 紀和のきじ 、さらに、熊野市が品種登録しており熊野市内でしか栽培されていない香酸かんきつの 新姫(にいひめ) などを原料としたお歳暮用の加工品がたくさん紹介されています。

 セットものなので、実際に価格はかなりお値打ちなようです。カタログの内容はWebでも見ることができるので、ちょっと気の利いた目新たしい食材 ~しかも、安全、安心な~ を探している方は、ぜひご覧になってみてください。



■熊野市ふるさと振興公社 熊野を贈る  http://www.kumano-furusato.com/shop/oseibo.html

 ここからは蛇足。
 ご記憶の方もいるでしょうが、熊野市は平成23年9月1日から4日にかけて紀伊半島南部を襲った大型の台風12号によって、河川の氾濫、土砂崩れなど甚大な被害をこうむりました。
 2年経ってかなり復旧はしていますが、それでもまだところどころに爪あとが残っていると聞きます。

 もちろん、ふるさと振興公社はこんなことは言いません。なので僭越ながらわしが言うわけですが、熊野市から物産を購入することは、これを通じて地域が経済的な対価を得られ、間接的に復興を支援することにつながります。このようなこともほんの少し頭の片隅に置いていただければ、と思います。

2013年11月21日木曜日

清須会議のその後をまとめてみた


 先の休日、三谷幸喜監督の最新作「清須会議」を見に行ってきました。

 清須会議(清州会議)とは、天正10年6月2日に起こった本能寺の変により織田信長が死去したことに伴い、重臣が織田家の跡継ぎや領地の再配分を決めるために尾張国清須城で天正10年6月27日(1582年7月16日)に開催された会議です。

 映画は2時間以上にもわたる長編で、タイトルどおり、ほとんどが会議とそれにまつわる根回しといった室内劇ですが、羽柴秀吉ほかの武将たちの個性や思惑が激突する、非常に面白い映画でした。

 家に帰ってから、登場人物たちのその後が気になって仕方なくなり、ネットの百科事典であるコトバンク(kotobank)で調べてみました。

 映画はもちろん創作なので史実とは限らないし、そもそも戦国時代には正確な記録自体が少ないので、確定しない史実が多く諸説あるようですが、コトバンクによると、彼ら、彼女らは清須会議の後、このような人生を送りました。

(注意)一部ネタバレしますので、映画を見ていない方は先に進まないでください。


2013年11月20日水曜日

市町村による創業支援策、来年2月スタート

 地方公務員向けの業界紙(オンライン情報サービス)である時事通信社の「官庁速報」に、「市町村の創業支援事業で指針=小規模自治体、共同実施も―経済産業省」という記事が掲載されています。(2013年11月19日付け)

 
 経済産業省が現在の第185臨時国会に提案している「産業競争力強化法案」に盛り込まれているものであり、市町村が主体となって新たな創業支援事業を行う場合に国が支援を行うものです。
 このことについては、すでに9月にこのブログにも書きました
 「創業支援」とは、新たに商売や事業を始めようとする人を支援し、実際にどんどんビジネスを始めてもらおうとすることです。なぜこんなことを行政が支援しなくてはならないかというと、個人商店や個人事業主のような小規模なビジネスが地域から減少してしまうと、地域経済の活力そのものが失われてしまう危険性があるからです。

2013年11月19日火曜日

お伊勢さんブームの暗い影か・・・

 伊勢神宮は10月に式年遷宮を迎え、伊勢市は多くの参拝者でにぎわっています。
 内宮や外宮周辺の商店街や商業施設、観光施設には平日でも人が溢れてたいへんな活気ですが、その一方で、暗いニュースも報じられています。

 毎日JPによると、
・11月18日の午前8時35分ごろ、三重県伊勢市神社(かみやしろ)町のアパート駐車場に停めてあった乗用車のドアミラーに弾痕があるのを所有者の男性会社員が見つけ、 110番した。
・伊勢署が発砲事件とみて周辺を調べたところ、アパートに隣接する住宅車庫で1カ所、その隣の市営住宅の物置でも2カ所の弾痕が見つかった。
・同署によると、車庫に発砲された住宅には指定暴力団山口組関係者が住んでおり、関連を調べている。発砲されたのは17日午後6時40分から18日午前8時35分の間とみられる。
・現場は同市北部の住宅地で、約300メートルの所に小学校などがある。市教委は登下校に注意をするように各校に伝え、下校時に教師が児童に付き添うなどしたほか、不要な外出を控えるよう保護者に連絡した。

 とのことで、暴力団がらみのトラブルによる発砲事件のようです。(記事のリンクはこちら

2013年11月18日月曜日

くまモンの成功のポイントは「真のリーダーシップ」だった


 今日は、三重県中小企業家同友会の経営研究集会が四日市市内のホテルで開催されましたが、そこで熊本県東京事務所の佐伯和典所長による「くまモンから学ぶ経営戦略」と題された講演会があったのでオブザーバーとして参加させていただきました。

 くまモンと言えば、わしは以前、たまたま九州物産展が開かれていたときに四日市近鉄百貨店に来ていたことがあって、そこで行われていた「くまモンとの握手会」なるものに長蛇の列ができていたのを目の当たりにしてその人気ぶりに驚いたことがあります。

 その後、熊本県庁のスタッフ(チームくまモン)の著になる「くまモンの秘密」という本も買って読んだりしました。(その時の書評ブログはこちら

 佐伯所長はくまモンブームの仕掛け人の一人であり、くまモン人気が大阪でブレークした2010年当時の熊本県大阪事務所長としてプロモーションの第一線にいらっしゃった方です。
 そのため、お話の内容はおおむね「くまモンの秘密」と同じで、まったく新しい話はあまりなかったのですが、特に強調しておられたのは、~もちろん謙遜している部分もあるのでしょうが~、くまモンの成功は決して戦略的、計画通りに進んだものではなく、悪く言えば行き当たりばったり、結果オーライの積み重ねに過ぎない、ということでした。

2013年11月17日日曜日

マニアックな「山田奉行所記念館」に行ってみた

 伊勢のまち、いにしえの呼び方をすれば「宇治山田」のまちは、古来から伊勢神宮の領地として他の地域にはない特長を有していました。室町時代ごろから、大名の支配を受けず、住民による自治が発達していたこともその一つです。
 その担い手は中級の神職や富裕な商人などで、伊勢神宮・内宮周辺のまち宇治では「宇治会合」、外宮周辺のまち山田(やまだ。古くは「ようだ」と発音。)では「山田三方」という自治組織があり、一般的な行政事務はこれらの組織が行っていました。
 しかし、1603年に成立した江戸幕府は、篤い崇敬を集める伊勢神宮を特に重視し、経済力が強かった山田の地に、長崎、佐渡に次いで3番目となる遠国奉行職の「山田奉行」を創設し、統治に乗り出したのでした。


 現在、その跡地は伊勢市により奉行所の建物の一部が復元され「山田奉行所記念館」として整備され、貴重な史料とあわせて公開されています。入場は無料です。


2013年11月14日木曜日

やっぱり鳥羽商船高専はすごかった

 中日新聞三重版に、国立鳥羽商船高等専門学校の制御情報工学科の学生三人が開発したスマートフォンアプリが、福島県・会津大学主催の「パソコン甲子園2013」のモバイル部門で最高賞のグランプリに輝いたことが報じられています。(11月14日付け朝刊 旅客機情報アプリを開発 鳥羽商船高専生 リンクはこちら

 記事によるとこのアプリは「飛行記」という名称で、飛んでいる旅客機をスマホのカメラ機能で画面の枠内に捕捉すると、画面上に便名や発着空港、出発時間が表示されるというものです。
 旅客機までの距離が50km以内であれば雲に隠れるなどしても情報が得られるうえに、検索機能もあり、便名を入力して空にかざせば、飛んでいる該当旅客機の位置を示す矢印が画面に出現。それに従ってスマホの向きを合わせると情報が表示されます。
 わしなど、こんな機能どうやって使うのかと思ったのですが、知人を乗せた旅客機の便名を入れ、飛行位置を実感するといった使い方もできるとのことです。なるほど。

 開発したのは同高専の3年生、2年生、1年生の三人で、旅客機の飛行情報をインターネット上で提供する業者のサービスとスマホに備わる位置情報の取得機能を連動させ、旅客機を特定するアイデアを思い立ち、7月から制作していたとのことです。

2013年11月13日水曜日

地方交付税「産業振興加算」はかえって地方を弱める

****マニアックな内容なので、地方公務員以外の方は無視してください****

本日の日本経済新聞に 交付税に「産業振興加算」 成長重視へ5年ぶり復活 という記事が載っていました。(11月13日付け)

 政府は平成26年度予算から、道府県や市町村などの地方自治体に交付している地方交付税交付金の算定基準において、産業振興の成果を上げた地方自治体に交付税を加算する制度を5年ぶりに復活させるというものです。

 ちなみに、地方交付税制度とは「税」という表現を使ってはいますが国から地方自治体への交付金の一種です。
 税収が多い豊かな自治体と、離島の村のように税収が少ない自治体とでは財政力に大きな差があります。しかし、地方自治体が行う仕事は義務教育や福祉などのように住民生活に直結しており、金持ちと貧乏で仕事の量や質に格差があると不都合なので、国が徴収した国税(所得税、酒税、法人税、消費税、たばこ税)の一定割合を財源にして、お金のない自治体に交付するというものです。これによって間接的に、地方自治体間の財政力格差が平準化できることになります。


2013年11月12日火曜日

知的書評合戦「ビブリオバトル」とは?

 先日、「バーニャカウダ」を初めて知ったはんわしですが、今度は「ビブリオバトル」なるコトバを初めて知りました。

 知的書評合戦ビブリオバトル公式ホームページによれば、ビブリオバトルは小学生から大人まで誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲームだそうです。

 公式ルールがあるのですが、いたってシンプルで、たった4つです。

1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
2.順番に一人5分間で本を紹介する.
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.


 「これだけのルールで,遊べば読書がスポーツに変わる!本を読むのが楽しくなる!いろんな本に巡り会えて,どんどん世界が広がる!」

 という触れ込みになっています。

2013年11月11日月曜日

日本の強みは現場にある、は本当か


 搭乗者がハンドルやブレーキなどの運転操作をしなくても走行できる、いわゆる「自動運転車」の走行実験が先日、東京の国会議事堂周辺で公開で行われました。自動運転車が一般の公道を走る実権は国内初の試みで、安倍晋三首相も試乗したことでマスコミにも大きく報じられました。

 安倍首相はトヨタ、ホンダ、日産の各メーカーの試作車に同乗して、実際に約700mずつの距離を走り、試乗後は記者団に「日本の技術は世界一だと感じた」と述べ、成長戦略の一つとして自動運転技術を政府で支援していく姿勢を示したとのことです。(毎日JPより リンクはこちら

 パソコン、半導体(DRAM)、薄型テレビなど、日本はものづくりの高い技術力を持ちながら、それを「ビジネス」にして収益を上げることができず、韓国や中国などの新興国に次々と追いつかれ、追い抜かれ、競争力を失ってしまったことはすでに日本社会で共通の認識です。

 唯一、橋頭堡を確保しているのは省エネ技術でリードする自動車ですが、欧米メーカーはすでに「安全性」や「燃費」といった従来の差別化要因から、「自動運転技術」へと競争要因を、つまり「競争のルール」を変えようとしています。

2013年11月10日日曜日

鳥羽・丸山庫蔵寺の「秘仏公開」に行ってみた

 鳥羽市河内町の人里はなれた超山奥にある丸山庫蔵寺(まるやまこぞうじ)で、創建始まって以来という秘仏の特別公開が行われると聞いたので、行ってみました。


 丸山庫蔵寺は、正式には丸興山庫蔵寺(がんこうざんこぞうじ)といいます。
 天長2年(825年)に弘法大師が、伊勢志摩の霊峰である朝熊山・金剛証寺(あさまやま・こんごうしょうじ)の奥の院として虚空蔵菩薩を安置し、国土鎮護のために開山したとのいわれがある、鳥羽市はもちろん三重県下でも屈指の古刹です。

2013年11月9日土曜日

そろそろお歳暮シーズンということで・・・

 今日ホームセンターに買い物に行ったら、店内のBGMはクリスマスソング。レジの横のスペースには何と「鏡餅」の特設コーナーが大々的に設置されていました。いくら気の早い流通業界とはいえ、これでは季節感も何もあったものではない気がしますが、それはさておき。

 11月になって、そろそろお歳暮の準備にかからなくてはと思われている方もおられるでしょう。
 そこで、東紀州(三重県南部にあり和歌山県、奈良県と接する、尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の2市3町からなる地域)からの産品情報を2つ提供いたします。


三重県中小企業振興条例案

 伊勢新聞(平成25年11月9日付)に、三重県議会戦略規格雇用経済常任委員会が、三重県が制定を検討中の(仮称)中小企業振興条例について、三重大学社会連携特任教授の佐々木宜彦氏を参考人招致し、意見を聞いたというニュースが報じられています。

 地域経済の活性化を実現するために、従来のように大企業の工場や研究所を誘致するという方法はもはや限界に来ています。大企業はグローバル競争を余儀なくされ、日本に軸足を置いてはいるものの、その企業行動は全世界の中での最適化を図るものにならざるを得ず、地方の事情など斟酌している余裕は到底ないからです。
 これは仕方がないことで、その意味でも地域の経済主体の大多数を占める中小企業の振興はこれから非常に重要な問題になります。当然、中小企業振興条例も位置づけは重要であり、単に中小企業の利益や雇用を増やすための経済的活動に限定するのではなく、コミュニティビジネス(事業活動を通じた地域課題の解決)や社会貢献など、地域の一員としての行動を促進させる法的な(条例的な)枠組み作りが強く求められているといえます。

2013年11月7日木曜日

薬のネット販売問題について考える


  政府は昨日(11月6日)、懸案であったインターネットによる市販薬(一般用医薬品)の販売に関して、約1万1千品目ある市販薬の99・8%にあたる品目についてはインターネット販売を解禁する一方、安全性に懸念がある28品目は販売を禁止したり、制限するという方針を発表しました。

 ネット販売が禁止されるのは、エフゲン(殺菌消毒薬)など劇薬5品目。また、制限されるのは、リアップX5(発毛剤)など医療用(処方薬)から一般用医薬品に移行して市販後間もない23品目で、これらについては、原則3年間かけて安全性が確認できればネット販売を認める方針です。
 政府は今国会にこの内容を骨子とした薬事法改正案を提出し、来春から制度を開始したい考えと伝えられています。

 興味深いのは、各新聞社の反応です。
 日本経済新聞は今日の社説(薬販売「対面なら安全」は神話にすぎない)でこう書きます。


2013年11月6日水曜日

飛び地合併商工会という社会実験

商工会のマークのいわれは?

 伊勢新聞によると、三重県南部の東紀州地域にある2つの商工会(紀北町商工会と御浜町商工会)の合併に伴う合併契約書調印式が11月5日に開かれ、両商工会長らが契約書に調印しました。

  この2つの商工会は、間に尾鷲市と熊野市を挟む形で存在していることから、両市をまたぐ「飛び地合併」となりますが、商工会の飛び地合併は一部の例 ~後に橋でつながり飛び地でなくなった本土と離島との例~ を除いて、全国で初めてとなるとのこと。

  新商工会は来年2月には県の認可を受け、4月から現在の紀北町商工会の場所を本部として「みえ熊野古道商工会」としてスタートする予定だそうです。 (11月6日付け リンクはこちら
 この合併については以前にもこのブログで触れました。(2013年5月30日 はんわしの評論家気取り 全国初の「飛び地合併」が、三重県で
 商工会は、商工会議所が主に市部にあるのに対してが、主に郡部(町村部)に設立されており、中小企業の中でも家族経営などのように従業員数が少ない「小規模事業者」の経営を支援することが主目的の組織です。

2013年11月5日火曜日

家電量販店の売り場がすっかり変わっていた


 この連休中は、例によって郊外の大型店で買い物をすることが多かったのですが、何軒かの家電量販店を回った中で、売り場の構成が数か月前とすっかり変わってしまっていたことに気が付きました。

 パナソニックがプラズマ方式の薄型テレビの生産から撤退することが大きく報じられていましたが、かつては売り場の花形で、入り口付近や、もしくは量販店の売り場の壁一面を占めていた薄型テレビがすっかり影を潜めてしまっていたのです。

 これが最も顕著だったのは、かつての破竹の勢いだった拡大増益路線に最近陰りが見えてきたと言われるヤマダ電機でした。

2013年11月4日月曜日

ホット炭酸とアーモンドミルクを飲んでみた

 人間の脳はそもそも保守的にできているそうで、今まで体験したことがない新しい場面に遭遇すると、過去に見たことがあるもの、経験した出来事、会ったことがある人、など過去の知識をベースに判断を下す傾向があり、まったく新しい未知の領域に直面した時は、脳はまず、否定的な反応をするようにインプットされているのだそうです。

 なかでも食生活は特に保守的な領域で、ある地域やある民族で長らく伝えられてきた伝統的な食事の習慣や献立、味覚などはそうそう簡単に変わるものではないとのこと。
 学校の社会科で習う歴史は、主に政治史、経済史の観点ですが、どのように権力者が移り変わり、統治機構が変わろうとも、実は民族の衣食住の生活習慣はほとんど変わりません。
 その意味で、長い日本の歴史においても、食習慣の画期と呼びうるのは、朝・昼・晩の一日三食が一般的になった江戸時代初期と、西洋や中国・朝鮮の料理が普及した高度成長期の2つであり、この画期の前後では庶民の生活様式は大きく違っているとも聞いたことがあります。

 というわけで、やや大げさな前フリになりましたが、おそらく製造販売したメーカーにとってはそれくらいの意気込みで市場に投入したのであろう、注目の新飲料を実際に飲んでみたのでレビューします。

2013年11月2日土曜日

テレビはすべてを収奪する

フジテレビHPより

 フジテレビ系で放映され人気を博していた「ほこ×たて」の放送が終了される(打ち切られる)ことが決定されました。

 フジテレビのホームページによれば、10月20日に放送した「どんな物でも捕えるスナイパーVS絶対に捕えられないラジコン」の中で、収録の順番や、対戦の運営などにおいて不適切な演出があったとのことです。

 この事実は出演者の一人がテレビ局に指摘をして発覚しましたが、この出演者は2011年10月16日放送分「どんな物でも捕えるタカVS絶対に捕らないラジコンカー」、2012年10月21日放送分「どんな物でも捕える猿VS絶対に捕えられないラジコンカー」においても、不適切な演出や動物への配慮を欠いた撮影が行われていたことを指摘しており、これらについても事実であったことが確認されたとのことです。

 正直言って、わしはこの番組がけっこう好きで、楽しく見ていました。このことはまず、前置いておかなくてはいけません。

 どちらかというと地味で、部外者にはなかなか伝わらない、製造業における優れた加工技術とか、それらの技術を積み重ねて作られる素晴らしい機械や装置を、「対決」をテーマにしてバラエティショー形式で一般視聴者に伝えることは面白いアイデアだと感心しましたし、出演する企業やエンジニアは技術屋魂を持つユニークなオンリーワンが多いとも思いました。さらに、対決テーマをよくこんなに次々と新しく探し出してくるなあ、とも感じたのでした。

2013年11月1日金曜日

食材偽装の包囲網はどこへ向かう

 一連の食材偽装がとどまるところを知りません。まさに底なし、無間奈落の様相になってきました。
 経済学でいう「囚人のジレンマ」と同じで、偽装したホテルやレストランは完全黙秘で隠し通せられれば世間の指弾を免れることが可能ですが、もし偽装が外部に発覚してしまえば、そのタイミングが遅くなれば遅くなるほど状況は不利になっていくので、お互いに疑心暗鬼に陥り、そのためにますます自白が躊躇されるという悪循環になっているようです。

 特にわしがショックだったのは、このブログでもたびたび取り上げている「経営品質」の世界では、優秀な事例として必ず取り上げられてきた、ホテル・ザ・リッツカールトン大阪までが偽装(リッツ側の弁明によれば、誤表示)を行っていたことです。
 しかも、リッツカールトンのホームページには、現時点でこの件についての説明やお詫びなどの態度表明が一切なく、この点についても大きな疑問(というか失望)を禁じ得ません。
 企業の社会的理念を明確にして、それを経営陣と従業員が共有し、PDCAによって素晴らしい経営を目指していくという「経営品質向上活動」そのものさえ、まるで色あせて見えるほどのリッツカールトンの凋落ぶりです。

 しかし、残念なことながら、飲食業界では食材の偽装、産地の偽装は一種の常識となっているようです。冒頭に書いたように、ここしばらくの間は、毎日のように次々とホテルやレストラン、飲食業界の不祥事が明るみに出ることでしょう。