2015年10月29日木曜日

クラウドファンディングセミナーが四日市で

 三重県(庁)の主催により、クラウドファンディングのセミナーが11月6日、四日市市のじばさん三重で開催されます。インターネットを使って、投資家や、消費者などの一般市民からビジネスに必要な資金を調達する「クラウドファンディング」はもはやスモールビジネスやコミュニティビジネスの資金調達方法として一般的なものになっていると言っていいでしょう。しかし、果たしてこれが自分のビジネスに有効なのか? 手軽な反面、デメリットもあるのではないか? という疑問も多いことかと思います。
 このため今回のセミナーでは、実際にクラウドファンディングを使って介護用品(万歩計ほどの大きさの端末で、これを尿漏れの心配がある人の臍部に張り付けておくと、排泄のタイミングが感知されてスマートホンに伝える「DFree」という商品)を開発した、トリプル・ダブリュー・ジャパン(株)の 代表取締役 中西敦士氏を招いた体験談の発表が行われます。
 三重県内で少額であっても資金需要を抱えている経営者や起業家にとって大変参考になる話ではないかと思います。

 また、わしが今回のセミナーで注目するのは、クラウドファンディングを「購入型」と「投資型」に区分して、それぞれの仕組みとメリットを、ファンディングの主催者から説明してもらう時間も設けていることです。これは画期的なことなのです。

2015年10月28日水曜日

国が大学の「サービス業学部」新設を支援へ

 時事通信社が配信している地方公務員向けの情報サイト 官庁速報 によると、経済産業省が、宿泊や飲食、運送などのサービス業の経営者を育成するため、専門の学部やコース、講座を新設する大学などへ支援を強化します。文部科学、厚生労働両省とも連携して、平成28年度は20校程度を支援する方針だとのことです。 (10月27日付け)

 経済活動が成熟すると、産業の中心は製造業のような第2次産業からサービス業のような第3次
内閣府資料より
産業にシフトしていきます。これは全世界的な傾向で、日本もGDPの約7割はサービス業が生み出す付加価値に依っています。
 しかし同時に、サービス業の労働生産性、すなわち労働者一人当たりが生み出す付加価値の額は、技術革新の効果が大きい製造業に比べて低い傾向があり、経済のサービス化が進めば進むほど、GDPの伸び率は低くなっていくというジレンマを抱えています。
 また、同じサービス業でも生産性は国によって違っており、欧米諸国に比べて日本のサービス業の生産性が低いことも長らく指摘され続けてきました。

 政府は平成25年には0.8%だったサービス業の労働生産性の伸び率を、平成32年までに2.0%に引き上げる目標を設定し、宿泊、運送、飲食、医療、介護、保育、卸・小売を重点分野と位置付けて、今年度から大学などがサービス業者と提携してサービス業経営の教育プログラムを開発する場合に補助金を出すといった支援を行ってきました。


2015年10月27日火曜日

世界の「タバタ」はまったくわしにはムリだった件

 体力には圧倒的な自信があったわしですが、さすがに最近は寄る年波というのか、体力、特に集中力とか瞬発力のはなはだしい衰えが自覚されるようになってきました。さびしいなあ~。
 で、ふと京都新聞のウェブに昨日載っていた、「タバタ」に世界注目 立命大教授考案の短時間トレ という記事に目が留まりました。(リンクはこちら
 「タバタ」とは、立命館大学スポーツ健康科学部の田畑泉教授が考案したトレーニング法で、タバタ・トレーニングとか、タバタ・プロトコルなどと呼ばれ、もともとはアスリート向けの練習方法として平成8年に論文発表したものだそうです。
 具体的には、1日に1回、両手をついて足だけ左右に跳びはねるといった20秒の激しい運動と、10秒の休憩を交互に8回繰り返すプログラムです。極度の疲労を伴う運動によって1分間の心拍数を180回前後(20歳基準)まで引き上げ、有酸素運動と無酸素運動両方の効果を引き出すとのこと。
 30秒が8セット、つまりわずか4分のトレーニングで大きな効果があるのなら、これは手軽でいいのではないか、とは、わしに限らずだれでも思うことでしょう。京都新聞の記事にも、健康志向の一般人にも普及して流行しており、インターネット上には膨大な量の動画が投稿されている、とあって、確かにYoutubeで検索すると、いっぱいいっぱい動画が出てきます。
 わしはスポーツとか、そういうめんどくさいことにはあまり関心がないので、スポーツジムとかエクササイズとかにも無知で、タバタと、これに絡んでわんさか出てくる動画はまったく未知の世界なのでした。

2015年10月26日月曜日

やっぱり怖い暫定二車線

 毎日新聞によると、高速道路などで将来の4車線化を前提にして、中央分離帯を設けないまま暫定的に2車線(片側1車線)で開通している、いわゆる「暫定2車線区間」において、事故が多発していることから、会計検査院が国土交通省や高速道路各社に対して中央分離帯の設置などの安全対策を検討するよう提言するそうです。(10月24日付け)

 全国の高速道路や自動車専用道のうち、暫定2車線区間は20路線255区間2423.8キロあり、その7割に当たる1752キロは中央分離帯がない対面通行となっており、軟らかい樹脂製のポールや縁石で簡易的に仕切られています。

 会計検査院は、平成16年から27年の10年間に2車線の高速道路などの対面通行区間で発生した事故について調査しました。すると、走行中の車が対向車線にはみ出した事故2208件のうち人身事故は677件で、119人が死亡、1281人が負傷していました。
 相手が対向車線からはみ出してきた「もらい事故」で死亡した人は28人。事故のほとんどは暫定2車線に集中しており、同じ時期に中央分離帯がある区間で起きた人身事故は7件しかありませんでした。圧倒的な差です。

2015年10月25日日曜日

伊勢まち「ちょいぐる」に行ってみた

 伊勢フードサービス協会などが主催し、伊勢商工会議所などが共催した 伊勢まち ちょいぐる に行ってきました。(10月23日から25日の間のイベントなので、このブログをアップする時点では、すでに終了しています。)
 ちょいぐるとは、「ちょいと気楽な感じに、おしゃれなお店をチョイスして、ぐうっとグルメをみんなでわいわい楽しんじゃおう!」という内容ですが、要するに、伊勢市内の参加店で期間中に使えるクーポン券が発行され、お客はこのクーポンでおトクに食事をしたり、買い物ができる、というもので、わりと全国的に取り組まれているイベントです。(一般的にこのイベントは何という名称なのかはわしもよく知りません。どなたかぜひご教示を!)
 ちょいぐるのクーポンは3500円で4枚つづり。(前売りだと3000円)
 1枚875円相当なので、お客としてはこれ以上のプレミアムが付いたメニューやサービスを期待したいところです。
 クーポンを買うと、今回、ちょいぐるに参加した58店のお店の名前と場所、そしてクーポンが何に使えるのかが書かれたパンフレットがもらえます。参加店は比較的、駅前とか、商店街の周辺に集まってはいますが、レストランから居酒屋から焼肉屋から、お菓子屋から花屋から、さまざまな業種があり迷ってしまいます。

2015年10月22日木曜日

龍神村立体育館に行ってみた

 先般の連休、成り行きで和歌山県の龍神村に行く機会がありました。龍神温泉で有名な山村です。
 行政上は田辺市に属しているのですが、道路標識などには「田辺市龍神村」と書かれており、地元の人に、ここは田辺市と合併したのですか?と聞いても、「そう合併したの。だけど、ここは龍神村。」と異口同音にこういう調子で、要するに龍神「村」ということに皆さん誇りを持っていて、その名前は変えていないということのようです。
 それはさておき、先日このブログで、木造の大型建築のことに触れたのですが、龍神村には木造による大型公共建築の全国的な先駆例として 龍神村立体育館 という建物があるそうなので立ち寄ってみることにしました。


 龍神村立体育館は国道425号線沿いの運動公園の中にあります。まわりには高い建物はほとんどなく、かなり遠くからでも見つけることができます。

2015年10月21日水曜日

道の駅「熊野きのくに」が営業停止へ

 10月15日、熊野市飛鳥町にある 道の駅 熊野きのくに が、今月中をもって物産館の営業を停止すると発表しました。

 熊野きのくには、鬼の国物流協同組合が平成8年に営業を開始しました。平成9年10月には三重県内で7番目の「道の駅」に認定され、国道42号を通過するドライバーの休憩施設を提供するとともに、熊野市内の木工品、食品など特産物の販売拠点である物産館やレストランも設け、まさしく地域の拠点となっていました。
 しかし、数年前には併設されていたコンビニ(ヤマザキデイリーストア)が閉店し、平成25年9月には国道42号のバイパスに当たる自動車専用道路「熊野尾鷲道路」が開通したことから通行量が顕著に減少し、営業上の苦戦が伝えられていました。

 わしも昨年11月に、高速道路等の開通によって既存の道の駅の経営環境が激変していると聞き、東紀州地域(三重県南部の尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町及び紀宝町の2市3町からなる地域)の各道の駅を訪ねてみましたが、その時も、この「きのくに」は立ち寄る車もあまりない、誠に気の毒な状況でした。
 観光客向けというだけでなく、山間地である飛鳥町(大又地区)の地元住民が利用する小売店の機能もあっただけに、営業停止は深刻な問題になるのではないかと思います。

2015年10月20日火曜日

県職員の月給、ボーナスとも2年連続引き上げへ

 時事通信社が配信している地方公務員向けの情報サイト 官庁速報 によると、三重県人事委員会は平成27年度の三重県職員給与について、月給を1.45%、期末・勤勉手当(ボーナス)を0.1カ月分それぞれ引き上げるよう知事と県議会議長に勧告しました。

 給与の官民格差は、民間企業の39万4047円に対し、三重県職員(行政職、平均43.6歳、平均勤続年数22.0年)が38万8383円で、これによれば県職員のほうが5664円低いことになります。またボーナスも、民間起業の4.18カ月に対し、県職員は4.10カ月で、県職員が0.08カ月分下回っていることになります。
 月給、ボーナスの両方ともに引き上げる人事委員会勧告は2年連続であり、この勧告どおりに給与引き上げが実施されると、県職員(行政職)の平均年収は13万4000円増の646万8000円となります。なお、改定に伴う所要額は約39億円とのこと。(平成27年10月19日付け)
 ちなみに、人事委員会勧告とは、地方公務員には普通の労働者が持っている労働基本権(団結権、団体交渉権、ストライキ権)が制限されているため、その代替措置として設けられている制度で、勧告に強制力はありませんが、法理上、当然に知事は従うべきとされています。

やったー! \(*^▽^*)/ 給料アップ。

 わしにとっては率直に言ってうれしいと同時に、しかし本当に大丈夫か?という思いもよぎります。三重県の財政はここ数年でかなり悪化しているからです。

2015年10月19日月曜日

ニチレイのキャンペーンに尾鷲わっぱが

 冷凍食品大手のニチレイが、「手作りお弁当応援キャンペーン」なるものを11月30日まで行っています。
 秋は行楽や運動会など、お弁当を作る機会が何かと増える季節ですが、ニチレイの「お弁当にGood!」シリーズは着色料・保存料・化学調味料を使っていない、素材の味を生かし、ていねいに仕上げた商品だそうで、お弁当作りに頑張る皆さまを応援するという趣旨で実施しているとのことです。

 キャンペーンでは、「お弁当にGood!」シリーズの対象商品にあるバーコード3枚を貼って応募すると、曲げわっぱ弁当箱・箸セット(1万円相当)か、オリジナルQUOカード(5,000円分)が、抽選でそれぞれ200名、500名に当たるそうです。

 この商品の「曲げわっぱ弁当箱」とは、尾鷲市特産で、三重県の伝統的工芸品にも指定されている 尾鷲わっぱ のことです。
 曲げわっぱは秋田など各地で弁当箱などとして作られていますが、尾鷲わっぱと他の曲げわっぱの大きな違いは、尾鷲わっぱは表面と内側を漆で塗装する「塗り」が施されていることです。
 尾鷲わっぱは100%完全手づくりであり、作り手は今や尾鷲市にある「ぬし熊」の世古効史さんしかいないというレアイテムでもあります。


2015年10月18日日曜日

鳥羽・賀多神社の遷宮祭

 鳥羽市の中心市街地・本町(ほんまち。現在の表記は鳥羽1丁目)にある賀多神社は、今年20年に一度の遷宮を迎えました。わしの実家も賀多神社の氏子の端くれなのですが、金銭的にも労務的にもほとんどまったく協力はできませんでした。
 しかしながら、地元の方のご配慮により、一連の遷宮行事のクライマックスといえる遷宮祭、つまり神様の新しくなったお宮へのお引越しの儀に立ち会うことができました。大変かたじけないと同時に、わしの生涯、おそらくもう二度とこのような貴重な機会はないと思うのでレビューしておきます。

 賀多神社はわしにとっては子供の頃の遊び場で、思い起こせば40年ほど前、小学生だったわしは子供木遣りか何かで遷宮の行事に参加したことがありました。(子供だったので、遷宮だのなんだの意味が分からず、ただ毎日のように夜、男の子が集められて木遣り歌の練習をさせられただけの記憶があります。)
 その時から2回目の遷宮に当たるわけですが、鳥羽市も中心市街地とはいえ少子高齢化、人口減少は恐ろしい勢いで進んでおり、行事の中で遷宮の実行委員長がたびたび挨拶した中でも、人もカネも十分ではない中で、大変に苦労した遷宮であったことを再々述べられていました。

2015年10月16日金曜日

熊野市の入鹿温泉「瀞流荘」が大規模改修へ

 南紀新報などが伝えるところによると、熊野市紀和町にある入鹿(いるか)温泉ホテル瀞流荘(せいりゅうそう)が約5億7千万円をかけて大規模改修工事を行うことになったそうです。(10月15日付け)

 ホテルは鉄筋コンクリート造り二階建てで、平成2年に竣工したもの。現在のプール棟を宴会場とレストラン、厨房に改修するとともに、既設の宴会場・レストラン棟を宿泊棟にして新たに8つの客室を新設。その結果宿泊定員が80人から120人に増加します。

 工事は10月中に着工され、来年(平成28年)の10月末に完成、リニューアルオープンされる見込みとのこと。

 瀞流荘は熊野市の外郭団体である一般財団法人熊野市ふるさと振興公社が管理運営しており、今回の大規模改修工事も熊野市の予算によって行われます。
 瀞流荘のある紀和町は、国道169号のバイパス(いわゆる奥瀞道路)の完成により和歌山県新宮市方面からの交通利便性が飛躍的に向上しています。熊野市は「入鹿温泉は湯ノ口温泉と並んで市の西の玄関口に当たり、奈良、和歌山方面の客を増やしたい」と事業の目的を語っています。

2015年10月15日木曜日

さようなら関戸さん

 関戸美恵子さんが10月15日早朝、ご逝去されたとのことです。
 関戸さんは一般社団法人SR連携プラットフォーム代表理事をつとめられており、地域の100年先の未来を見据え、すべての組織や個人が「当事者性」を発揮し、持続可能な社会発展をしていくため、コミュニティビジネスやソーシャルビジネスをその基礎的な原動力と捉え、関係者の連携推進や資金循環などの環境整備に取り組んでこられました。
 はんわしは10年ほど前、地域住民が主体となり、地域資源を活用して、ビジネスの手法で地域の課題を解決する事業である、いわゆる「コミュニティビジネス」がまだまだ三重県では物珍しいものとしか捉えられていなかったとき、ある方から関戸さんを紹介していただき、「三重県庁でもコミュニティビジネスが普及するような事業を作りたい!」と名古屋の下町にあった起業支援ネットの事務所(梅の家)に押しかけ、わしのコミュニティビジネスやソーシャルキャピタルに関するあまりの無知になかば呆れ、しかし、まだわしが若かったせいもあってか、熱意だけは受け止めてくださり、そもそもコミュニティビジネスとは何か、なぜそれが今の世の中に必要か、名古屋を中心としたコミュニティビジネスの現状はどんなものか、などを2時間くらいにわたって丁寧に教えていただきました。
(その後、関戸さんが実は超多忙な人物であって、非常に貴重なお時間を、わけもわからず押しかけてきた県庁の職員のために割いてもらったことは、実は大変なことであったのを知りました。)

2015年10月14日水曜日

こじれる土井見世邸譲渡問題

尾鷲市役所HPの資料より
 伊勢新聞によると、尾鷲市で初の国登録有形文化財である、大正から昭和初期に建築された貴重な和風モダニズム邸宅 土井見世邸 について、今年8月、所有者が尾鷲市に無償譲渡するとの合意が取り付けられていたところ、市は一転、財政難で維持費負担が困難などとして譲渡を無期延期する方針を固めたことがわかりました。

 土井見世家の末裔で、現在は市外に住む所有者の一人は、「合意書を一方的に破棄された。売却も考えた中、悩んだ末尾鷲のためにとの思いで無償寄贈を決断したのに、善意を踏みにじる行為」と憤り、当初の合意内容通り寄贈を望む一方で、訴訟も視野に入れていると明かしたとのことです。(10月14日付け リンクはこちら

 土井見世邸の主屋は昭和6年に清水組(現清水建設)が建築したもの。東に洋館、西に和風の居宅をつなげた構成で、洋館は細部の意匠にアールデコのデザインを用い、窓にはステンドグラスも設けられています。蔵などの付属する建物もまとまってよく残っており、山林経営家の風情あるたたずまいを今に残す貴重な建造物として国の登録有形文化財(建造物)に指定されました。
 所有者のみならず、尾鷲市民、いや国民にとって有用な建物であり、保存と活用について市民有志グループも交えて譲渡の合意に至っていただけに、急にこじれてしまったように見えることについて、関心を持ってウオッチしていたわしも驚きを禁じ得ません。

伊賀市と名張市を取り違えたわけ

 三重県(庁)は、10月5日から発売を開始した「2016年版三重県民手帳」の資料編「三重県の市町紹介」の地図上において、名張市と伊賀市の表記を逆に記載するミスがあったと公表し、謝罪しました。
三重県印刷工業組合ホームページより
 伊賀タウン情報ユーによると、岡本伊賀市長は「三重県民手帳は、三重県がお出しになっているものです。その三重県が、基礎自治体の名称を取り違えることは、信じられないことです。伊賀地域に対する認識がこのようなものかとあきれるばかりです。」とコメントし県の姿勢を批判しました。(10月7日付け)
 三重県内には市町が29しかありません。県庁が監修する印刷物において、その数少ない県内の市町の表記を誤ることは極めて異例だと言えるでしょう。
 不思議なのは、県の職員なら生理的に理解できるように、南北に細長く、中部圏から関西圏にわたる三重県の地勢上、あらゆる県行政において全県のバランスを考えるのが県職員の習性です。にもかかわらず、なぜこんなことが起こったのか。

2015年10月12日月曜日

TPP合意で、日本の医療保険はどうなるの?

 やや旧聞に属しますが、今月5日、TPP(環太平洋パートナーシップ)協定締結の交渉が、参加国の間で大筋合意に達したことが報じられました。
 TPPは参加国12か国(オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、アメリカ、ベトナム)で構成される経済連携協定であり、簡単に言えばモノやサービスを貿易するときの関税を撤廃(=貿易を自由化)して経済活動を活発にすることが目的です。しかしTPPはこれらのほかに、政府調達、貿易円滑化、競争政策など幅広い分野でも貿易や投資の自由化を認めようという理念を持っています。
 当然ながら、加盟各国はそれぞれ対外競争力が低い産業を抱えているので、その産業は保護しようと、原則として物品の関税は10年以内にほぼ100%撤廃することが原理原則ではありつつも、自国に有利な例外を認めさせようと熾烈な交渉を続けてきていました。
 2年前、先行していたTPP交渉に乗り遅れてはならないと日本も参加することを民主党政権が表明した時には、やれ米作り農家がいなくなるとか、酪農家がやっていけなくなるとか批判が噴出し、大きな社会問題になりました。
 しかし、日本を含め各国の交渉自体が難航していたため、TPPはもはや合意に至らないのではないかという観測も流れたりして、農業関係者の懸念もややトーンが落ちてきていたように思える、その矢先の合意発表でした。


2015年10月11日日曜日

現代のロバート・オウエン賞授賞式に行ってみた

 まずお断りですが、授賞式に行ったは行ったのですがわしはかなり遅刻してしまい、今年の「現代のロバート・オウエン賞」を執行(しぎょう)泉さんが受賞する瞬間は見逃してしまいました。

 で、執行さんによる記念講演会から参加したわけですが、これが非常に参考になる、というか胸を打たれる講演だったので簡単にレビューしてみます。

 わしも仕事柄、色々な経営者にお会いしてお話を聞く機会が多いのですが、執行さん、そしてこの後のパネルディスカッションに登場された第一回「現代のロバート・オウエン賞」を受賞した野口義弘さんは本物の経営者、そして社会イノベーターだと思いました。

 授賞式は伊勢市にある皇學館大学の7号館で開催されました。これは、賞の主宰である現代のロバート・オウエンを探す会の事務局を、同学教育学部の吉田明弘准教授が務めているからのようです。
 会場には、学生中心に、見たところ100名くらいの聴衆がいました。

 執行さんは、福岡市で餃子専門店「黒兵衛」を経営する株式会社いづみカンパニーの代表取締役です。ご自身も発達障がいを持ち、子どものころから、そして社会人となってからも、周囲とうまく協調することができない悩みを抱えていました。

2015年10月9日金曜日

アクアイグニスが静岡県に進出へ

 10月8日付けの日本経済新聞によると、三重県菰野町で温泉リゾート施設を運営している(株)アクアイグニスが、静岡県小山町(おやまちょう)で高級ホテルや温浴施設を集めたリゾート施設を新たに建設することが明らかとなりました。
 小山町は静岡県の北東端に位置しており、富士山や山中湖などからも近く、豊かな自然と名勝地に恵まれた人口1万9千人の町です。

 アクアイグニスおやま(仮称)は、不動産ファンド運用のファーストブラザーズが出資してアクアイグニスと合同で開発・運営します。
 約30万平方メートルの敷地内に、宿泊施設や温浴施設、産直市場、レストランなどを建設する予定で、詳細は今後小山町などと詰めるものの、開発費は全体で100億~200億円になる見通しだそうです。

 アクアイグニスは先般、三重県多気町で約115ヘクタールの山林を開発して、温浴施設やレストラン、宿泊施設、産直市場などからなる複合施設である、(仮称)AQUA×IGNIS 多気(アクアイグニスたき)を建設すると公表したばかりです。
 しかしアクアイグニスおやまは多気の70億円よりもさらに事業費が巨額であり、しかもオープンは多気より1年早い平成30年となるとのことです。

2015年10月8日木曜日

話題の「ご当地PV」を見てみる

 地方創生ブームで国が交付金をバラ撒いているためもきっとあると思いますが、県や市町村といった地方自治体が自分たちの地域をPRする、いわゆる「ご当地PV」がブームになっています。
 テレビのような既存メディアは表現の制約もあり、何より製作費や放映料が高くつくので、今や動画共有の世界標準プラットフォームとなったYoutubeを使い、激安で全世界に発信するのが一般的となっており、一部で大変な数の視聴者を獲得する大ヒットも生まれています。

 まずは、世界三大広告賞を受賞した振付師 air:man と、シンクロのオリンピックメダリスト藤井来夏さんが率いるプロチーム「RAIKA ENTERTAINMENT」、そしてサウンドデザイナー清川進也さんによる奇跡のコラボ作品、おんせん県おおいたの “シンフロ”です。
 これは本当に凄い作品なので、ぜひご覧ください!



2015年10月7日水曜日

東紀州の高速道路整備で観光客数が劇的に増加

 三重県東紀州地域の5市町域(紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町)と国土交通省などで構成する東紀州地域高速道路整備効果検討会が、平成26年3月に全通した紀勢自動車道と、熊野尾鷲道路に関して、全線開通から1年半を迎え、観光面でのストック効果(中長期的に継続し続ける経済効果)が現れているとの調査結果を公表しました。

 これによると
1)観光入込客数の増加
・平成24年以降3年連続で増加(特に平成26年は過去最高を記録)
・高速道路未整備時(平成17年)と全線開通後(平成26年)では約1.4倍に増加
2)日帰り観光圏域の拡大
・夏期観光期における観光客の日帰り滞在時間、観光客1人当たりの消費額がともに約1.4倍に増加(消費額は約8億円増加)
3)観光施設の入込客数 伸び率ランキング
・第1位は紀北町の「キャンプ inn 海山」で伸び率約1.5倍(入込客数は過去最高を記録)
・IC周辺の観光施設で大きな伸び率を記録したほか、開通に合わせてオープン・リニューアルした施設に多くの観光客が訪れ、賑わいを創出
 と総括できるとのことです。

  非常に興味深い資料であり、かつ、大変見やすい体裁で国交省紀勢国道事務所のホームページで公開されているので、関心がある方はぜひご覧ください。

2015年10月6日火曜日

中国人はあんなに買ってどうしているのか

   中華人民共和国の建国記念日にあたる「国慶節」は、10月1日の当日から7日までが連休となる恒例らしく、中国人旅行者が大挙してやって来、大量の買い物をする、いわゆる「爆買い」を繰り広げる光景が日本各地で展開されたようです。
 国慶節期間中に海外旅行する中国人は約560万人(!)もいるそうで、中でも日本は人気の旅行先となっています。北京の日本大使館では国慶節前、1日に最大で1万件のビザ申請があったらしく、日本政府の観光局によると、1~8月に訪日した中国人は外国人でも最多の約335万人にのぼりました。(産経ニュース 10月6日付け

 わしも今年2月に大阪市内の繁華街で「爆買い」を目の当たりにし ~ただ、その時は「爆買い」という言葉はまだ一般的ではありませんでしたが~、チャイナパワーに圧倒されたことはこのブログにも書きました。(はんわしの評論家気取り 初めて見た中国人の大人買い 2015年2月17日)
 しかし、よくよく考えると不思議ではあります。
 あんなに大量に、ガラガラを一人で2つも3つも引っ張って歩くほどに買い物をして、いったい自分だけで使い切れるのか?ということです。
 日本より親戚や隣近所のコミュニティーが健在で、お土産とか頼まれ買いということも多いのでしょうが、それしてもわしが見たように10万円分も家庭薬や化粧品を買って、場合によっては一年以上持つと思いますが、どうしているのでしょうか??

2015年10月5日月曜日

公共建築に木なんて使っているの?

 京都新聞が、京都府内において全国的にも例が少ない高層建物を木造で建築する動きが広がり始めていると報じています。(10月4日付け 「木造高層建築、京都で広がる 府内産材で林業振興期待」)
 京都府向日市では阪急洛西口駅前に5階建ての商業ビルが計画されています。1階は鉄筋コンクリート造ですが2~5階は木造の2×4(ツーバイフォー)工法が用いられ、工事業者は「木造であれば、仕事が減りつつある大工の技術伝承につながる。二酸化炭素排出量も削減できる。」とコメントしています。
 また、京都市中京区でも京都木材協同組合が鉄筋コンクリート造だった京都木材会館を、特殊な工法により耐震性や耐火性を高めた木造4階建に建て替えるとのこと。設計事務所は「木造高層物の普及に向けた先進事例となる。林業の活性化につなげたい」とコメントしています。
 京都新聞によると、木造の大規模建築物は近年、保育所や体育館など低層の公共施設で広がっていますが、民間の高層建築物は関東では2×4工法の共同住宅などが数十棟あるものの、関西ではまだ珍しいそうで、京都府など行政の後押しもあり、今後さらに木造の高層建築物が増えそうだとまとめています。
 そう言えば、平成22年には「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」という法律も制定され、三重県でも「みえ公共建築物等木材利用方針」なる基本方針が公表されています。


2015年10月4日日曜日

ロバート・オウエン賞って何だ?

 朝日新聞の三重版に「現代のロバート・オウエン賞に餃子店経営の執行氏」という記事が載っていました。(10月4日付け)
 わしはこのロバート・オウエン賞なるものをまったく知らなかったので、三重県の企業がそんな賞を受賞したのかと思って読み進めていくと、どうもそうではなく、この賞を授与する団体の代表を、伊勢市にある皇學館大学の先生が務めている、ということで掲載されたようです。

 しかし、このロバート・オウエン賞はなかなか興味深い表彰制度です。
 ひょっとするとトレンドが変わりつつある、閉塞した日本の「地方」の中小企業にとっての指針となるのかもしれません。

 ロバート・オウエンとは19世紀前半、産業革命期のイギリスで活躍した人物の名前です。資本家として工場を経営していましたが、,当時は常識であった児童労働を問題視し、就学前の子供の教育の必要性を提唱して、今でいう,保育所の原型となるような施設を創設しました。さらに工場労働者が学習できる夜間学校を世界ではじめて創設した人物でもあります。
 このような精神を受け継ぎ、企業の社会的責務を考え、情愛に基づいて自前で社会福祉施設や少年院退所者を雇用する、人間性溢れる優しき経営者を表彰する目的で、平成24年に「現代のロバート・オウエンを探す会」(代表:皇學館大学教育学部 吉田明弘准教授)が創設したのが「現代のロバート・オウエン賞」だということです。

2015年10月1日木曜日

セーラー服を着た銘菓「関の戸」を食べてみた

 三重県立津商業高校(津商)といえば、今年の高校野球「夏の甲子園大会」に三重県代表として出場したのが記憶に新しいところですが、ちょうどその時期、もう一つのマニアックなニュースが三重県内では報じられていました。

 それは津商の生徒が三重県亀山市の銘菓である「関の戸」のパッケージをデザインし、津商オリジナル関の戸 として8月から販売が開始されたというものです。

 関の戸は、東海道五十三次の47番目の宿場にあたる関(せき)で370年前から営業を続けている深川屋が製造している餅菓子です。
 赤小豆のこしあんをぎゅうひ(求肥)で包み、阿波特産の高級砂糖「和三盆」をまぶして作られています。
 三重県教育委員会では、商業科などの職業学科を設置している高校で、専門性や技術力の向上、新たなアイデアを創出できる人材の育成、学科間連携などに取り組む「若き『匠』プロジェクト」なるものに取り組んでいますが、この「津商オリジナル関の戸」も、このプロジェクトの一環として、津商ビジネス科に在学する女子生徒が、津商の制服を模したデザインの商品化を発案したものだとのこと。

 わしはたまたま津駅ショッピングセンター チャムの津銘菓コーナーで発見したので、10月になってやや季節外れの感じはあるけど、津商の夏用セーラー服のパッケージに入った関の戸を購入してみました。(ひと箱500円でした。)