2015年11月30日月曜日

空き家管理ビジネスに商機あり

 中部経済新聞によると、コンピュータシステムの開発や管理運営を行う(株)松阪電子計算センターが新たに空き家管理事業に参入します。事業のエリアは名張市で、市内に家を持ちながら市外に住んでおり日常の管理ができない不在家主から委託を受け、掃除や草刈りなどを代行する内容。料金は未定ですが月額性となる見込みで、早ければ来年にも業務を開始するとのことです。(11月30日付け)
 所有者や管理者がわからず、放置されて荒れるがままになり、隣近所への倒壊や崩落の恐れや、放火・犯罪の温床になる危険性など、さまざまなトラブルで全国的に大きな問題になっているのが、いわゆる「空き家問題」です。
 今年6月には、居住していることが前提の固定資産税優遇措置を空き家には停止したり、特に危険度が高い放置家屋は市町村が解体の行政代執行ができることなどを規定した「空き家対策法」が制定されました。
 わしも、実家の隣の家が数年間無人のまま放置されてもたれかかってきたので、持ち主を探して掛け合い、解体撤去してもらった経験があります。(くわしくは、はんわしの評論家気取り「隣の空き家が・・・わしの体験」2015年5月27日 を参照してください。)
 その間はいつ倒れてくるかと気が気ではなかったのですが、持ち主と話をしてみると、その人とて好きで放置していたわけでなく、もし適切に管理してくれるサービスがあれば、そういったものを活用することで問題は事前に回避できたのではないか、と思ったりもしたものでした。


2015年11月29日日曜日

三重県の障がい者雇用率が過去最高に

 厚生労働省三重労働局が11月27日、三重県内の民間企業や公的機関などにおける平成27年の「障害者雇用状況」の集計結果を公表しました。
 これによると、今年6月1日現在の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者の三重県内の企業における障害者雇用率は、調査開始以来最高となる1.97%となりました。


 障害者雇用促進法は、事業主に対して常時雇用する従業員の一定割合(民間企業なら2.0%)を法定雇用率と定め、これ以上の障がい者を雇用することを義務付けています。
 ちなみに、全国平均は1.88%。三重県は長らくこの法定雇用率を下回り、雇用率が全国最下位と言う状態が長く続いていましたが、平成27年は全国第20位となりました。
 三重労働局と三重県は障がい者の雇用増加のため、各種の取り組みを行ってきており、企業への理解と行動が進んだことに、一定の効果があったものと思われます。

2015年11月28日土曜日

三重県内の病院がランサムウエアに

IPA(情報処理推進機構)HPより
 三重県菰野町にある病院で今月24日、中国と見られる発信元からサイバー攻撃を受けて、会計処理などのコンピュータシステムが「ランサムウェア」と呼ばれるコンピュターウイルスに感染し、一部が使用不能状態となったことをNHKなどが報じています。
 ランサムウェアとは、「Ransom(身代金)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語であり、パソコンに保存されているファイルに勝手に暗号化処理を行い、読みとれない状態にしてしまう不正プログラムのことです。
 ファイルを暗号化した後に、そのファイルの復元と引き換えに金銭を要求するような文面が表示されます。この現象が、あたかもファイルが身代金を要求するための人質のようであることからランサムウェアと呼ばれるそうです。菰野厚生病院でも「ファイルはウイルスにより暗号化された。元に戻すには支払いが必要だ」というメッセージが残されていました。
 今回は幸いにも開けなくなったデータについてバックアップを使って復元することができ、患者の個人情報の流出などはなかったとのことです。


2015年11月26日木曜日

JA三重南紀で農業用アシストスーツが

 和歌山大システム工学部ロボティクス研究室HPより
 毎日新聞のウェブサイト 毎日.JPによると、三重県御浜町にあるJA三重南紀本店で25日、ミカンの積み下ろしなどの力仕事を電動モーターで軽減する 農業用アシストスーツ の実演研修会が行われました。(リンクはこちら

 このスーツは和歌山大学システム工学部の八木栄一特任教授が開発したもの。腰の両側面に電動モーターがあり、靴の中底と手袋に付いたセンサーにより、20〜30キロ重量物の上げ下ろしが10キロ軽減され、連続3時間の動作が可能とのことです。

 スーツの重さは約7kgもありますが、素材を強化プラスチックに変えることなどで、最終的には女性の作業者でも使えるよう5kgまで軽量化を図っていく予定だそうです。価格も現在は1着100万円ですが、量産化が進めば20万円ほどまでにコストダウンできる可能性もあるそうです。
 実際にこのスーツを装着して20kgの荷を上げたJA職員は、「装着感が少なく、脱ぐと荷が一気に重くなる」と感想を述べたそうなので、やはりこれは農作業のかなり軽減が期待できるようです。

2015年11月25日水曜日

ドローン規制条例は何か国語に訳すべきか

 三重県は、来年5月にG7(主要国首脳会議)が志摩市などで開催される予定であること受け、主会場となる同市賢島(かしこじま)などの上空において小型無人機「ドローン」の飛行を禁止する条例を制定することが明らかとなりました。
 条例案の骨子によると、来年3月27日から5月28日まで、賢島の海岸から1.5kmの範囲と、別に知事が定めた施設の敷地から300mの範囲を飛行禁止区域とします。
 飛行にあたっては知事の許可が必要とされ、違反した場合は1年以下の懲役か、50万円以下の罰金刑が処されます。
 条例案は今月から開催される県議会に提出されて可決成立し、来年3月に公布・施行される見込みとのことです。

 ドローン自体は一種の無人ヘリコプターに過ぎず、コンセプトにしろ類似の製品にしろ、かなり以前からとっくに存在していました。しかし技術進歩により安定性や航続距離、自動操縦機能などが格段に向上したことから、物の運搬とか空中撮影、調査や測量など多くの可能性が新たに広がり、ドローンの製造や操縦、付帯サービスはこれからの経済成長を支える新産業として注目されてきたのです。

2015年11月23日月曜日

音のUD「おもてなしガイド」

おもてなしガイドHPより
 阪神・阪急・京阪・近鉄・南海の関西5私鉄が、音響・楽器大手のヤマハとコラボして、音のユニバーサルデザイン化支援システムである 「おもてなしガイド」を活用した実証実験に取り組むと発表しました。

 ここで言う「おもてなしガイド」とは、観光客を案内するとかの一般的な意味ではありません。
 アナウンスやナレーションなどが伝わりにくい状況 ~たとえば、アナウンスが聞き取りにくいとか、外国人で日本語のアナウンスがわからない、など~ において、アナウンスの内容を文字にしてスマートフォンで確認できるようになるというシステムです。

 自動放送によるアナウンスでも、肉声によるアナウンスでも、日本人には日本語、外国人には翻訳された外国語の文字が表示されるというから画期的で、まさに「音のユニバーサルデザイン」ということができるでしょう。
 関西5私鉄では今年11月中旬から来年3月末まで、各社の駅や車両で順次実験を行うとのことです。

2015年11月19日木曜日

奥熊野・カメラ女子モニターツアーが

 世界遺産にもなっている熊野三山と熊野古道の原郷である、紀伊半島最南部の奥熊野エリア。
 この地域をフィールドとして、グリーン・ツーリズムやアウトドア体験を提供する地元ガイドのネットワーク kumateng(クマテング) が、みかん畑 カメラ女子モニターツアー を開催します。


  空と海、熊野灘の水平線を見下ろすみかんの段々畑で、今が最盛期である温州ミカンの農作業や収穫をしている様子などを、自分のカメラで撮影するという、「カメラ女子」を対象にした無料のモニターツアーです。


2015年11月18日水曜日

三重県中小企業のフェイズが変わってきた

 先日の日本経済新聞で、「地域経済500調査」の結果概要が公表されていました。これによると、地域企業(はんわし注:詳細は不明ですが首都圏以外の地域にある、いわゆる地方企業と同義だと思います。)の人手不足は深刻さを増しており、従業員数が「不足」していると回答した企業は40%にも達しています。
 地域別にみると、人手不足と答えた企業の割合は北海道が60%、次いで北陸が56%。理由(複数回答)としては「同業他社との採用競争」(44%)や「大手企業の採用増」(31%)、「他地域との採用競争」(28%)などの回答が多くなっています。
 また、「地域での労働人口減」を挙げる意見も目立ち、甲信越では69%、四国、北海道、東北でも5割を超えています。一方で、関東は11%、東海や近畿は25%程度にとどまっており、働き手の偏在ぶりがうかがえると日経は報じています。
 わしは商売柄、三重県内の中小企業経営者にお話を聞く機会が多いのですが、人手不足だという声は昨年、つまり平成26年の春先あたりから自動車関連の製造業を中心によく聞くようになり、昨年は業績が好調な自動車製造業を中心に、それに関連する、設備メンテ業、運送業などでも悲鳴に近い人手不足の声を聞くようになりました。
 数年前まで日本企業は、過剰在庫、過剰設備、過剰人材の三つの過剰がある、などと言われていたわけですから、がらっとフェイズが変わってしまったわけです。
 これは、厚生労働省三重労働局が毎月公表している労働市場月報を見ても裏付けられます。

2015年11月17日火曜日

東京都の総合戦略に「共存」の視点が

 東京都が10月、まち・ひと・しごと創生法に基づく、まち・ひと・しごと創生総合戦略、いわゆる「地方版総合戦略」を策定しました。
 まち・ひと・しごと創生などと聞くと、人口減少や経済の停滞に悩む「地方」=「田舎」に関することであり、東京都にはあまり関係ないように思えます。しかし、東京にも離島や奥多摩のような地域はあり、都道府県はそれぞれの地域実情に応じた総合戦略を策定するように、まち・ひと・しごと創生法は定めています。
 都の総合戦略は、平成26年度に策定済の東京都長期ビジョンをベースにしたものだそうですが、時事通信社の地方公務員向け業界紙「官庁速報」によれば、(1)東京と地方の共存共栄、(2)首都・国際都市としての発展、(3)少子高齢化・人口減少社会への対応、の3つの視点から関連施策を盛り込んだ内容であり、特に地方創生が「東京VS地方」という構図にならないよう、「共存共栄」の視点が必要と強調したものになっているとのことです。
 そもそも安倍政権が主導する「地方創生」の眼目は、東京への一極集中の是正です。
 東京では出生率が全国平均よりはるかに低位なことから、比較的子育て環境が整っているとされる地方部への若者移住を促進し、夫婦を多く誕生させ、出生率を上げる。この前さばきとして、若者が定住しやすいように仕事(雇用先)を確保・拡大する、という流れがパッケージになっているのが「まち・ひと・しごと創生」の各事業であると理解できます。


2015年11月16日月曜日

いつやめようか、年賀状

ガベージニュース より
 図書館で週刊誌を読んでいたら、「年賀状の正しいやめ方」という記事が載っていました。そろそろ11月も後半。というか、今年もあと1か月ちょっと。何かとやるべき用事が増えるこの時期、年賀状を書く(印刷する)というのはかなり負担になる作業であることは、わしにとって正直な感想です。
 コミュニケーションのツールが郵便しかなかった時代なら、年始を寿ぐ郵便年賀状は、人づきあいの大事な潤滑油であり、礼儀でもあったことでしょう。
 しかし、わしが小学生だった時のように、一枚一枚手書きで ~しかもエンピツで~ メッセージを書いているのなら、まだ魂もこもるでしょうが、今のように年賀状用の無料テンプレートをネットで拾って、住所と氏名と、ちょっとしたコメントだけを来年向けに入れ替え、紙面の大部分を干支のイラストだの息子・娘の写真だのが占めている、単なる「絵ハガキ」をパソコンで印刷しているだけの年賀状に、あまり重要な意味があるとも思えません。誤解を恐れずに言えば、惰性と言えば惰性、虚礼と言えば虚礼だということになるでしょう。

 ガベージニュースによると、郵便局による年賀ハガキの発行枚数は平成15年の約44億6千万枚をピークに減少が続いており、国民一人当たりに換算すると平成27年は23.8枚と最盛期から10枚以上も減っています。年賀状を取り巻く社会環境は、ここ30年くらいであまりにも大きく変わってしまったのです。

2015年11月14日土曜日

成功事例から学ぶ!中小企業のイノベーション(その2)

(承前) 成功事例から学ぶ!中小企業のイノベーション(その1)

富士市産業支援センターf-Biz
(株)司技研(金属加工)
 金属製試作部品の製造・加工を行っているが、売り上げは伸び悩んでおり、先行きの見通しが全くつかない深刻な状態だった。しかし同社はマシニングセンターや放電加工機など最新の設備を持ち、高い技術力を持っていた。複雑な形状の試作でも金型を作らず切削で対応できるので、社長は最短3日で作ることもできると言う。
 試作を依頼してくるようなお客は納品が早ければ早いほど助かるはず。そこであらためて「試作特急サービス3DAY」というネーミングを考え、新規の顧客開拓にも積極的に乗り出すことにした。廃盤となったクラシックカーのパーツを特注したことがきっかけとなり、某大手メーカーの電気自動車用の試作部品を一手に受注し、経営は急回復した。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/koidemuneaki/20150729-00047942/

マルミヤ食品(株)(レトルト食品製造)
 レトルト食品を製造していたが、設備の老朽化などにより大量生産に対応できず売り得が低迷していた。社長によると100個単位でしか製造できないと言う。

2015年11月13日金曜日

成功事例から学ぶ!中小企業のイノベーション(その1)

富士市産業支援センター(通称f-Biz エフビズ)のセンター長である小出宗昭さんの講演会「成功事例から学ぶ!中小企業のイノベーション」に行ってきました。
 これは三重県中小企業家同友会の経営研究集会の一環として開催されたものですが、経営者はもちろん、行政や商工会議所、金融機関といった産業支援関係者や、行政による産業支援の是非に問題意識を持つ方などにも非常に参考になる内容だったと思います。簡単にレビューしてみます。
 と言いつつも内容の濃さから、前編と後編に分けざるを得ません。また、文責はすべてはんわしにあります。

 私(小出さん)はもともと銀行員だった。M&Aなどを担当していた41歳の時、静岡市などが立ちあげた創業支援施設「SOHOしずおか」にインキュベーションマネージャーとして出向を命じられた。
 そこで初めて公的な産業支援機関で支援に関わったわけであるが、民間企業の常識から見ると大変非効率に思えることをやっていた。
 実は、国(中小企業庁など)による中小企業の支援は、すでにさまざまな対策が行われており、すべてをやり尽くしていた感があった。中小企業支援に年間4千億円もの予算が投じられていたが、なかなか中小企業は活性化しない。

2015年11月12日木曜日

GEのCMが確かに面白い

 今朝の日経新聞の「真相深層」が面白かったのでメモしておきます。
 製造業デジタル化で生き残り というタイトルで、アメリカを本拠とする巨大多国籍企業であるGEについて取り上げたものです。
 GEは、航空機、発電・エネルギー、水処理、ヘルスケア、金融サービスなど多くの事業を世界規模で展開しています。GEの経営方針は、未来の製造業の姿を先取りするものとされ、近年では「インダストリアル・インターネット」(製造業のデジタル化)が注目を浴びています。
 日経の記事は、このようにデジタル化(情報通信技術)へのシフトを強めるGEが、アメリカ国内で流している、ある種「自虐的」なCMが話題になっていると書いています。 
 What’s the Matter with Owen? というシリーズで、GEに就職が決まったITを専攻する大学生オーエン君が、両親から意外な反応を受けてしまう、というものです。



2015年11月10日火曜日

創業・ビジネス交流会「ミナツドエ」が12月に開催

 今日はお知らせ版。
 津市産業振興センターでは、創業まもない経営者やこれから起業を志す人などを主な対象に、同じ目標や経験を持ち寄って、経営や創業にまつわる悩みを解決したり、新たな出会いによりビジネスチャンスを広げることを目的とした交流イベント「ミナツドエ」を開催します。
 参加費は無料で、津市外の在住者も参加可能とのことですので、関心がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

◆開催日時 平成27年12月13日(日)13:30~16:30

◆開催場所 津センターパレス地下1階 市民オープンステージ
         (津市大門7-15。有料駐車場が隣接。)

◆プログラム
第一部 基調講演&プレゼン大会 13:30~14:45
【基調講演】  ●講師:山路 熟 氏
          ●コーディネーター:武田 秀一 氏

2015年11月8日日曜日

地図不要!外宮から内宮への歩き方ガイド

 ちょうど今ごろの時期、9月中旬から11月ごろにかけて、わしのブログのうち、伊勢神宮の内宮(ないくう)と外宮(げくう)の間を歩くことに関する記事へのアクセスが急増します。
 内宮と外宮は健康な人なら歩いていけます。所要時間は1時間前後です。徒歩のルートとしては、大きく以下の3つの経路があります。

1)御木本道路(県道32号伊勢磯部線)のルート
2)御幸(みゆき)道路のルート
3)旧古市(ふるいち)街道のルート

 このうち最短のルートは1で、距離にして4km足らず。所要時間は外宮前から内宮宇治橋前まで40~50分です。ただし、この道は基本的に自動車用バイパス道路なので、周囲に名所もなく、歩いていて特に楽しい道でもありません。
 なので、わし的におススメは2と3で、これらの歩行記は以前このブログでも紹介しました。
 しかし、時間的な余裕がなく、とにかく最短距離で歩きたいという方も多いようなので、先週末に実際に歩いた御木本道路ルートをご紹介しましょう。
 単純なルートなので地図はいりません。写真を見れば絶対に迷うことはありません。

2015年11月7日土曜日

地元の反応は1/3ずつと言ってよい(マニアック)

 G7サミットの三重県での開催まであと200日を切ったということで、三重県内のマスコミにはあらためて「伊勢志摩サミット」が報じられる機会が多くなってきました。しかし、当初の無邪気な ~これで伊勢志摩も全世界的に有名な観光地に仲間入りできる、といったような~ 歓迎ムードはやや冷え込み始めており、開催から半年近く経っても詳細な内容やスケジュール、受け入れ態勢が決まらないことへの戸惑いが徐々に広がっているのが正直な地元(伊勢市、鳥羽市、志摩市)の現状ではないかと思います。
 はんわし個人のあくまでも印象ですが、地元(くどいですが、本当に会場となる伊勢志摩地域のこと。その他の三重県は除外。)は、「賛成」「保留」「無関心」にほぼ1/3ずつに分かれている気がします。
 伊勢志摩以外の方にはわかりにくいと思いますので解説します。(関心がない方は無視してください)

賛成グループ(約30%)
 ほとんどが観光業者、観光関係業者か行政関係者など。基本的にサミットは「地元PRのための千載一遇の機会」と認識しており、本来の開催意義や国際政治情勢にはほとんど関心がない。
 地元では観光業、建設業、行政機関は三大地場産業であり、地域リーダーも多くはここに属しているため発信力が強く、国や県への協力姿勢や、地元は一丸となるべきだという意識も強い。


2015年11月5日木曜日

まだあった話題の「ご当地PV」

 以前このブログに、話題のご当地PVのことを書きました。(リンクはこちら
 PVとはプロモーション・ビデオを意味し、要するに販売促進のための動画ということなのですが、国の地方創生政策により交付金が全国の地方自治体にばら撒かれている、つまりは「地方創生バブル」の様相を呈しているせいもあって、地元特産品の販売促進のほか、観光客の集客や、移住希望者の誘致なども狙った動画が次々に製作、公表されています。
 前回はおんせん県おおいたの “シンフロ”と、岐阜県関市の“もしものハナシ”を取り上げたのですが、今日、ファフィントンポストを見ていたら、宮崎県小林市の“ンダモシタン小林”と、愛知県の「こちらマツケン。こちら愛知県」の2つが紹介されていたので、さっそく見てみることにしました。
 
 この、ンダモシタン小林は傑作です。(ところで、小林市ってどこや?)



2015年11月4日水曜日

車いすの緊急避難装置JINRIKIを体験してみた

 先日の Sea級グルメ全国大会 in 鳥羽 で書き忘れたのですが、会場に出展していたブースの中に、(株)JINRIKI(じんりき)というところがありました。
 ここは、グルメ系の出品でなく、着脱ができる「車いす用緊急避難装置」というものを展示しており、実演もしてくれ、アテンドされていた社長(中村正善さん)のお話を聞いてなるほどと思ったのでメモしておきます。
 (株)JINRIKIは本社が長野県箕輪町にあり、作っている製品もJINRIKIと言います。つまり、これ専業のメーカーです。

 車いすを使ったり、あるいは介助したことがあれば容易に分かることですが、汎用の車いす、つまり、膝の下あたりに小さなガイド車輪があり、お尻の下に大きな車輪があるタイプのものは、芝生とか、土や砂利の道、砂浜、積雪時などは安定した走行が極めて困難です。ガイド車輪が沈み込んでしまうと、いくら介助者が車いすを押しても、なかなかまっすぐは進めません。というか、そもそも前に動かすこと自体に大変な力が必要になります。

 これは、階段やはしごなど、段差がある道でも同じで、仮に地震や火災などの緊急事態が発生し、車いす利用者を非難させなくてはならないときに、かなりの労力が求められることになり、体力がある人が周りにいなければ、逃げ遅れてしまう可能性さえ出てくることになります。
 そこで、このJINRIKIが抜群の機能性を発揮するという訳なのです。

2015年11月3日火曜日

干物ニューウェーブ

 昨日(11月2日)付けの日経MJに「干物(ひもの)ニューウェーブ」という記事が載っていました。
 魚の干物はかつて各家庭での朝食の定番でしたが、近年は消費者の魚離れもあって影が薄くなっていました。しかし、最近になって店舗や包装をスタイリッシュに一新したり、パンにも合う商品が登場したりと、干物のイメージががらりと変わる事例が注目を浴びているとのことです。

 わしが東紀州にいた頃も、もちろん干物は東紀州地域の主要産品であり、それぞれのお店が製法に工夫を凝らしたり、ボリュームゾーン向けの価格にこだわったり、反対に高級路線で販路を開拓したりと、さまざまな戦略が取られていた商品でもありました。
 また、最近は若い人が干物を食べなくなったとか、そもそもマンションには魚焼き(グリル)が台所にない物件も多く、何とか若い主婦や、子どもたちに食べてもらえるようにならないか・・・という悩みを多くの経営者が異口同音に言っていたことも思い起こされます。
 わしが知る限り、たとえば
・レンジで温めるだけで焼きたての干物が食べられる商品(ギョルメ舎フーズ/紀北町
・それを発展させた「骨まで食べられる」レンジ干物(マルキ商店/紀北町
・麦みそ風味の干物(はじ丸水産/熊野市
・調理済干物を切り身にして串を刺した「片手で食べる干物」(山藤/南伊勢町
 などがユニークなものの代表です。
 しかし、MJ紙面に取り上げられていた事例も、なかなか工夫が凝らされたものでした。

2015年11月2日月曜日

水産高校実習船しろちどりに乗ってみた

 三重県志摩市にある三重県立水産高校の実習船「しろちどり」の一般公開があったので行ってみました。伊勢市をメイン会場に開かれていた第25回全国産業教育フェア三重大会の一環として行われたものです。
 「水産高校」とは一般になじみがありませんが、漁業者を養成するための職業高校で、三重県だけでなく海岸を持つ都道府県にはだいたい一校程度設置されています。(海洋高校という名称だったりもします。)


 「しろちどり」は全長62m、総トン数は499トン。三重県の県鳥から命名され、現船で三代目となります。21世紀の水産業界、海運界を担う後継者を育成する目的で建造され、漁業教育実習をはじめ国際化への対応や、水産資源の調査・研究を満足する最新鋭のものとなっているそうです。


2015年11月1日日曜日

Sea級グルメ全国大会 in 鳥羽に行ってみた

 10月31日~11月1日の両日、鳥羽市のマリンターミナル周辺で開催された Sea級グルメ全国大会 in 鳥羽 というイベントに行ってみました。
 Sea級グルメとは、「みなとオアシス」がある地元で水揚げされた海産物やその周辺地域で地産地消される名産品を用いて作られた飲食物を募集により選定した、世間一般で言うところの「B級グルメ」の海鮮版といったところのようです。
 よくわからないのはSea級グルメの前提となっている「みなとオアシス」なるものの存在です。
 これは、地域活性化のために人々の賑わいや交流を促進する港湾施設として国土交通省が認定した施設だそうです。ちなみにSea級グルメという名称も社団法人ウォーターフロント開発協会なる団体が商標権を持っているものらしく、まあありていに言えば一種の官製イベントなのでしょう。
 それはともかく。