2015年12月31日木曜日

「戦後の終わりの年」の始まり

 あと数時間で終わろうとしている今年、平成27年(2015年)は、戦後日本の出発点となっている太平洋戦争が終結した昭和20年(1945年)から70年目に当たる、節目の年でした。
 先の戦争に関するドキュメンタリーや考察、体験談がテレビや新聞・雑誌に多く取り上げられ、行政や市民団体主催のセミナーやイベントなども多くありましたが、そこで異口同音に言われていたのが、戦争の実相を知らない若い世代に伝えることの難しさであり、それゆえに絶望しそうになりはしても、それでも戦争の悲惨さは後世に語り継いでいかなくてはいけないという固い決意でした。
 同時に、日本が集団的自衛権を行使できるとした安全保障関連法が国民の意見が大きく分かれるなかで成立し、国防に関してはいわゆる戦後的な体制から大きく踏み出すことになった、画期と呼ぶにふさわしい年でもありました。
 わし個人的にもさまざまなことがありましたが、読み返した本の中で、この ねぼけ人生 水木しげる著(ちくま文庫)からは得られるものが多かったのでメモしておきます。著者の水木さんは今年11月30日、93歳でお亡くなりになっています。

2015年12月30日水曜日

地域活性化に関する大きな誤解

【読感】地方創生の正体 -なぜ地域政策は失敗するのか 山下祐介/金井利之著 (ちくま新書)

 日本創生会議なる民間団体が公表し「消滅可能性都市」というショッキングなセンセーションを起こした、いわゆる「増田レポート」を痛烈に批判した ~経営難で市町村という組織が消滅することはあっても、人々の生活の場であるまちやむらが消滅することなど原理的にあり得ないことを喝破した~ 書である「地方消滅の罠」(ちくま新書)の著者、社会学者(首都大学東京准教授)山下祐介氏による興味深い新著をやっと読了しました。

 社会学者(東大教授)の金井利之氏との対談形式で書かれており、確かに「地方消滅の罠」よりは読みやすいのですが、全般的に文章が長く、わしにとってはやや難解であったことは正直に告白しておきます。

 本書の問題提起は、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方の復興が、時間的に数年を経過し、あれだけ莫大な予算が投入されながら、遅々として進まず、あるいは国や自治体の主導で住民の意向が聞き入れられないまま事業遂行されてしまうのはなぜか?という点です。
 震災復興の現場で顕在化しているこの問題が、実は全国で熱にうなされたような競争状態となっている「地方創生」に関する一連の施策に共通しているというのです。

2015年12月26日土曜日

年末きいながしま港市とか

 三重県紀北町の紀伊長島漁港で、12月28日(月)まで開かれている 年末きいながしま港市 に行ってきました。先日のブログにも書いたとおり、約30の業者(約100ブース)が出店して、伊勢エビやブリ、マグロ、渡利カキなどの鮮魚や、ひものなどの水産加工品、サンマ寿司などの地元特産品が通常よりお値打ちに販売されています。


 これは午前11時過ぎの様子ですが、たくさんの買い物客でにぎわっていました。(会場は海のすぐ近くで風が冷たいので、防寒対策はしっかりして来られることをお勧めします。)

2015年12月24日木曜日

これこそ今、やらねばいけないこと

 読売新聞に サミットへ向け タクシー「おもてなし総選挙」 という大変に興味深い記事が載っていました。(YOMIURI ONLINEの記事はこちら
 伊勢商工会議所が12月25日から、タクシー利用者に対して運転手についての評価をしてもらう、「伊勢のタクシーおもてなし総選挙」を実施するという内容です。
 来年5月に開催されるG7サミット(伊勢志摩サミット)に向けて、市内のタクシー運転手のおもてなし意識を喚起し、来訪者の満足度を高めるのがねらいとのことです。
 たいへん時宜を得た、有意義な企画だと思います。
 サミット開催以来、県や市などの行政や商工会議所のような経済団体は、サミット開催にあやかって観光客を増やそうと、観光プロモーションばかりに注力しているきらいがあります。
 しかし、本来、行政や商工会議所がやるべきなのは、観光インフラの整備と、中立な立場に立って観光施設や観光関係者のサービス水準を評価し、引き上げていくということです。
 観光客からの辛口の意見はサボっている関係者には耳が痛いであろうし、誰もそんな嫌われ役は引き受けたいくないですが、それだからこそ観光産業の発展のために行政や会議所がやらなくてはいけないのです。

2015年12月23日水曜日

業務連絡:矢吹さんからのコメントを消してしまったお詫び

 熊野市波田須にお住まいのアーティストで、音楽ホール&カフェ「くまの天女座」を運営されている矢吹紫帆さんから、このブログの記事にいただいていたコメントを、わしのミステイクで削除してしまいました。
 まったくわしの不注意による操作ミスですが、コメント欄には
 このコメントはブログの管理者によって削除されました。
 と表記されるので、わしが何か悪意を持ってわざと消したようにしか見えないと思います。全くの誤解ですので、お許しいただきたく、そのかわりと言っては何ですが、天女座がある波田須をPRします。

 波田須は「はだす」と発音します。峻険なリアス式海岸がつづく熊野灘に面した漁村集落で、国道(酷道か)311号と、普通列車が2時間に1本波田須駅に停車するJR紀勢本線が主要な交通手段です。ようするに、とんでもない田舎だとお思い下さい。

2015年12月21日月曜日

カートインレジをもっと普及させてほしい

 日経MJに、愛媛県に本社があるスーパーマーケット・チェーンの株式会社フジが、12月22日に広島県海田町にオープンする「フジ海田店」のニュースが載っていました。
 同社としては初めて、ショッピングカートに買い物カゴを載せたまま会計ができるレジである、カートインレジを採用するというもので、買い物カゴを上げ下げする必要がなくなるため、体力のない高齢者などの負担が軽くなるメリットがあります。

 高齢化が進む日本、中でもいわゆる「地方」では商店街がほぼ壊滅していることから、日ごろの買い物はスーパーを利用せざるを得ないのが現実で、高齢者にとっては最後の会計で買い物カゴをレジに移さなければならないことは大変な負担になっています。
 そこで浸透してきたのがカートインレジですが、フジのニュースが大きく専門紙に取り上げられるのを見ても、まだまだ地方では普及のスピードが遅いようです。

 参考までに、この写真は平成25年にオープンした「イオンモール東員」のカートインレジの写真です。
(ニュースウォーカーのサイトから引用しました。リンクはこちらです。)

2015年12月20日日曜日

中国百度(バイドゥ)の検索地名ランキング

 中国の検索最大手「バイドゥ」(百度)の日本法人が、中国の国慶節前から終了までの時期(平成27年8月1日~10月7日)にバイドゥで検索されたキーワードの中から、日本に関するキーワードを抽出し、検索数をランキング化して発表しています。
 流行語にもなった爆買いを担っているのは中国からの観光客ですが、検索語の統計により、中国人が日本に関してどのような興味・関心を持っているのかを知ることができます。
 バイドゥのホームページによると、
・キーワード「日本旅行」は、パソコン、モバイルとも昨年より増加。
・検索数を世界各国と比較すると、昨年同様「日本」が1位。2位は韓国。
・日本の地域別検索では、パソコンでは「東京」が1位、モバイルでは「北海道」が1位。
とのことです。
 全般的に顕著なのは、スマホやタブレットなどのモバイルからのアクセスが増加していることだそうだです。特に、モバイルで「北海道」と検索した数の伸びは前年比130%。パソコンによる検索数の6倍以上になっており、この1年で中国市場でのモバイル化が急激に進んでいることを示しているとのことです。
 これらのことから、バイドゥ国際事業室の高橋大介室長は以下の3つをコメントしています。

2015年12月19日土曜日

津サンバレーが閉店へ

サンバレーHPより
 サンバレーという愛称で知られる「イオン津南ショッピングセンター」が、平成28年春をもって閉店すると発表しました。
 サンバレーを運営している津南郊ショッピングセンター(株)と、イオン津南店を運営しているイオンリテール(株)が連名でホームページに掲載したもので、閉店の理由は、多様化する消費者ニーズへの対応が難しいためとしています。
 オープンしたのは今から36年も前の昭和53年です。何度か改修、リニューアルはしていますが、店舗イメージ自体が陳腐化を免れなくなっている中で、平成22年にはわずか数キロ離れた場所に「イオンタウン津城山」がオープンしました。さらに、やはり至近距離の津競艇場付近にも大規模なショッピングセンターがあり、これらとの競争に敗れたことが真相に近いのかもしれません。

 初めてサンバレーに来たのは、わしが中学生くらいの時で、たしか親戚の家族と一緒でした。あまりに大きくて広くて、本当に驚いたことを覚えています。「いち、に、さん、サンバレー」というCMソングをいまだに記憶しています。売り場面積が2万平方メートル以上もある郊外型の大規模ショッピングセンターは、まさに三重県での流通革命だったと言ってよかったのでしょう。
 閉店によって、一つの時代が終わろうとしています。

2015年12月17日木曜日

おそるべし「朝日屋」の行列

 今年11月に、JR津駅前にビジネスホテル「三交イン」(はんわし注:三交とは「さんこう」と発音し、三重県内をほぼ独占するバス会社、三重交通の略称です)がオープンしました。
 その1階と2階に、津市に本店のある松阪肉専門店 朝日屋 が直営するというすき焼き店と、鶏料理店が2店同時にオープンしたことが地元でちょっとした話題になりました。
 理由の一つは、宿泊料が一泊おそらく数千円のビジネスホテルのテナントとしては、予算が一人7千円くらいからという松阪牛のすき焼きのレストランは、価格的に客層とややミスマッチではないかという点。
 もうひとつは、おそらく津市民でその名を知らない人がいないと思われるほどに超有名な老舗である朝日屋が、昭和33年の創業以来、初めて手掛ける飲食店であるということです。
 朝日屋は今年になって積極的な経営姿勢が目立っており、平成27年5月には東京・白銀のプラチナ ドン・キホーテ白金台店に、本店以外で初となる直営店を開店したことも地元では大きな話題となりました。(わしもブログに書きました。リンクはこちら

 津市は日本で一番地味な県都として名を馳せています。大企業の社員が転勤で津市に赴任すると、そのあまりの活気のなさと都市基盤集積の薄さに一様に驚愕することは有名です。
 このため、津市の朝日屋の凄さ(相対的な意味での)についても、津市外や、まして三重県外の人にはほとんどわからないと思いますので、今日見た光景をご紹介しましょう。

2015年12月16日水曜日

世の中は裏ではうまいことになっている

 わし個人的にはマスコミ関係、中でも新聞記者には親しい方も多いので、このような物言いもどうかとは思いますが、それにしても消費税増税に関する一連の軽減税率の議論がまだまだ混沌としている中で、宅配される新聞だけは軽減税率が適用されると電撃的に決まったことには、ある種の驚きと言うか、ああ、やっぱり、みたいな印象を持ったのが正直なところです。

 世の中ってうまいことになっているんやなあ、というところでしょうか。

 新聞の軽減税率については、当然ながら大手各新聞社から反論や異論は出ていません。明らかな利権の匂い、癒着の雰囲気がプンプン漂いますが、そのことにはほとんど触れません。
 むしろ、新聞は言うまでもなく当然として、書籍すべてに軽減税率を適用すべきだという意見さえ「有識者」の口を借りて主張しています。
 活字は文化のバロメーターであって、日本も、新聞・雑誌・書籍に何らかの税優遇がないのは、先進文明国の名に悖るということのようです。
 ただこれは奇妙であって、それなら紙という有限な木材資源からなるメディアでなく、電子書籍でも活字(文字)情報には違いないのだから、これらもあまねく税を軽減せねば理屈に合いません。
 しかし、この点はまったくクローズアップされません。

2015年12月15日火曜日

飲み薬で飛蚊症が改善した件(マニアック)

水木プロダクションHPより
 2カ月ほど前のこと。
 いつ気が付いたか定かではないけれど、左目の視界の左下のほうに糸くずのようなものが見える。

 最初は当然、ゴミが入ったと思って洗眼液で目を洗ったりしたのですが、やはり糸くずは見えていて、一向に消える気配はありません。
 何か目の悪い病気ではないかと心配になり、かかりつけの眼科に行ったら、見立ては何と「飛蚊症」とのことだったので驚きました。

 飛蚊症は目の中のごみが硝子体の中をプカプカ浮遊して、それがまるでたくさんの蚊が飛んでいるように見える病気だと思っていたので、一カ所にずっと、しかもわりとはっきりと見える糸状のものが飛蚊症のためだとは全く予想していなかったのです。
 わしはまず最初に、あーこれで毎日3回か4回か目薬を差さなくてはいけないのかあ、副作用で目の周りが真っ黒になるかも・・・・などと不安が頭をよぎったのですが、先生が言うには、「あなたは目をよく使う仕事だから目薬もたいへんでしょう。今は飲み薬でよくなりますから」とのことで、確かに指示通り薬を飲み続けたら、約2週間で糸くずはすっかり消えてしまいました。
 まあ、話のタネということで処方された薬をメモしておきます。

2015年12月14日月曜日

ミナツドエ in 津に行ってみた(平成27年)

 津市主催の創業・ビジネス交流会 ミナツドエ in 津 が津市の中心市街地にあるセンターパレスで開催されたので行ってみました。
 創業や起業したばかりの人、今から創業・起業を目指す人が集い、新たなビジネスのきっかけや、経営上の悩みを共有するなど、さらなる事業の安定化や拡大のために交流を進めようというイベントです。

 津市内の各関係団体による創業支援プロジェクト「ソケッ津」の構成メンバーである、津商工会議所、津北商工会、津市商工会、日本政策金融公庫、三重県信用保証協会なども共催として参加しており、開会にあっては津市の前葉泰幸市長が挨拶するほどの力の入れようです。会場には起業家や関係者など100名ほどが来場しており、なかなかの熱気でした。
 
 津市では平成24年7月にソケッ津が立ち上がり、平成26年6月には産業競争力強化法による創業支援事業計画の認定を受けています。
 それから一年が経ち、ある程度の成果は上がってきたのでしょうか。

2015年12月13日日曜日

お知らせ版「年末・きいながしま大港市」

 三重県紀北町にある紀伊長島漁港は、県内でも有数の水揚高を誇ると言われています。
 ここでは毎月第2土曜日に、鮮魚や水産加工品などを販売する「きいながしま港市」が開催されていますが、毎年12月はより大規模な きいながしま年末港市 が開催されます。
 10周年記念となる今回は、平成27年12月19日(土)から28日(月)の10日間にわたって行われますが、町内外から約30の業者、約100ブースが出店する最大のスケールとなるそうです。
 伊勢エビやブリ、マグロ、サンマ、アジ、サバ、渡利カキなどの鮮魚や、ひもの、煮干し、生節などの水産加工品、サンマ寿司や押し寿司などの郷土色、みかんやお菓子などの地元産品が、通常価格の2~3割引でお値打ち販売されるとのこと。
 主催している年末・きいながしま港市実行委員会では、多くの来場を呼び掛けています。

■年末・きいながしま港市ホームページ   http://www.minatoichi.com/

2015年12月12日土曜日

おいせさんの「お浄め塩スプレー」を使ってみた

 先日の日経MJに、いつでもどこでもお清め という特集記事が載っていました。
 自宅や外出先で手軽に「お清め」ができるグッズやサービスの愛用者が増えている、として、持ち運びしやすいオシャレなデザインのお清めグッズや、スマートフォンアプリを使ったお清めサービスが人気を集めていると紹介しています。

 記事の中ではこれらの商品を愛用している、おもに若い女性の声を取り上げており、落ち込んだ時やストレスを感じた時に「何かにすがりたい」という気持ちをすぐにかなえられる点が、現代人の心をつかんでいるようだ、と分析しています。
 この中でわしが注目したのは、伊勢神宮・外宮(げくう)にJR・近鉄伊勢市駅から続く、通称「外宮参道」の商店街にあるコスメ店で人気を集めているという お浄め塩スプレー なる商品です。
 愛用者の声の中に、仕事柄、出張先でホテルに泊まることが多いが、前に誰が泊まったかわからず気になることがあるが、このスプレーを使うと気分的にすっきりする、というものがあり、これ実は、わしもまったくそう感じることがあるので、関心が惹かれたのです。
 販売している「おいせさん」のお店は、外宮参道のランドマークといえる、戦前の木造三階建て和風旅館「山田館」のすぐ裏手にあるそうなので、早速買いに行ってみました。

2015年12月11日金曜日

あってはならないこととは言え

 今日の新聞に、三重県職員による事務上のミスがまた報じられていました。雇用経済部の職員が補助金を申請した県民に郵送した文書の宛先を、「伊賀市阿保(あお)」と記載すべきところ、間違って「伊賀市阿呆」と入力したまま送付していたというものです。
 受け取った住民が誤りを指摘したことから判明したそうですが、阿保という地名は古事記に登場する垂仁天皇の皇女「阿保親王」に関係があるらしく、この記事によると、住民の一人は「歴史ある地名なのに間違えられて悲しい」と憤ったとのこと。
 宛名を間違えた担当課職員は、不注意で申し訳ないと謝罪していますが、このところ三重県職員による不祥事や、そして不祥事とまでは行かずとも事務上のミスが連続して発生しています。
 県職員もそれなりに自分を戒めているとは思いますが、これだけいろいろ続くと、県庁という組織運営上、つまりマネジメントそのものに、何らかの欠陥があると考えざるを得ません。個々人の注意が必要なのはもちろんですが、組織のあり方と切り離して個人の責任に矮小化するのは、もはや危険なレベルに達しているようにさえ思えるのです。

 ここで、アクシデント、インシデントの主なものを振り返ってみることにします。

2015年12月9日水曜日

「爆買い」の影響がまさかここに?

 伊勢志摩経済新聞が、三重県多気町になる万協製薬「フィギュア博物館」が存続の危機に陥っていると報じています。

 このフィギュア博物館がこの場所にオープンしたのは平成26年5月のことです。万協製薬の社長であり、フィギュアのコレクターとしても著名な松浦信男さんが、当初は自宅にあった倉庫に収蔵していた怪獣や特撮ヒーロー、アニメキャラクター、プラモデル、ラジコンなどのコレクションが収まりきれなくなったため現在地に移転し、一般にも公開されるようになったものです。

 コレクションは2万体を超え、その総額は1億円(!)以上。入館者も年間5000人以上あるとのこと。
 以前、このブログでもフィギュア館のことは書きましたが、その人気スポットがいま存続の危機に立っている原因が、中国人の「爆買い」による影響だというのです。
 いったいどういうことなのでしょうか。

2015年12月8日火曜日

熊野古道センターが入館者100万人に

 尾鷲市にある三重県立熊野古道センターの入館者が12月5日、100万人を突破しました。平成19年2月に開館して以来、8年10か月かかっての達成でした。

 100万人目となったのは兵庫県に住む公務員で、この方は10年ほど前から年に数回、熊野古道を訪れているそうで、この日も熊野市にある逢神坂(おうかみざか)峠に登ってきた後に偶然古道センターに立ち寄ったとのこと。
 岩田昭人市長らから花束と記念品が贈呈され、センターを県から指定管理により運営しているのNPO法人熊野古道自然・歴史・文化ネットワークの花尻薫理事長は、「これからも地域の皆さんと手をつなぎ、センターと熊野古道伊勢路が発展していくよう努力したい」と述べたとのことです。

 わしはこの熊野古道センターがオープンした直後に、仕事(東紀州観光まちづくり公社)でイベントなどにも関わらせてもらったことがあるので、個人的にも大変感慨深いものがあります。
 しかし、100万人を8年10か月、つまり約3200日で割ると、一日あたりの入館者は31人に過ぎないことになります。尾鷲市の町はずれにあるという立地条件ではありますが、入館料は無料、さらに建設費に約13億円かかっていることを考えると、31人という数字が多いか少ないかは意見が分かれるところでしょう。

2015年12月7日月曜日

いせヘボコンに行ってみた

 12月6日に伊勢市内で行われた いせヘボコン に行ってみました。
 ヘボコンとは「ヘボいロボットコンテスト」の略称だそうで、技術力の低い人が作ったロボット同士を対戦させて、一番強いロボットを決めるというコンテストです。

 ヘボいロボットとは
1)技術的に稚拙であること
2)故意に相手のマシンを破壊する装置(自走式電動ドリル等)は禁止 
3)サイズは横50cm 縦50cm 以内(高さ制限なし)、重さ1kg 以内
 の3条件を満たすもので、製作者がロボットに自力で遠隔操縦や自動操縦の機能を実装してしまった場合には、技術力が高すぎるためのペナルティ、いわゆる「ハイテクペナルティ」が課せられます。
 今回のいせヘボコンには10台のエントリーがあったとのことで、これが多いのか少ないのか、わしにはとんと判じかねますが、まあ、何となく面白そうだったので見に行ってみることにしました。

2015年12月6日日曜日

伊勢志摩サミット「経済効果」1110億円!?

 三重県を基盤とする百五銀行のシンクタンク 百五経済研究所が、来年5月に開催されるG7サミット、いわゆる伊勢志摩サミットによる経済効果が、開催後の5年間の累計で約1110億円にのぼるとの試算を発表したことを県内の各紙が報じています。
 同研究所は6月にもサミット開催の経済効果を、三重県内で約130億円、全国で500億円を超えるという試算を公表し、話題となりました。

 今回はサミット開催後の「ポストサミット」効果が持続すると判断したようですが、その根拠は報道によると以下の3つです。

1)外国人観光客の増加
 三重県を訪れる外国人観光客数は、平成26年には年17万8千人だったものが、サミット開催後は約5倍の年90万人に増加。これにより、外国人観光客の消費額は年間131億円増加して、経済効果は年185億円となる。
2)国内観光客の増加
 県外からの国内観光客数が年240万人増加。この経済効果は年495億円であり、これは開催後1~2年持続する。

2015年12月5日土曜日

共産党県議団は具体的な提案を

 11月30日に開かれた三重県議会本会議で、日本共産党の山本里香議員が鈴木英敬知事の政治資金パーティーに関して一般質問を行い、議場で双方の応酬となったことを各紙が報じています。
 朝日新聞の記事によると、山本議員は2014年の政治資金収支報告書から、鈴木知事の後援会による政治資金パーティーが同年に1回開かれ、2637万円の収入に対して支出は266万円あまりだったことを指摘。利益率が90%で、ぼったくりのぼろ儲け、などと批判しました。
 これに対して鈴木知事は、(パーティーによる収益は)法令に認められた範囲内での適正対応であると答弁。
 山本議員はさらに、「知事は(選挙公約で)給与や退職金を減らして人気を得ても、右手でパーティー資金をかき集め、左手で利権につながる団体献金を受け取っている」とたたみかけたところ、鈴木知事は「見返りなどはしていない。私は共産党のように多額の機関紙収入、党費、カンパなどの資金システムを有する政党に所属していない。」などと言い返したとのこと。
 本会議の終了後も、知事は山本議員の質問について「憶測とか妄想でいろいろおっしゃるのは良くない」と不快感を示したとのことです。(12月1日付け)

2015年12月3日木曜日

AIが戦う!無人運転車によるフォーミュラーレース

 GIGAZINEによると、世界最速の電気自動車(EV)を競うレースである FIA フォーミュラE選手権 が2年後をめどに、人間のドライバーに代わって人工知能がマシンを操縦することで無人で競いあう ROBORACE(ロボレース) を開催することを発表しました。
(リンクはこちら
 フォーミュラEとは、平成26年からスタートした「電気自動車版F1レース」ともいうべきものです。
 昨年9月には中国・北京で開催されましたが、そのレースにはあの佐藤琢磨選手も参戦しています。
 ロボレースは10チームが2台の競技用電気自動車を持ち込んで参加する予定であり、マシン自体は統一規格である、いわゆる「ワンメークレース」。マシンを操縦するドライバーにあたる人工知能のソフトウェアを各チームが独自に開発するスタイルになるそうです。

2015年12月2日水曜日

日経ヒット商品番付2015に想う

日経Web版より
 日本経済新聞社が毎年この時期に発表している新商品番付が日経MJに大きく載っていました。
 今年はこれらが流行したりブームになったということなのですが、残念ながらわしが購入したりとか体験したりしたことがあるものは数えるほどしかありません。半分以上は聞いたこともないか、意味さえ分かりません。年を取るのは悲しいことです。
 今年のランキングについて、MJ紙は「デフレ型のサービスが完全にランキングから姿を消して」おり、ただ単に安いだけではなく、高い付加価値も兼ね備えていなくては生き残れず、来年はさらにその傾向が強まるだろう、みたいな分析をしていました。
 これは確かにごもっともですが、しかしわしの身の回りを見てみると、まだまだデフレモデルが幅を利かせています。
 安値の魅力が消費者から見放されることも、ここ当分はないのではないかと思います。

 デフレとは、物価が継続的に低下していくことです。実は消費者にとってデフレは悪いことでは決してなく、商品(製品やサービス)が安く買えて、相対的に自分の持っているお金の価値が上がる(=モノやコトの値段が下がっていく)という意味ではむしろメリットが大きいものです。

2015年12月1日火曜日

伊勢ギークフェア2015&いせヘボコン

 平成27年12月6日(日)の10時~16時、伊勢シティプラザにおいて 伊勢ギーク・フェア2015 が開催されます。
 ギーク(geek)とは英語で「オタク」というようなニュアンスらしいのですが、現在は一般的にはネット、コンピュータやメカ、メカトロなんかが大好き、かつ、知識も深い、という類の人々を指す、必ずしもネガティブではない呼称のようです。

 今回で2回目となる伊勢ギークフェアは、「参加者みんなで『作る』を楽しむイベント」というコンセプト。
 公式サイトによると
・小学生の夏休み工作、趣味の日曜大工、はたまた企業が作る様々な試作品…分野は違えどそれぞれに「作る楽しさ」がある
・ロボット、電子工作、伝統工芸、からくり機械、3Dプリンター、手芸品、テクノ手芸品、レゴ作品、ネットで見かけたあの作品など楽しい出展いっぱい
・様々な自作品を出展し、それで遊んだり、それについてお話します
 とのことで、要するに、手づくりで色々なモノやソフトを作る人が、同じ趣味の人や、まあよくわからんけど何だか面白そう、と思う人が交流できる場ということです。