2016年7月31日日曜日

これって大ニュースじゃないの?

東京新聞より
 我が国の農業人口は一貫して減少していますが、今年2月時点で約192万人となり、史上初めて200万人を割り込みました。
 農林水産省がこのほどまとめた平成28年の農業構造動態調査の結果を公表したもので、平成2年には約480万人だったものが四半世紀の間に約4割にまで落ち込んだことになります。

 農家の世代別では、いわゆる団塊の世代に当たり、定年退職をきっかけに就農が増えたとみられる65~69歳が、前年比6.2%増の36万8300人となったものの、そのほかはすべての世代で減少しており、中でも全体の半数近くを占める70歳以上では70~74歳が12.5%減の28万700人、75歳以上は8.8%減の60万4800人と、高齢化による離農が急速に進んでいます。
 また、40歳未満の「若手」を見ても、29歳以下の農業就業人口は24.3%減の4万8200人、30~34歳は8.2%減の3万1200人、35~39歳は11.5%減の3万8300人とすべて減少しており、国や地方自治体が長年にわたって進めてきたはずの新規就農支援策も、ほとんど効果が表れていません。

2016年7月30日土曜日

三重県財政の現状と課題認識

★★★マニアックな内容です★★★

 先日、三重県職員を対象とした総務部財政課主催の説明会が開催されました。
 現下の三重県(庁)の、きわめて厳しい ~ごく常識的な表現を使えば「破たん寸前」の~ 財政状況を説明し、県職員内で危機感を共有することで、今年度予算の一層の倹約を呼び掛けたものですが、これは言うまでもなく来年度予算編成に備えて県事業の積極的な見直し、再編、縮小、中止が不可避であることを匂わせた内容になってもいました。

 この時に参加職員に配布された資料がわかりやすいものだったので、県の財政状況に関心がある県民や、地方財政を学んでいる学生の方々に参考になると感じたので紹介しておきます。

■三重県公式ウエブサイト

(注)正確にはリンク先のこの資料は5月に開催された平成28年度 第2回三重県行財政改革推進本部本部員会議で配布されたものであり、職員向け説明会の資料と同一ではありませんが、内容はほぼ同じなので紹介するものです。

2016年7月28日木曜日

伊勢神宮「参拝支援ボランティア」養成講座

 障がいや高齢などのために歩行が困難な人が伊勢神宮に参拝する際、車いすの介助や階段の上り下りなどを手伝うサポートボランティア、「伊勢おもてなしヘルパー」を養成する講座がこのたび開かれます。

 ヘルパー養成講座の対象となるのは、高校生以上で、障がい者や高齢者など参拝サポートを必要とする方々へのおもてなしの気持ちがあること、10月~12月に行われる予定の全4単位(1単位2時間)の研修に参加できること、研修終了後は「伊勢おもてなしヘルパー」といて活動する意思がある、などの要件を満たす人で、専門の免許や資格は必要ではありません。

 問題は、その研修とはどのような内容で、難易度はどれくらいか、ということです。
 これはまだ明らかにされていませんが、養成講座の開催に備えた説明会が、9月25日と26日に計5回、伊勢市内で開催されるとのことです。 



2016年7月26日火曜日

三重県庁でポケモンGO!

 この週末は日本全国がポケモンGOで「大フィーバー」していました。
 わしは、いわゆるスマホゲームなどは、まったくやったことがなかったヒトなのですが、さすがにこれほど世間が騒いでいると、これは自分もやらないと取り残されるのではないかという奇妙な焦りと、ポケモンなら幼児向けだろうからわしでも操作可能なレベルなのではないかという期待から、ダウンロードして町なかに出、なんだかんだで何匹かモンスターをゲットしてしまったほどです。

 そんな中、伊勢新聞に 県庁でもポケモン探し 庁内「歩きスマホ」を警戒 という記事が載っていました。(7月26日付け)
 これによると、三重県庁の敷地内には「ポケストップ」と呼ばれるゲーム上のポイントがあって、この記者は、ゲームを持つ若手県職員と県庁の敷地内を探索したところ、ポケモンを捕獲する際に使う「モンスターボール」を入手できたとのことです。
 県庁前に架かる橋もポケストップとなっているほか、県庁から目と鼻の場所にある偕楽公園にはポケモン同士を戦わせることができる「ジム」があり、こうした情報はSNSで共有されて、週末は高校生など多くの人が県庁周辺で歩きスマホをしていたとのことです。

2016年7月25日月曜日

聖なるスーパー銭湯

 現代ビジネスに岡本亮輔(北海道大准教授)が寄稿していた 
 ここは世界遺産か、それとも「聖なるスーパー銭湯」か~あまりにも残念な「熊野古道」の現状 歴史的知識への無関心が悲劇を招く 
 という記事がいろいろな意味で興味深かったのでメモしておきます。(リンクはこちら
 7月にトルコ・イスタンブールで開催された世界遺産委員会では ~ちょうどその最中にトルコ軍によるクーデターが勃発したことで長らく記憶されるでしょう~ 、国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」が登録された一方、「紀伊山地の霊場と参詣道」の追加登録が審議未了で見送りされました。
 このブログでも以前取り上げたように、追加認定は確実視されていたので、関係者の落胆は大きなものがあったと思います。
 しかし岡本さんによると、地元は世界遺産を観光客誘致のためのブランド程度にしか考えていません。日本では欧米諸国に比べて「世界遺産」のブランド力が高すぎると言ってよく、自国の国宝や重要文化財といった制度よりも「ユネスコ認定」のほうがはるかに高い価値があると信じられ、そんのことが行き過ぎた観光客誘致につながっていると言うのです。

2016年7月23日土曜日

経営力向上計画認定がもの補の加点対象に

★★★マニアックな内容です★★★

 国(経済産業省)による「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」(略称:ものづくり補助金)の第2次公募が始まっています。
 中小企業が取り組もうとする、
①革新的なサービスの創出・サービス提供プロセスの改善であって、3~5年間の計画で付加価値額を年率3%、及び経常利益を年率1%向上させる計画に基づく事業【革新的サービス型】
 もしくは
②「特定ものづくり基盤技術」を活用した革新的な試作品開発・生産プロセスの改善で、生産性を向上させる計画(3~5年で付加価値額と経常利益を増大させるものであること)に基づく事業【ものづくり技術型】
 に対して、補助率2/3、会社規模に応じ1000万円~500万円を上限額として、審査に採択された企業に補助金が交付されるものです。
 この「ものづくり補助金」は平成21年の麻生政権時代に、製造業の中小企業の設備投資促進を目的に始まった補助金制度であり、野党・民主党は当初、「露骨な選挙対策」「典型的なばら撒き」などと攻撃していました。ところが中小企業側からたいへん好評だった ~わしから見ても、補助対象が広く、補助率も高い、異例ずくめの厚遇補助だった~ ために自らが政権を取った後も止めることができず、むしろ拡充されて、政権交代後も継続され、毎年数千社の製造業、商業、サービス業の中小企業に対して補助金が交付されています。

2016年7月21日木曜日

梅干「紀の宝」を食べてみた

 先日、熊野市に行ったときにちょっと足を伸ばして、道の駅ウミガメ公園まで行きました。プールを悠然と泳ぐウミガメを見た後、何かお土産でも買おうと売店をうろついていたら、「紀の宝」というちょっと高級そうな梅干しを見つけたので買ってみました。
 道の駅ウミガメ公園がある紀宝町は、三重県最南端の町 ~熊野川を挟んだ対岸が和歌山県新宮市~ であるとともに、みかんや梅の一大産地でもあります。
 紀の宝というネーミングは、その紀宝町と何か関係あるのかと思ったらそうではなく、170年前の江戸時代からこの地で育まれている歴史ある梅の木(梅の品種?)だとのことで、この梅干しは完熟した紀の宝と天日塩だけを使い、昔ながらの製法で誠実に作ったものだそうです。 
 パッケージには「梅本来が持つフレッシュな果実味と芳香をお楽しみください」とあって、ますますどんな味なのか興味が高まってきました。
 よくよく見ると「塩分20%」という表示があったのですが、これが果たしてどういう意味なのか、わしには理解できていなかったのです。

2016年7月20日水曜日

政務活動費の「クレジットカード利用」とは

 先日、国立西洋美術館が世界遺産に認定されました。設計者は近代建築の巨匠 ル・コルビュジエですが、その高弟であった日本人建築家が坂倉準三氏(故人)であり、三重県内で、その坂倉の手になる建築物が昭和39年に竣工した伊賀市役所(旧上野市役所)です。
 老朽化した市役所を解体して建て直すか、それとも市庁舎は保存して別の場所に市役所を移転新築するか、市内を二分する論争が続く中で、7月19日、三重県は移転新築のための用地取得計画について土地収用法に基づく事業認定を行いました。

 これは極めて興味深いニュースであり、伊賀タウン情報YOUを見ていたら、別の面白い記事を見つけたので、そっちをアップしておきます。
 7月1日付けの「政務活動費 クレジットカードの利用を検討 名張市議会」というもので、ちょうど半月前には舛添前東京都知事の辞任問題などもあり、一瞬わしは、名張市議会は議員の政務調査費の支払いを専用のクレジットカードで行うことにして、支出をすべてガラス張りにするのか、なんて先進的なんや! と驚いたのですが、よく読んでみるとそんな話では全然なかったのでやや拍子抜けしたのでした。

2016年7月19日火曜日

回りまわって笑えない話

 滋賀県立彦根球場の照明設備が1993年(平成5年)の設置以降、たった4回しか使われていないことが判明しました。
 滋賀県によれば照明は昼間の試合が延びた時の薄暮対応であり、ナイトゲームのように点灯を前提とする試合の際は地元自治会と事前協議するとの覚書が交わされているため、県としては夜間利用を促してこなかったとのこと。
 この照明は彦根球場が平成5年に約28億円でリニューアルされた際に6基設置されたもので、多額の税金を要した設備が活用されていない現状に批判が強まっており、県は解決に向け頭をひねっているそうです。(7月15日付け京都新聞) 
 記事によれば球場に隣接する住宅地は20~30メートルしか離れておらず、照明塔の設置を巡っては、県と地元自治会との協議が難航しました。そこで彦根市が仲介に入り、平成2年に県と自治会が覚書を交わして、やっと大規模改修に着手できたという経緯があったようです。
 念のためにグーグルマップで見てみると、緩衝となる緑地はなく、細い道路を挟んですぐに住宅が建ち並んでいます。これは照明の設置工事計画そのものに無理があったと考えるべきでしょう。

2016年7月18日月曜日

海の日に見た熊野の「田んぼアート」

 高速道路の全通により格段に交通アクセスが向上した東紀州地域(三重県南部の尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町及び紀宝町の2市3町からなる地域)ですが、マイカーやバス、トラックの多くが高速道路(紀伊長島IC以南は通行料が無料)を使うようになった結果、今まで幹線道路であった国道42号は通行量が大幅に減少しています。
 このことは、とにかく早く目的地に向かうのではなく、途中の景色も見ながら、時には道草を食いながらのんびり東紀州を走りたいと考えているわしのような人間には好都合で、ここ何回か、わしはいわゆる「下道」だけを通って東紀州に行っています。
 で、今日は海の日なので、美しい熊野灘の景色でも見ようかと朝自宅から走り出したのですが、伊勢市から、度会町、大紀町、荷坂峠を越えて紀北町、そして尾鷲市、熊野市と走って行くうちに、まったくの偶然から 田んぼアート を見ることができました。
 国道42号の尾鷲市と熊野市の間の「矢ノ川(やのこ)峠」を過ぎ、熊野市飛鳥町を走っていたときのこと。真夏の日差しが眩しく、周りの緑は濃く、ほとんど対向車もない中、ふと道路のわきを見ると「ビオトープ 田んぼアートこちら」と書かれた看板が目に入りました。
 田んぼアートってよくテレビでは見るけれど、わしは実物を見たことがなく、それがこんな田舎 ~と言っては失礼ですが、実際にこの付近は熊野市街地からクルマで30分ほどかかる山間地~ にあるのも驚きだったので、矢印が示す脇道に入ってみました。

2016年7月17日日曜日

BizCafeよっかいち(2016.7)に行ってみた

 四日市市にある起業支援施設 ビズスクエア四日市 が毎月開催している「BizCafe(ビズカフェ)よっかいち」に行ってきました。
 これから起業したいという人や、すでに起業されている人、または新しいネットワークを求めている経営者や事業主などを対象に、ゲストスピーカーによるセミナーと参加者の交流会がセットになったもので、少人数のゆるい・温かい雰囲気で、ビジネスアイデアについて相談したり、経営の悩みをシェアする場となることを目的に行われています。(くわしくはこちらを)
 7月の講師は、日本モッキ 代表の中山拓氏。
 日本モッキは、「日本の森と木を次世代へ」をテーマに中山さんが昨年の4月に起業しました。
 国産木材の利用を促進することにより、荒廃しつつある森林の整備が進み、林業の活性化や森林環境の保全につなげていくことを最終的な目標に置いているとのことです。
 主力製品は、国産材を使った食器や玩具などの企画・販売、公共の木製設備の企画・設計などであり、以前このブログでも紹介した、クマをかたどった子供用の食器「森のおさら」は山形県木材産業協同組合の平成27年度の木工品プロダクトコンペにおいて山形県知事賞を受賞しています。

2016年7月15日金曜日

三重県初の成城石井が9月オープン

 中部経済新聞によると、高級食品スーパーの成城石井の、三重県内で初となる店舗が9月1日にオープンします。(7月15日付け)
 近鉄百貨店四日市店の1階食品フロアに、成城石井近鉄四日市店(仮称)として出店するもので、近鉄百貨店が成城石井のFCに加盟して運営し、売り場面積は380平方メートル。
 乳製品や惣菜、ワインなど8千点の商品を揃え、年間6千万円の売り上げを見込んでいるそうです。
 2年前にローソンの傘下に入った成城石井は、それ以前の戦略を転換し、地下街や駅ビル内などの比較的小規模の店舗を積極的に新規展開しています。
 価格帯もかつての「高級」な感じから、「高級志向だが値ごろ感がある」という評価が定着してきており、結果的にこれはこれで、独自の品ぞろえや店の雰囲気を支持するファン層の拡大につながっているように見えます。
 地方展開もこの一環かと思いますが、ローソングループである以上、三重県を牙城とするイオンのSC内で出展する可能性はなく、三重県に出展するとしたら郊外のバイパス沿いの単独店舗、もしくはSCテナント出店となるものと見られていました。

2016年7月14日木曜日

御浜町が地域おこし協力隊員を募集

 三重県御浜町(みはまちょう)役場が、地域おこし協力隊員を2名募集しています。
 都市部の人の新たな視点・発想から御浜町の地域資源を再発見し、地域の元気づくり、集落の維持・活性化を図っていくことを狙いとしており、地域おこし活動に意欲・興味のある方や、将来地方で起業・就業する思いを持った方などの応募を待っているとのことです。(7月29日まで)
 御浜町がある三重県東紀州地域は、地場産業である建設業や農林水産業が長らく低迷し、少子化、高齢化が著しく進んでいます。隣接する熊野市などはすでに数名の地域おこし協力隊員を受け入れていますが、御浜町は今回が初の受け入れとなるそうです。
 満を持して、ということかもしれませんが、役場のホームページに書かれていた隊員が従事予定の業務は、拍子抜けするほどシンプルなものでした。

(1)尾呂志(おろし)地区の地域活性化にかかる活動・・・1名
・尾呂志地区の地域活性化プランの推進活動
・各種事業の企画、実践活動
・地域情報の発信 など
(2)町への移住促進にかかる活動・・・・・・・・・・・・1名
・移住相談窓口の運営・充実、関係機関等との連携
・空き家バンク制度の運営・充実
・その他移住・定住(Uターン、地域おこし協力隊)のための諸活動

2016年7月12日火曜日

大遠会館まぐろレストランが建て替えへ

 思い起こせば平成24年~25年ごろ、わしは月に1回は四日市市にある大遠会館に行っていました。
 ここにはマグロが格安の料金で食べられる「まぐろレストラン」という施設があり、三重県北部の大幹線である国道23号に面しているロケーションもあって、家族連れからカップルから、営業マンからトラック運転手から、さまざまな人たちがまぐろ丼だの刺身定食だのを求めて賑わっています。
 わしもこの、おさかな天国 的な空間に魅了されていまい、出張の時の昼休みにはここに足繁く通っていたというわけなのでした。(この時の様子は以前このブログにも書きました。はんわしの「評論家気取り」 噂の大遠会館に遅ればせながら行ってみた 2012年6月13日)
 とにかく超有名な店ですから、知りたい方は食べログとかぐるなびとかを見てみてください。ぞろぞろと情報や体験記が出てくるはずです。
 さてその「まぐろレストラン」がこのたび建て替えられることに決まったそうです。レストランを運営している、バローホールディングスの子会社 ダイエンフーズが明らかにしたもので、増加傾向にある女性客などの取り込みを一段と図るため、装いを一新し、平成30年の開業を目指すとのことです。


2016年7月10日日曜日

県内の老朽56橋が早期措置必要

 伊勢新聞によると、三重県庁は7月7日、平成27年度に行った県管理道路施設の老朽化の点検結果を公表しました。(7月8日付け 県管理道路施設 「早期措置」が56橋2基 橋とカルバート点検結果)
 点検したのは橋と大型カルバート(暗渠)の計1017ヶ所で、このうち機能に支障が生じる可能性があり「早期に措置を講じるべき」と判定された橋は56橋、カルバートは2基あり、三重県は5年以内に修繕を完了させるとのことです。
 道路施設は国土交通省が定める、「健全」「予防保全」「早期措置」「緊急措置」の4段階で評価され、今回は通行止めなど最も緊急な対策が必要とされる「緊急措置」に該当する施設はなかったものの、橋のうち「健全」と判定されたのは338橋(34%)にとどまり、「予防保全」が587橋(60%)を占めました。また、川や水路に箱状のコンクリート構造物を置き、その上を人やクルマが通る、いわゆる暗渠(カルバート)では「健全」が4基(11%)にとどまり、「予防保全」が30基(83%)と大半を占めました。
 伊勢新聞には、早期措置が必要な老朽橋として多気町の車川橋(県道佐原勢和松阪線)や津市の落合橋(県道城立青山線)が例として挙げられています。

2016年7月7日木曜日

京都は人が多すぎる

京都市「京都観光総合調査2014」
 アメリカの旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー(「Travel+Leisure)」が、世界の人気観光都市ランキングである ワールドベストアワード2016 を発表しました。
 日本国内では京都市が、このランキングで2014、2015年と連続で第1位に輝いていましたが、今年は6位に転落。
 その理由について、京都市役所の担当者は「京都の人気が上がり、有名な観光地が混雑していることが影響したと思う。」と語っていることを京都新聞が報じています。

 IRORIO によれば、京都市を訪れる観光客は年々増加の傾向であり、平成25年には過去最高の5000万人を突破。トラベル・アンド・レジャー誌で1位に選出された影響もあって外国人宿泊者数も大幅に増加し、平成26年には183万人とやはり過去最高となっています。
 平成27年は円安と観光ビザの発給緩和などで外国人宿泊客が全国的に激増し、京都も前年比35%増となりましたが、今回のワールドベストアワードからの首位転落がどう影響するのか注目されるところです。

2016年7月6日水曜日

三重県が離脱条例案を7月議会に上程

 一部の新聞に掲載された 中部地方離脱問う条例案、7月にも提出 三重 という記事が波紋を呼んでいます。(6月25日付け)

 これによると、三重県は一般的に愛知県、岐阜県とともに「中部3県」と位置づけられ、文化的にも中部地方に近いとされています。
 しかし愛知県に隣接する北勢地域に比べて、滋賀県や奈良県に隣接する伊賀地域などは近畿の影響が強く、文献や辞典にも三重県を近畿地方に分類するものは多く見られます。
 おもしろおかしいお国自慢論争としてはともかく、公式の政治的な場においては「三重は中部か?近畿か?」という帰属問題は一種のタブーであり、三重県(庁)の公式見解も「中部と近畿の両地域に属している」という折衷的なものです。 
 しかし、一部の県議から「このような不安定な帰属が県民のアイデンティティ危機を招いている」という声が上がり、中部圏知事会など中部地方に属する全ての機関から離脱して、近畿地方の諸機関に属するべきとする骨子の 中部地方離脱の可否を問う住民投票条例案(通称:ミエグジット(Miexit)条例)が7月議会に上程されることになったとのことです。

2016年7月5日火曜日

2つのテロに通底する狂気

 バングラデシュの首都・ダッカの中心部で、現地時間の7月1日夜に発生したレストラン襲撃テロ事件の犯人が、高学歴で裕福な若者たちだったことが波紋を呼んでいます。
 日本人7人を含む20人が死亡したこの事件の実行犯は、20歳~28歳のバングラデシュ人の男7名。この中には一流大学を卒業した後、マレーシアの大学に留学した者や、授業を英語でする学費の高い地元校の卒業生もおり、テロ現場でも外国人には英語で会話していたとのこと。
 捜査当局によれば実行犯グループはバングラ国内のイスラム過激派組織「ジャマトゥルムジャヒディン・バングラデシュ」のメンバーで、現時点ではISやアルカイダなどの国際テロ組織とのつながりは不明です。
 が、ISでも、ヨーロッパ在住の裕福で高学歴の若者がシリアなどに密入国して戦闘員になる事例が後を絶たず、なぜこうした若者たちが卑劣なテロ行為に参画するのかは、世界的に深刻な問題となっています。
 しかし、わしと同年配の人間なら、ほんの十数年前、日本でも全く同じ事例があったことにすぐ思い至るはずです。
 批判者の殺傷事件や、松本サリン事件、地下鉄サリン事件などを起こしたオウム真理教を名乗る狂気の宗教集団(カルト宗教)の事件です。

2016年7月4日月曜日

京都鉄道博物館に行ってみた


 今年4月にオープンした、京都鉄道博物館に行ってきました。京都は真夏のような気候で、いやー暑かったのなんの。

 京都鉄道博物館は京都駅から約2m離れた場所(下京区)にありますが、ここはかつて蒸気機関車の車庫と貨物駅があった場所で、たくさんの蒸気機関車が動態保存・展示されていた「梅小路蒸気機関車館」があった場所です。
 ここに、大阪市にあって平成26年4月に閉館した「交通科学博物館」が移転して合体し、リニューアルされたのが「京都鉄道博物館」である、というイメージになるかと思います。

 わしは、「梅小路蒸気機関車館」も「交通科学博物館」も行ったことがあるので、その意味では全然知らない世界に来たというより、あれが今度、どんな風になったのかなあ、という程度のまったく軽い気持ちでの訪問でした。
 何しろ大変な暑さと、休日でかなりの混雑だったので、展示面積が31000㎡、展示車両53両もあり、JR東日本の「鉄道博物館」とかJR東海の「リニア・鉄道館」を上回るという広大な規模の施設内を、熱中症にもならずバテないで歩き回れるのかという心配が頭をよぎったほどでした。

2016年7月3日日曜日

商標出願の10%は同一人物によるもの?

 群馬県太田市が、今年の秋のオープンに向けて現在建設中の市美術館・図書館の名称について、当初は「おおたBITO」という愛称を予定していたところ、今年1月になって民間企業がすでに「BITO」という商標登録を申請していたことが判明し、市は「おおたBITO」の名称使用を断念したことが報じられていたのをわしもかすかに記憶していた気がします。実はこの太田市の施設、ロゴマークをデザインしたデザイナーが、東京オリンピックのロゴの盗用疑惑が報じられたその人であったことから、やはり昨年の秋にロゴマークの採用を中止しています。商標にしろ、デザイン(意匠)にしろ、いわゆる知的財産権に関して、地方自治体の意識や知識は十分ではありません。太田市の例は極端な例でしょうし、事前に問題を把握したうえでとった対応としては、それなりに適確だったように思います。
 そんなことを思い出したのは、朝日新聞に「商標権のパテントトロール」とでも言うべき人物のことが書かれた記事を読んだからです。(7月2日朝刊 ニュースQ3 商標出願 1人が「乱発」て、あり?)
 この記事によると、1年で1万4786件の商標出願を特許庁に対して行った会社とその代表者がいるとのこと。この2者による出願は、国内の全商標出願数の約1割をも占めています。

2016年7月2日土曜日

コピーキャットとしてのビートルズ

 昭和41年(1966年)にザ・ビートルズが来日公演をしてから今年で50周年に当たるということで、テレビやラジオ、雑誌などでさまざまな特集が組まれていました。
 その当時のプロモーターや実際にメンバーを取材したジャーナリスト、さらには史上空前と言われた大警備体制を陣頭指揮した元警察官僚まで、さまざまな立場の人が懐かしい思い出や、知られざる秘話を披露していたのをわしも興味深く見聞きしていました。
 それにしても、星加ルミ子さんや湯川れい子さんなど、今も活躍されているのを見ると、本当にすごいなと思います。わしが80歳になってポップカルチャーの話ができるような感性を持ち合わせているとはまったく思えないので、むしろこの人たちのバイタリティが印象深かった50周年でもありました。
 まあ、それはさておき。
 わしもすべてのメディアを見たわけではありませんが、ビートルズの音楽性とか音作りのルーツについて深く掘り下げた番組はそれほど多くなかったような気がします。ビートルズは間違いなく天才的な空前絶後のイノベーターだし、才能にも恵まれ、努力も重ねていたのでしょうが、必ずしも当初からオリジナリティに溢れていたのではなく、むしろ他のアーティストのナンバーを積極的にカバーしコピーする、コピーキャットとしての非凡さも注目すべきではないでしょうか。